ブラックリスト

ジェームズ・スペイダー主演!
全米視聴率ナンバーワン!新たな海外ドラマの大本命と話題沸騰中の最新超大型サスペンス

ブラックリスト

作品概要

全米視聴率ナンバーワンを記録し話題沸騰!エミー賞受賞のジェームズ・スペイダー主演最新作!

彼は敵か味方か。FBIをも操り世界中の凶悪犯罪の“頂点”に立つ男、再び・・・。
アクション・サスペンス超大作「ブラックリスト」最新シーズン、日本初上陸!!

◆イントロダクション

FBIもCIAもその存在すら知らない凶悪犯罪者たちが居るとしたら。そんな犯罪者達の情報を網羅している“リスト”を所持している男がいたら。そして、その男自身がFBIの最重要指名手配犯でありながら、そのリスト=ブラックリストに載っている犯罪者たちの捕獲に協力しようと申し出たら?そんな大胆な設定で始まるドラマが、2013年9月より全米ネットワークNBCにて放送スタートした最新超大型サスペンス「ブラックリスト」である。

世界中の犯罪者たちの裏取引に協力をし、「犯罪コンシェルジュ」と呼ばれる国際的な最重要指名手配犯レイモンド・レディントン (通称レッド)が突然FBIに出頭、彼がこれまで関わってきた凶悪犯罪者達に関する情報を提供し、彼らの逮捕に協力すると申し出る。ただし、彼がFBIに突きつけた条件は新人捜査官のエリザベス・キーンを担当にすること、というものだった。面識すらないはずの二人。レディントンの持つ情報とはいったいどんなものなのか。彼の真の狙いは何なのか…。

レディントンを演じるのは、映画『セックスと嘘とビデオテープ』、TV「ボストン・リーガル」などで有名な俳優ジェームズ・スペイダー。これまで、二枚目エリート青年、天才科学者、弁護士と様々な役に扮して演技の幅の広さを見せてきたスペイダーだが、「ブラックリスト」では、何を考えているか判らないようなエキセントリックな雰囲気を醸し出して謎に包まれた犯罪者レディントンを体現している。そのレディントンが自分と接する唯一の人間として指名したのは、エリザベス・キーンというFBIの新米捜査官。新人ながらもレディントン相手に強気で挑むエリザベス役を「LAW & ORDER: LA」のメーガン・ブーンが好演している。

“ブラックリスト”に載っている犯罪者は世界中に点在しているため、物語の舞台はレディントンが拘束されているFBIに留まらず、世界各地に広がる。究極のワルたちを相手にするゆえ、映画並みのスケールの大規模なアクション・シーンが展開して視聴者を楽しませてくれる。同時に、次第に解き明かされていく謎と共に、レディントンとエリザベス、彼らを取り巻く様々な人間関係も変化。そこに生まれる心理サスペンスも本作の見どころとなっている。

本作は全米メディアの前評判も良く、放送を待ち望むファンがSNS上で盛り上がりを見せるなど、放送前から多くの話題を集めていたが、米NBCにて2013年9月23日に放送された初回エピソードでは、1,258万人という高い視聴者数を獲得!他の新番組や新シーズンの人気ドラマを押しのけて、時間帯トップの好発進となった。

さらに、米国のみならず、日本をはじめとする世界各国でも多くの話題を集め、その“人気の証”ともいえるスピンオフ・シリーズの制作も決定!ライアン・エッゴールドが演じるトム・キーンを主人公に展開するスピンオフ「The Blacklist: Redemption(原題)」は同じNBC局にて2017年に放送され、本シリーズとともに注目を集めた。注目の全米最新超大型サスペンス「ブラックリスト」、スーパー!ドラマTVにて独占日本初放送!

◆作品解説


高視聴者数を獲得してデビュー!

本国アメリカでは2013年9月23日にNBC局で放映開始された際、1,258万人が視聴。同日同時間帯に放映を開始し、750万人が視聴したのみに留まったCBS局の新作「HOSETAGES ホステージ」に大きく水をあけてのスタートになった。翌週の第2話は約1,135万人の視聴者数を記録し、放送日翌日から一週間以内にDVRで録画視聴した視聴者数の記録において“史上最多記録”を達成。2013年秋シーズンの新作ドラマの中では、トップレベルの成功を収めており、人気・視聴率共に高く評価されている。

早くも シーズン1 全22話 フル・シーズンの製作・放映決定!

