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スパドラ!最新USレポート Vol.544:快挙!「NCIS:LA 極秘潜入捜査班」のLL・クール・J、ラッパー初のケネディ・センター名誉賞を受賞へ

August 10, 2017

NCISLA_yr3_us250_0810.jpgNCIS:LA 極秘潜入捜査班」に出演中の LL・クール・Jが、米国の優れた芸術家に贈られる、第40回ケネディ・センター名誉賞を受賞することが分かった。

LL・クール・Jは、1984年にラッパーとしてデビュー。ヒップホップ・ミュージック初期を支えたアーティストとして活躍し、俳優としても映画『ディープ・ブルー』(1999年)、『S.W.A.T』(2003年)など多くの作品に出演している。

ケネディ・センターはLL・クール・Jについて、“ヒップホップ・アーティストかつエンターテイメント・アイコン”と紹介しており、今回がラッパーとしては初の名誉となる。

この快挙に、LL・クール・Jはツイッターで「ラッパーとして初めてケネディ・センター名誉賞を受賞することになった。何物にも代えられない最高の気分だ。夢に終わりはない。神は偉大なり」と歓喜のツイート。

さらに取材に答え、「ヒップホップが芸術の一つとして認知され、そして僕がその代表として母国(米国)から表彰されるんだからね。驚いたし、感謝している。謹んで、名誉にあずかるよ」と誇らしい気持ちを素直に語っている。

同賞は、その芸術に対する長年の功績を称える、格式高い賞。受賞のセレモニーは、12月3日、ワシントンD.C.のケネディ・センター・オペラハウスにて開催され、トランプ大統領夫妻も出席する。

今年の受賞者は、他にラテンミュージックのグロリア・エステファン、R&Bのライオネル・リッチーら。過去の受賞者には、クリント・イーストウッド(2000年)、エルトン・ジョン(2004年)、ブルース・スプリングスティーン(2009年)、小澤征爾(2015年)ら。今年49歳のLL・クール・Jは、1999年に受賞したスティーヴィー・ワンダー(当時)と並ぶ最年少の受賞者でもある。


<「washingtonpost.com」 8月3日付け>