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December 6, 2013
ジェームズ・スペイダー主演「ブラックリスト」2013年秋放送 新ドラマのNo.1に決定!
アメリカのエンターテイメント業界紙バラエティが、2013年秋に放映を開始した新ドラマのNo.1に「ブラックリスト」が選ばれたことを報じた。
「ブラックリスト」は、2013年9月23日に第1話が放映された際、1820万人の視聴者を獲得。その視聴者のうち、1/3近くはデジタル録画装置で録画して観ていたという、異例の視聴パターンで業界人たちに注目された。「ブラックリスト」の放映局NBCは、なるべく多くの視聴者を獲得すべく、人気の歌唱力コンテスト番組「The Voice」に続く番組枠に同ドラマを組んだが、録画して観た視聴者たちが非常に多かったという事実は、彼らが必ずしも「The Voice」を観たついでに「ブラックリスト」を観たわけではなく、わざわざ選んで観たことを示唆するものである。
「ブラックリスト」の人気は回が進んでも衰えることはなく、2013年12月2日放送の第10話では、第1話に次ぐ高視聴率を記録。平均視聴率の点でも文句無く2013年秋にデビューした新しいドラマのNo.1になっただけでなく、NBC局で放映された「アース2」が高視聴率を記録した1994年以来、同局では最も高い視聴率を記録したドラマとなった。
「ブラックリスト」大成功の要因について、ウォールストリート・ジャーナル紙の芸能記者、ジョン・ジャーゲンセンは、「『ブラックリスト』のクリエイターたちは、主要登場人物のキャスティングから週ごとのアクションの幅の広さまで、自分たちがコントロールできる限りの事について綿密な戦略を練ったから」と分析する。 キャスティングについて、すべてのメディアが口を揃えて絶賛しているのはレッド・レディントン役のジェイムズ・スペイダーだが、「ブラックリスト」のクリエイター、ジョン・ボーケンキャンプは、スペイダーが脚本に書かれている台詞に素晴らしいユーモアのセンスを加えてくれることを明かした。例えば、パイロット・エピソードに出てくる台詞で「I call it the Blacklist.(私はそれをブラックリストと呼んでいる)」というレッドの台詞があったが、撮影時にスペイダーはこの台詞を「Let's call it the Blacklist. That sounds exciting! (それをブラックリストと呼ぼうじゃないか。ワクワクするような響きだろう!)」と変えたとか。ボーケンキャンプは、「無造作な台詞にすることで、視聴者をぐっと惹き込むことができたと思う」とスペイダーの才能を賞賛する。
また、ジャーゲンセンは、レッドとFBIエージェントのヒロイン、エリザベス・キーンや彼女の同僚たちが追うターゲットのバラエティの豊かさを指摘。「各エピソードが、それぞれ、映画の1ジャンルを成していると考えるようにしているんだ。この週は僕たちなりのホラー映画で、次の週は医療もの、といった具合にね。そうやって、いろいろな世界に触れていくことで、その週のエピソードの雰囲気がおのずと定まってくるんだ」
アメリカにおける「ブラックリスト」の新年明けての初放映日は1月13日。アメリカのファンはクリスマス休暇の間中、このエキサイティングなドラマの放映再開を心待ちにすることになりそうだ。
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