高視聴者数を獲得し、米メディアでも今シーズンのヒットドラマと目された「ブラックリスト」は、2話目が放映された段階で、早くもシーズン1 全22話の製作・放映が決定した。数ある新ドラマの中でもいち早く、且つ視聴率競争が激しい米テレビ界では異例のスピードで、フル・シーズンの製作が決定したというニュースは米メディアでも大きく取り上げられ、話題を集めた。

回を追うごとに登場人物たちが秘めている謎が明らかにされていくスリル

「ブラックリスト」の謎はレディントンの真意だけではない。レディントンがなぜエリザベスを指名したのか?エリザベスが語ろうとしない過去とは?そして彼女の過去にレディントンがどう関わってくるのか?また、第1話の終盤では、彼らの周辺人物についての疑惑が示唆され、謎を秘めているのはレディントンエリザベスだけではないことが明らかになる。
「ブラックリスト」のクリエイターでプロデューサーと脚本家も務めるジョン・ボーケンキャンプは、「ブラックリスト」の脚本を書くにあたって心がけたことを以下のように語っている―「視聴者が『話が見えてきたな』と思ったら、足元をすくうようにその予想を裏切りたいんだ。どんな展開になるのかということを視聴者には絶対に知られたくない。僕たちの仕事は、毎週、毎週、まったく先が読めないようなストーリーを提供していくことだからね。」

映画並みのスケールのアクションと練り上げられた心理サスペンス

“ブラックリスト”に載っている犯罪者は世界中に点在しているため、物語の舞台はレディントンが拘束されているFBIに留まらず、世界各地に広がる。究極のワルたちを相手にするゆえ、映画並みのスケールの大規模なアクション・シーンが展開して視聴者を楽しませてくれる。それと同時に、次第に解き明かされていく謎と共に、レディントンエリザベス、彼らを取り巻くFBI捜査官チーム、エリザベスと夫トムらの人間関係も変化、そこに生まれる心理サスペンスも本作の見どころとなっている。

1話完結型と連続ドラマの醍醐味を併せ持つ構成

「ブラックリスト」は、毎回、“ブラックリスト”に載っている世界中の犯罪者をエリザベス・キーンらFBIの捜査官たちが追跡するという1話完結の形を取っているが、それと同時に、回を追ってレディントンがFBIに進んで協力している真の意図が次第に明らかにされていくという連続ドラマの性格も併せ持つ。すなわち、視聴者は「今度はどのような犯罪者がどのように捕えられるのか」と毎回、新鮮な期待を抱けると共に、レディントンの計画が少しずつ形を成していくのを焦らされながらもワクワクして見守るという醍醐味が味わえるのだ。

個性的なキャラクターの魅力

レイモンド・“レッド”・レディントンは複雑なキャラクターである。彼が考えていることはFBIの辣腕プロファイラーでも見抜けない。優しく慈悲深い言葉を口にしたかと思えば、次の瞬間には冷酷きわまりない発言が平気で出てくる。視聴者もレディントンが善玉なのか悪玉なのか、なかなか決めかねるに違いない。俳優としてのこれまでのキャリアで善人も悪人も演じてきたジェームズ・スペイダーだからこそ出せる両面性だ。緊張感が張り詰めたような場でしれっと冗談を言える独特のユーモア感覚も、アンチヒーローとしてのレディントンの魅力を高めている。演じるスペイダー曰く「トラブルメーカーを演じるのはすごくオイシイ」そうである。対するエリザベス・キーンは、新米捜査官であるにもかかわらず、最重要指名手配犯だったレディントンを尋問するという大役をいきなり任せられても「私が新人だから簡単に操れると思っているのでしょうが、彼は私をよく知らないですからね」と言い切る強さを見せる。クリエーターのボーケンキャンプは、「ブラックリスト」のアピールについて、「毎週、解決すべき素晴らしい事件が起こり、様々な犯罪者が登場する。だが僕にとって、この作品をワクワクして書き進められるのは、登場人物に魅力を感じているからにほかならない」と語っている。

視聴者からも寄せられている熱いラブコール

米エンターテインメント・サイト、「E!オンライン」が、2013年9月から始まった新ドラマの放映続行を希望するか、打ち切りを希望するかを訊ねるアンケートを実施したところ、「ブラックリスト」については、87.66%が「続けさせるべき」と答えた。これは、2013年9月から始まった新ドラマの中では、FOX局の「Sleepy Hollow(原題)」(85.53%)やABC局の「Marvel's Agents of S.H.I.E.L.D.(原題)」(85.45%)を抑えての堂々の首位。また、「ブラックリスト」の公式フェイスブックには、早くも「新番組の中では断然ベストなドラマ」、「ジェームズ・スペイダーが最高!」、「アクション満載だけど賢く作られているうえにウィットが利いている。素晴らしいドラマだ」などのコメントが殺到!本国アメリカをはじめ世界各国で視聴者がワクワクしながら観ている様子が浮かぶような声が続々と寄せられていることからも、その人気のほどがうかがえる。

◆シーズン2の見どころ


シーズン2も高視聴率スタートで絶好調!

