1991年の映画『ターミネーター2』でブレイク、以降、映画やTVに活躍する
ロバート・パトリックが、米CBSのインタビューに答えた。米で今秋シーズン4を迎える「
SCORPION/スコーピオン」出演のきっかけ、また『ターミネーター2』にちなんだ質問にもユーモラスに回答している。
近年は、「Xファイル」「ザ・ユニット 米軍極秘部隊」そして「SCORPION/スコーピオン」と、TV出演が続くロバート。それでも映画史に残るインパクトの強いキャラクター、T-1000役(『ターミネーター2』)の印象は強烈だ。映画からTVへ、そのきっかけは何だったのだろう?
「この仕事を始めた時、僕は映画しかやっていなかった。そのうち、TVにも素晴らしい作品があることに気が付いたんだ。それから、CBSのパイロット版にトライして、レスリー・ムーンブスさん(CBS社長)の目に留まったのさ。『ザ・ユニット 米軍極秘部隊』に出演することになり、今は『SCORPION/スコーピオン』というわけ。『SCORPION/スコーピオン』の話があった時、ちょうど僕はロサンゼルスでできる仕事を探していた。家から近いところで仕事がしたかったんだ。『SCORPION/スコーピオン』の撮影には、1シーズンで9か月半から10か月かかる。つまり9か月半から10か月の間、仕事を探さなくて済むのだから助かるよ」
ロバートのように、映画を中心にキャリアを築き、その後TVへと主な活動の場を移した俳優にとって、やはりTVシリーズの安定感は魅力なのだろう。すでにキャリアは30年超、しなやかなアンドロイド(T-1000)役で注目を浴びた、ロバートももう57歳だ。
では、「SCORPION/スコーピオン」で、天才集団“スコーピオン”のハンドラー、
ケイブ・ガロ役を演じるロバートにとっては、究極の質問かもしれない。もし、スコーピオンとT-1000が対決したら、どちらが勝利を収めると思う?
「その質問は、僕が『SCORPION/スコーピオン』について受けた質問で、一番ユニークかもしれないな。そうだねえ…。徐々に、スコーピオン・チームは奴をやっつける唯一の方法に気付くんじゃないかな。奴を液体窒素で凍らせて、溶鉱炉に放り込むのさ!」
ロバートの気持ちは、今やT-1000よりスコーピオン。シーズンを重ねて団結力はアップ、よりパワーアップした「SCORPION/スコーピオン」が楽しみだ。
<「newyork.cbslocal.com」 5月8日付け>