全米ではシーズン2が2014年9月22日より放送スタート。シーズン2第1話では、ライブ視聴で同日同時間帯のトップとなる1,234万人という高い視聴者数を獲得!DVR(デジタルビデオレコーダー)での録画視聴を含めた合計3日間の数字では、1,740万人を獲得した。この数字は、昨年9月のシーズン1第1話における、合計3日間の視聴者数1,690万人を上回る好発進。また全米地上波の成人18歳~49歳層の視聴率においても、同日に放送された「SCORPION(CBS)」、「GOTHAM(FOX)」、「FOREVER(ABC)」などの他局の大作ドラマを凌ぎ、No.1を記録!さらに、NBCでの放送開始前に、米映像ストリーミング配信サービス大手のネットフリックスが、本作のオンラインでの放映権を破格の値段で購入したことも全米では大きな話題を呼んだ。

メアリー=ルイーズ・パーカーがゲスト出演!

シーズン2では「Weeds ~ママの秘密」でもおなじみのメアリー=ルイーズ・パーカーがゲスト出演。メアリー=ルイーズ・パーカーが演じる役はレッドにとっては最も触れられたくなかった存在のようで、彼女の名前を聞くや否や、レッドは表情をこわばらせてしまう。彼女はレッドの何を語るのか。レッドと彼女の対面シーンは、シーズン2のハイライトの一つ、見逃せないものとなりそうだ。

ヒートアップするレッドとエリザベスの真相は?

「ブラックリスト」最大の謎といえば、“エリザベスの父親は誰なのか?”。シーズン1ではエリザベスが「あなたは私の父親なの?」とレッドに問うが、しばしの沈黙の後、答えは「ノー」。しかし、ファンの間では(あの沈黙が怪しいと)“レッド父親説”も根強く残っている。
さらに養父の死後、エリザベスは瀕死のトムから「君の実の父親は生きている」と聞かされる。いつまでたっても何も語ろうとしないレッドに不満を募らせるエリザベストムレッド、そして彼女自身に関する真実を突き止めようと行動を起こす。果たしてその真相はいかに?

“ブラックリスト”の凶悪犯は犯罪手口も演じる俳優もさらに個性的に!

レッドが名前を挙げる“ブラックリスト”の凶悪犯達は、良心のかけらもない残忍な面々だが、その犯罪の手口は個性にあふれている。シーズン1では死体処理のエキスパート“シチューメイカー”、痛みを感じず、いかなる拷問にも屈しない“運び屋”などが登場。他の犯罪ドラマには珍しい個性的な凶悪犯達、また彼らとレッドの“奇妙な友情”の裏には一体何があるのか…?
そんな“ブラックリスト”の犯罪者を演じる豪華なゲストスターも見どころの一つ。「ブレイキング・バッド」ジェーン役でおなじみのクリスティン・リッターや、ゲイル役デヴィッド・コスタビル、他にもピーウィー・ハーマンとしても知られるコメディアンのポール・ルーベンスら、個性派俳優が作り上げるインパクト大の“悪役”達も見逃せない。

“レッド”という独特のキャラクターを生み出したジェームズ・スペイダー

『セックスと嘘とビデオテープ』『セクレタリー』など主演映画も高い評価を受けているジェームズ・スペイダー。これまでに「ザ・プラクティス」「ボストン・リーガル」に主演し、その両方でエミー賞最優秀主演男優賞を受賞している。この他にもさまざまなTVシリーズに出演している彼だが、今回の「ブラックリスト」ではエキセントリックな雰囲気を醸し出して謎に包まれた犯罪者レイモンド・“レッド”・レディントンを体現。自身も製作の最初の段階から関わり、脚本チームとも連絡を密に取り合うなど番組作りに積極的に取り組み、“レッド”という謎の男のキャラクターを精巧に作り上げている。レッドのファッションには欠かせない“帽子”についても、スペイダー自身のアイデアから生まれたものだという。そんなスペイダーがレディントンを演じる上で心がけていることは、可能な限り“ユーモア”を入れ込むことだという。「レッドが自分と同じユーモアのセンスを持っているかどうかはわからないけれどね。」

◆シーズン3の見どころ


容疑者エリザベス・キーン、共犯レイモンド・レディントン。
二人は、過去そして現在をつなぐ、強大な陰謀に立ち向かう!

今回のシーズン3では、政府の要人を殺害した容疑でFBIの指名手配犯となったエリザベスメーガン・ブーン)が、レディントンジェームズ・スペイダー)と共に逃亡者の身となる。レディントンが持つ人脈や秘密工作といった闇の世界に足を踏み入れることになるエリザベス。かつての同僚であるレスラーがFBIの捜査チームを率いて大規模な追跡捜査を行う一方、レディントンエリザベスを亡き者にしようと陰謀組織「結社」もある計画を立てている。FBIの追跡をかわしながら、「結社」が放つ刺客と攻防戦を繰り広げるレディントンエリザベス。逃亡者となった二人が、逃避行の果てにたどり着く真実とは?

全米ではシーズン3が2015年10月1日より放送スタート。今シーズン第1話は、シーズン2最終回の記録を上回る高視聴率を獲得。当日(ライブ)視聴および録画を含めた7日以内の録画視聴上昇率(18-49歳層)ランキングにてナンバーワン※を記録し、本国アメリカをはじめ世界各国で大きな話題を集めている。

*米ニールセン調査: 2015/9/28~10/4 録画視聴上昇率ランキング(18-49歳層)第1位

アドレナリン全開のエリザベスとレディントンの逃亡劇

シーズン3は、上院議員暗殺の濡れ衣を着せられたエリザベスが、黒幕の司法長官トム・コノリーを射殺して、レディントンと共に追われる身になっている状態で始まる。クリエーターのジョン・ボーケンキャンプが「パワーアップされたボニーとクライド」と呼ぶエリザベスレディントンはFBIに追われているうえ、その陰謀を暴こうとする「結社」からも追われるという切羽詰まった状況に置かれる。そんなシーズン3について、ボーケンキャンプは「シーズン1と2では、エリザベス・キーンが自分の過去や家族について疑問を持ち、その謎に迫ろうとするところを描いていたけれど、シーズン3では彼女にそんな暇はない。自分にまつわる秘密や記憶にこだわっている余裕など無しで、現在の状況を切り抜けていかなければならなくなる。これまでのシーズンが過去に目を向けていたのに対し、シーズン3は今、その瞬間の彼らにフォーカスが当てられている」と説明する。それゆえ、ボーケンキャンプが「アドレナリン全開の逃亡劇」と称するシーズン3は、これまでよりさらにスリリングな展開が期待できるシーズンになっている。

“容疑者”エリザベス・キーンの苦悩

正義のために闘うFBI捜査官という仕事と、愛し愛される夫を持つという満ち足りた生活が、レディントンの出現によってもろくも崩れ去ってしまったエリザベス。さらに、母親がロシア人スパイだったという出自を利用されて陰謀に巻き込まれ、自己防衛のために殺人を犯すことになる。
FBI捜査官として“ブラックリスト”の犯罪者を追っていたエリザベスは一転、FBIの指名手配犯となり、レディントンが持つ人脈や秘密工作といった闇の世界に足を踏み入れることになるのだ。FBIのみならず、二人を亡き者にしようとする陰謀組織「結社」の追跡をかわすためには、“ブラックリスト”の犯罪者たちをも利用せざるをえない。犯罪者の手を借りてまで逃亡しなければならないのか。FBIの指名手配犯となり、かつての同僚に追われる身となってレディントンの生きるダーク・ワールドに足を踏み入れるという、これまでの生き方から180度の転換を迫られて苦悩するエリザベス。その変貌は、逃避行のためにエリザベスがブルネットの地毛をブロンドに染めるシーンに象徴されているが、それについてエリザベスを演じるメーガン・ブーンは「金髪になった彼女はぐっと母親に似るようになるの。彼女は自分が謎だと思っていた女性に近づいていくのよ」と指摘する。シーズン3では、そんなエリザベスの変貌とそれを見守るレディントンにも注目だ。

トム・キーンとエリザベス。気になる二人の関係は・・・

レディントンが現れるまでは、誰から見ても理想的な夫婦だったエリザベストム。ところが、トムは、レディントンとその敵ベルリンに雇われた潜入工作員だったことが判明。監視する任務で近づいたはずではあったが、エリザベスへの愛情は本物であると主張するトムは、その後もエリザベスを救うため危険をかえりみずに帰国するなど、これまで度々エリザベスの窮地を救ってきた。そんなトムエリザベスもいつしか心を開き、一時は敵同士だった二人ではあるが、和解して互いへの愛を確かめ合う。やがてトムは、アメリカを捨てて航海の旅に出ようとエリザベスを説得するが、エリザベスは「結社」の陰謀を阻止するため、レディントンと逃避行の旅に出ることに。再び別れを決めた二人だったが、エリザベスが、無実の罪を着せられて逃亡者の身になっていることを知れば、トムは必ず戻ってくるはず。エリザベスを救うために、彼はどんな行動を起こすのか。見ている者は、逃避行を続けるエリザベスレディントンの運命だけではなく、エリザベストムの関係の行方についてもハラハラさせられるのである。

エリザベスの逃亡劇で浮き彫りにされる人間関係

これまではレディントンと共に行動することはあっても、あくまでFBIに属する捜査官だったエリザベスが、シーズン3では、逆にFBIに追われる身になることで、登場人物たちの人間関係も大きな変化を迎える。まず、更迭されたクーパー本部長に代わってエリザベスレディントンの追跡捜査の陣頭指揮を執ることになったFBI捜査官のレスラーは、自分のパートナーだったエリザベスがロシアのスパイで上院議員を暗殺したとは信じられないながらも、仕事上の責任感ゆえ捜査の手を緩められないジレンマに苦しむ。それに対し、レスラーに同伴してエリザベスレディントンを追うナヴァービは冷静な視点で任務をまっとうしようとする。イスラエルの諜報機関「モサド」の辣腕エージェントで後からチームに加わったという経緯もあって、ナヴァービエリザベスレディントンの二人とは常に一定の距離を保ってきたことが良くわかる一幕である。一方、チームの中で最も温かい人柄の持ち主であるITスペシャリストのアラムは、レスラー以上にエリザベスが背信行為をしたことが信じられず、事あるごとにエリザベスレディントンを追い詰める捜査に躊躇いを見せる。クーパーに至っては、エリザベスレディントンの追跡捜査に加わっていないことを逆手に取って、密かに二人を支援する行動に出る。
製作総指揮を手がけるジョン・アイゼンドレイスは、「このドラマは常にレディントンエリザベスの関係を中心に展開してはいるが、シーズン3では、ストーリーのフォーカスの対象を広げて他のキャラクターたちについてより深く描き込むチャンスが到来する。エリザベスレディントンの追跡劇を通して、彼らを取り巻く周囲の人間たちのドラマを掘り下げていきたいと考えているんだ」と語っている。シーズン3では、これまでレディントンエリザベスの陰に隠れて脇役にあまんじてきたキャラクターたちにもスポットライトが当てられ、レスラーアラムトム・キーンといった、イケメン脇役キャストのファンにとっては、嬉しいシーズンになりそうだ。

毎回登場する「ブラックリスター(悪役)」も相変わらず健在

エリザベスレディントンがいかにして追っ手をかわしつつ「結社」の悪行を暴いていくかという、より連続ドラマの要素を濃くして、いよいよスリリングな展開を見せる「ブラックリスト シーズン3」は、エピソードごとに登場する“ブラックリスト”に載った「ブラックリスター(悪役)」も健在。インターネット・メディアをコントロールするハッカー集団、受刑中の辣腕弁護士、農作物テロリスト、顧客の夢想を実現させるという謎の人物などなど、ユニークな悪役が毎回登場して、ドラマをさらに盛り上げている。
そんな“ブラックリスト”の犯罪者を演じる豪華なゲストスターも見どころの一つ。
シーズン3では『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』のエディ・ガテギが、新キャラクター“ミスター・ソロモン”として登場。『ショート・サーキット』のフィッシャー・スティーヴンスや、前シーズンにも登場したピーウィー・ハーマンとしても知られるコメディアンのポール・ルーベンス、“局長”を演じるデヴィッド・ストラザーンら、個性派俳優が作り上げるインパクト大の“悪役”たちも見逃せない。

◆シーズン4の見どころ

真実が遂に明らかに!?犯罪者レイモンド・“レッド”・レディントンがエリザベス・キーンを選んだ理由とは?

シーズン4では、エリザベス・キーンの父親であることを名乗り、彼女とその娘アグネスを誘拐した謎の人物アレグザンダー・カークから、エリザベスたちを取り戻そうと、レディントンとFBIがダイナミックな救出劇を展開。そのエリザベスは、疑いながらもアレグザンダー・カークと過ごすことで、少しずつ過去の記憶を思い出していく。しかし、これまで生死を共にしてきたレディントンが自分の父親ではないのか、と考えていた彼女は真実を知るため、自分の出生にまつわる真相を追い始める。一体彼女の父親は本当は誰なのか。アレグザンダー・カークが父親であるならば、なぜ、レディントンエリザベス・キーンを見守り続けてきたのか。彼女の存在は一体何なのか。スケールの大きいアクション・シーンや個性的な悪役たちだけでなく、登場人物たちの人間関係をめぐる緊迫感溢れるドラマも見逃せない。

レディントンかアレグザンダー・カークか?父親の正体がついに明らかに!?

これまで、エリザベスの父親に関してレディントンが語ってきたことは、外国の情報収集が仕事であり、KGB局員カタリーナ・ロストヴァの夫で、火事の夜に亡くなったということだった。やがてエリザベスは、火事の夜、当時4歳の自分が父親に銃口を向け発砲したことを思い出す。一方、レディントンに雇われていた潜入工作員でエリザベスの夫トム・キーンは、彼女に父親は「生きている」と告げる。レディントンがもしかしたら父親かもしれないと疑いつつ、エリザベスは自分の過去、そして母親のことを探り始めるのだった。
そんな中、エリザベスに「自分こそおまえの父親だ」と告げるアレグザンダー・カークが登場。国際的犯罪者で敵とみなしていた男による衝撃の告白にエリザベスは大きなショックを受けるが、カークは本当にエリザベスの父親なのか?レディントンは、カークとエリザベス、そしてエリザベスの母親だとされるカタリーナ・ロストヴァとはどういう関係にあった人物なのか?これまで、レディントンエリザベスの父親ではないかという疑問が何度となく浮上してきたが、シーズン4ではエリザベスの父親をめぐる謎がついに解き明かされる……!?

マーシャ・ロストヴァ。エリザベス・キーン。彼女の正体とは?

「君の母親は伝説のスパイだ。 多くの秘密を抱えたまま消えた……。」
カタリーナ・ロストヴァがモスクワで生んだ娘“マーシャ・ロストヴァ”の存在はほとんど知られていなかったのだが、“結社”がその名前を公にしたことで、エリザベスは何者かに執拗に追われることになる。その正体はエリザベスの父親だと名乗るアレグザンダー・カークだった。レディントンはなぜ、エリザベスを“父親”から守ろうとするのか。レディントンがいまだ語らない真実が存在するのであれば、エリザベスは一体何者なのか。
自分の意に反してアレグザンダー・カークによって連れ去られたエリザベスではあるが、カークと接することによって子供時代の記憶が蘇り、エリザベスは謎の存在である母親のことも思い出していく。ありとあらゆる手段を尽くしてまで自分とアグネスを傍におこうとするカーク。自分の父親がカークであるならば、父親でもないレディントンがカーク以上に自分を守ることにこだわるのはどうしてなのか?カークとレディントンをそこまで固執させる自分の存在とは一体何なのか。「ブラックリスト」のファンたちは、エリザベスと共に彼女の秘められた正体に迫ることになるのである。

新たな局面を迎えるレディントンとエリザベスの関係

「あなたが私の父親?」「……違う。」
FBI勤務初日に犯罪者レディントンに指名されて以来、人生が激変したエリザベス。そんな彼女にレディントンは、「理由は父親だ」とだけ伝え、時に父親のように接し、自分の身を顧みず助けてきた。火事の夜、当時4歳のエリザベスを親友であるサムに託し、潜入工作員トム・キーンを雇ってエリザベスを監視させ、その行動を見守ってきた。すべてはエリザベスを守るための行動だと断言するレディントンだが、彼女の父親でないのであれば、エリザベスを守る理由は一体何なのか?
一方、犯罪とは無縁の安全な世界で娘アグネスを育てたいと願うエリザベスは、レディントンの手の及ばないところに逃げようとする。さらに父親だと名乗るアレグザンダー・カークからは、レディントンこそが父娘の仲を引き裂いた張本人だと聞かされる。度重なる危機を共に乗り越えていくうちに信頼関係と絆が芽生え、一時はレディントンが自分の父親ではないかと考えていたエリザベスだったが、アレグザンダー・カークの登場により、エリザベスは自分の過去と向き合い、真実をつかむことを心に決める。
レディントンは、これまでと同じようにエリザベスを守ろうとはするものの、彼女が死を偽装してまで自分から逃れようとしたことは重く受け止めているようで……。2人の関係は新たな局面を迎えることになる。

チーム・レッド崩壊の危機!?

優れたドラマには、カリスマ性のある主役と共に忘れられない印象を残す個性的な脇役が欠かせないが、「ブラックリスト」も例外ではない。そんな脇役の1人がミスター・キャプランことケイト・キャプラン。デンベと共にレディントンの片腕的存在で、レディントンにとって都合が悪い犯罪現場の痕跡を完全に消滅させる“掃除屋”の役目を果たすのが常のキャプランだが、レディントンとの付き合いは一番長く、エリザベスの過去にも関わってきたことが示唆されている。おそらくレディントンが最も信頼を寄せていたキャプランが、エリザベスのためを思ってのことだったとはいえ、レディントンを騙してエリザベスの死の偽装工作に助力する。そんなキャプランをレディントンは果たして許すことができるのか?「ブラックリスト」のクリエイター、ジョン・ボーケンキャンプは、キャプランの運命について以下のようにコメントしている。「レッドの眼にはキャプランは自分を裏切ったとしか映らない。彼が裏切り者に対してどのような行動を取るかということについては、過去の例を見ればわかるから、キャプランにとっては良い方向には進まない。レッドとキャプランの関係は非常に難しい状況を迎えることになるんだ。」

気持ちが揺れるFBIのメンバーたち

エリザベスが娘アグネスを無事出産しながらも、出産直後に死んだというニュースが報じられた際は、エリザベスが様々な事件を共に解決してきた仲間であるFBIのメンバーたち、クーパーレスラーアラムナヴァービエリザベスの死を深く悲しんだ。それだけに、エリザベスの死はレディントンから離れるための偽装工作で実は生きているというニュースを聞いた時は、嬉しさと憤りが混じった複雑な気持ちにならざるをえない。中でもナヴァービエリザベスに欺かれたことが許せず、誘拐されたエリザベスたちを救助するためにキューバに急行するよう指示するクーパーの命令を拒否。やむなくレスラーが単独でキューバに向かうことになる。ナヴァービ同様、エリザベスの行為で傷つけられたと感じたアラムナヴァービの態度を軟化させようと試みるが、ナヴァービは頑なにエリザベスへの助力を拒む。それまで、レディントンの協力のもと、数々の国際的な犯罪者たちを追跡、逮捕してきたFBIチームだったが、エリザベスの偽りの死から生まれたわだかまりはやがて消えていくのか。しばらくの間は見るものをヤキモキさせそうである。

人気シリーズの証拠!スピンオフ・シリーズ制作決定!

2016年4月、人気のキャラクター、トム・キーンを主人公にしたスピンオフ・シリーズの制作が決まり、そのパイロット版としてシーズン3第22話「アレグザンダー・カーク(前編)」がオンエアされた。
スコティーことスーザン・ハーグレイヴ(ファムケ・ヤンセン)率いる“ハルシオン・イージス”は表向きは警備会社だが、傭兵や犯罪者、凄腕の工作員に最新鋭のテクノロジーをそろえ、政府機関が表立って動けない案件など、どんな仕事も金額次第で請け負う特殊部隊。“結社”と決別したソロモンを雇い、エリザベス誘拐を計画したのも、アレグザンダー・カークから依頼を受けた“ハルシオン”だった。レディントンは、アレグザンダー・カークの居場所を探るため、スコティーと手を組み、トム・キーンは“ハルシオン”のメンバーと共にある計画に参加することになる。
このエピソードの評判は期待通りのもので、NBCはスピンオフ・シリーズの製作を正式決定。2017年に全米での放送が控えている「The Blacklist: Redemption(原題)」にはトム・キーン役ライアン・エッゴールドと、スコティー役ファムケ・ヤンセン(『X-MEN』シリーズ)に加え、ソロモン役のエディ・ガテギ(『トワイライト』『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』)、タウニー・サイプレス(「HEROES/ヒーローズ」)らの出演が決まっている。レディントンエリザベスの“父親問題”と同じように、「The Blacklist: Redemption(原題)」では、孤児として育ったトム・キーンと、彼の母親であるらしいスコティーの“母親問題”も絡めて描かれていくという。「ブラックリスト」とも密接に関わっていくことになるだろう、「The Blacklist: Redemption(原題)」のヒットも間違いなしだ。

◆シーズン5の見どころ

“帝国”再建に尽力するレッド

世界中に広がる犯罪者ネットワークを持ち、各界で重要な役割を果たす人物たちとの強力なコネを武器に富を築いて“犯罪コンシェルジュ”の異名を取っていたレイモンド・“レッド”・レディントンだったが、忠実な配下だったミスター・キャプランを敵に回したことで、コネも金も失ってしまう。常に一流ホテル住まいで豪華な車を乗り回していた身分から、安モーテルに住んで車を盗んで宿代にする日々をおくるレディントン。今回のシーズン5は、そんなレディントンが自分の“帝国”を再建しようとするところから始まる。新たなクルーを招集して資金繰りするといっても、普通に求人募集をしたり投資家を集められるわけもなく、レディントンは素人にはとても思いつかない奇抜な方法でクルーを集め、資金を調達する。その過程で、警察や犯罪者たちを飄々と出し抜いていく様は、相変わらず見ていて小気味良い。

新たな局面を迎えるレッドとリズの関係

シーズン4の最終話で、DNAテストによって、レディントンこそエリザベスの実の父親である事が判明。レディントンが自分の父親であるという疑念が真実であることが証明されたことで、レディントンエリザベスとの関係は微妙な変化を見せる。それまではFBIエージェントとしての矜持を持ち、犯罪者のレディントンとの関係には一線を画していたところがあったエリザベスだが、レディントンが自分の父親だということが判ると彼に対する心境も変わってくるようで、エリザベス役を演じているメーガン・ブーンは以下のように語っている。
エリザベスは厄介なパパの面倒をみる羽目になるわけだけど、何かをやり遂げようとしたら規則に従ってばかりもいられないということを渋々認めるようになるの。それに、何と言ってもエリザベスレディントン一緒に行動することが楽しくなってくるのよ。この父にしてこの娘ありといったところかしら。」

スーツケースの人骨の謎

エリザベスを守ろうとして果たさずに自殺したミスター・キャプランは、トム宛に古びた人骨が収められたスーツケースを遺す。レディントンは、スーツケースがトムの手に渡った事を知らずに必死でそのスーツケースの行方を探す。一方トムは、エリザベスにはその存在さえ知らせずに、独自に人骨の謎を解こうとする。自分の命を危険に晒してまでエリザベスを守ろうとしたキャプランが遺したカタリーナの人骨は何を語ることになるのか?エリザベスレディントンの関係に大きな影響を与えることになりそうな人骨を手にしているトムは、人骨の謎が解けた時にどのような行動に出るのか?スーツケースの中の人骨をめぐる謎は、シーズン5の大きな見どころの1つだ。

FBIの面々をめぐるドラマも

シーズン4の最終話では、レスラーがヒッチンを誤って殺してしまった際、その後始末を“問題解決の達人”、ヘンリー・プレスコットに依頼するが、シーズン5では、レスラーがプレスコットに借りを作ったことを再認識。今後、何らかの状況でレスラーがトラブルに巻き込まれる事態になる可能性を示唆する。FBIの他のメンバーでは、アラムナヴァービが恋路を邁進中。有能かつ仕事熱心である2人なだけに、恋人関係が仕事の場にどのような影響を与えていくのかという“職場恋愛ウォッチング”を楽しむこともできるだろう。

クセのある俳優たちがゲストスター出演

ミスター・キャプランのせいで犯罪者ネットワークを失ってしまったレッドは、新たなチームメンバーをリクルートしていくことになるが、最初に目をつけたのは、資金源を調達するのに役立ちそうな横領犯のスモーキー・パットナム。演じるのは、トニー賞を受賞した実績もある舞台出身の俳優マイケル・アロノフ。「LAW & ORDER」や「エレメンタリー ホームズ & ワトソン in NY」などにもゲスト出演してテレビ界でも活躍している演技派俳優である。パットナムとコンビを組むことになるマネーローンダリングのプロ、ヘディ・ホーキンスには、「ザ・ソプラノズ」でトニー・ソプラノの妹ジャニスを好演していたアイダ・タートゥーロがキャストされており、クセのある俳優2人の競演に要注目。他にも、レスラーを煩わせることになりそうな“クリーナー(問題解決屋)”ヘンリー・プレスコットを演じるジェームズ・カルピネロ(TV「GOTHAM/ゴッサム」)や、「メンタリスト」のリグスビーことオーウェン・イオマンらも登場する。

作品基本情報

原題 ブラックリスト
THE BLACKLIST
データ 2013年~現在米NBCにて放送中/アメリカ/二カ国語&字幕/60分/HD作品
製作総指揮 ジョン・ボーケンキャンプ
ジョン・デイヴィス
ジョン・アイゼンドレイス
ジョン・フォックス
出演 ジェームズ・スペイダー
メーガン・ブーン
ディエゴ・クラテンホフ
ライアン・エッゴールド
ハリー・レニックス
ヒシャム・タウフィーク
アミール・アリソン
モズハン・マーノ
あらすじ

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