OC現場レポート

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マリッサ・クーパー役
ミーシャ・バートン

『The OC』に出演した最大の決め手は？

エグゼクティブ・プロデューサーのマックGとは、以前に仕事をしたことがあったので、彼のおかげで出演することができました。ピーター・ギャラガーなど、いい俳優が出演しているのも決め手になったわ。このドラマに出演して、本当にいい経験をたくさん得たと思っています。

マリッサとミーシャさんは似ていますか？

マリッサの元気のいいところ、ちょっと反抗的なところは好感が持てるけど、時々人に対してひどいことをやったりするのは、私自身とはかけ離れていると思う。でも、エンターテインメントとしては、マリッサは面白い役。そういう役ができて嬉しいわ。

マリッサはさまざまな恋愛を経験しますが、ミーシャさんの恋愛観は？

マリッサとは全く違う！　そこが私とマリッサのもっとも違う部分ね（笑）。

マリッサのファッションが大人気ですが、日本でもミーシャさんはファッションリーダーとしてとても注目されています。そのことについてどう思いますか？

自分が日本の若い女性たちに影響があるということに、とても驚いているの。私は自分がファッションリーダーという気は全くしていないけど、すごく光栄に思っているわ。個人的には、マリッサがドレスアップしたときよりも、もう少しリラックスしたときの服装が好き。

ミーシャさんが好きなブランドは？

ツモリチサトがすごく好きで、LAではサティーンという店で扱っているのでよくいくわ。バレンシアガやクロエも大好きで、クロエのパディントンバッグはお気に入りのひとつ。ロベルト・カバリは、私が出演した映画のコスチュームデザイナーだったことがあって、そのときに彼の洋服の魅力をよく知るようになってすっかりファンになったわ。後は大々的に有名ではない、小さなブランドも大好きよ。

美しさを保つために何か特別なことをやっていますか？

トレーナーがいるけど、ジムに行ったりとか、そういうのって基本的に好きじゃないからあまりやらない（笑）。でも、食事は健康的なオーガニックフード、有機野菜を食べてるように気をつけているわ。美容に関しては、特別にフェイシャルに行ったりっていうのはほとんどしない。自分でスクラブを使って角質をとるぐらいかしら。

『The OC』のほかに、映画の新作も控えています。ヘイデン・クリステンセンと共演する『Guilty Pleasures』は、時代物でイギリス人の役を演じるそうですね。

マリッサとは全く違うキャラクターよ。『TheOC』をずっとやっているので、それ以外のプロジェクトというのは、自分の演技の幅を広げるという意味でも積極的にやりたい。次回作では、シャーリー・マクレーンと共演するの。個人的に彼女の映画はとても好きなので、共演できることは今からすごく楽しみ！　時間があったら、舞台にもまた挑戦したいと思っているわ。

ライアン･アトウッド役
ベンジャミン・マッケンジー

『The OC』のライアン役に決まった経緯を教えてください。

オーディションのために脚本をもらって、読んだらすごく面白かったので、僕の叔父さんが脚本家なのですぐに彼に送ったんだ。そしたら次の日に連絡があって、「これはいいからオーディションを受けた方がいい」と言われた。その後、僕は何度も何度もオーディションを受けて、役をもらうことができたんだ。

『The OC』で演じているライアンとベンジャミンさん自身は似ていますか？

うーん、僕はテキサス出身で、この作品に出る前はチノにもオレンジカウンティにも行ったことがなかった。大学もちゃんと卒業してるし、あまり共通点はないかな。でも、もの静かなところは似ているかもしれない。ライアンもそうだけど、僕も大勢の人とワイワイ騒いだりするのは、それほど好きじゃないんだ。

オレンジカウンティの感想は？

番組ではとってもエキサイティングなことがいろいろ起こっているけど、実際のオレンジカウンティはもっと静かな感じのところだと思うよ（笑）。ケンカも少ないしね！

これまでの撮影で印象に残っているエピソードがあったら教えてください。

パイロット版の次に撮ったケンカのシーンで、リハーサルのときは全部上手く行ったのに、本番で後ろに倒れたときに、ガラスにぶつかって丸々一枚割っちゃったんだ。幸い、ジャケットを着てたのでケガはなくて済んだけど。

ラブシーンとケンカのシーンだったらどっちが好きですか？

そうだなぁ、どっちにしても相手役によるね（笑）

好きな女性のタイプは？

笑顔が素敵で、知性豊かな人がいいな。でも、女性はどんなタイプでも大好きさ（笑）。

『The OC』　の共演者同士の仲は？

みんなとってもいい友達だよ！　ただ、何年も撮影して毎日毎日会っているので、たまにはいつも会うメンバーじゃなくて、違う人に会いたいなって思うこともある。

TVドラマ以外の活動について教えてください。

昨年の12月に、アル・パチーノと共演する『88 Minutes』という映画の撮影が終わったところだ。撮影は『The OC』とかけもちで、月～金まではドラマの撮影、金曜の夜にバンクーバーに行って、土・日は映画の撮影っていう生活が2ヵ月間続いた。つまりその間は休みなし！　目の下にクマができて大変だったよ。でも、アル・パチーノは最も尊敬する俳優のひとりだから、彼と共演できたことをすごく光栄に思っている。

セス・コーエン役
アダム・ブロディ

『The OC』で演じているセスの気に入っているところは？

ボクが演じているセス・コーエンは、何て言うか、典型的な「カリフォルニア･ボーイ」とは違ってインドア派なオタク少年なんだ。番組が始まったばかりの第1シーズンのときは、いいヤツだしこういう青春ドラマの中では異色のキャラクターだったから好きだったけど、（第3シーズンの）今はちょっとしゃべりすぎって感じかな（笑）。ちょっと静かにしてよって思うときがあるよ！

役作りのために何か特別なことをしましたか？

特にリサーチはしなかったけど、僕はオレンジカウンティから1時間ちょっと南に下ったところにあるサンディエゴ出身なんだ。もともと南カルフォルニア出身だから、感覚としてはわかると思った。

アダムさん自身の高校時代はセスと比べてどうでしたか？

ずっと楽しかったよ！　いじめられたこともないし、暴力をふるわれたこともなかったし、すごく人気者ってわけじゃなかったけどたくさんの友達がいたから。

『The OC』の人気についてどう思われますか？

番組がヒットしたことはナイスだよ。作品の始まったタイミングもよかったんじゃないかな。こういう青春ドラマが求められていたんだよ。 TV『ドーソンズ･クリーク』も人気があったしね。

『The OC』第1シーズン撮影時について

27話収録してとっても忙しかったよ。とにかくいろんな要素が詰めこまれていて引き込まれる展開になっているよ。ボクも第1シーズンが好きだな。いろんな経験を通して登場人物たちが成長していく物語なんだ。どのエピソードもオススメなので楽しんでほしいな。

全米では、セスは「彼氏にしたいナンバー1」だそうですが、そのことについてどう思いますか？

よくわからない（笑）。でも、セスっていうのは楽しくて面白いヤツだし、ちょっとオタク系かもしれないけどいろんな知識もある。ただかっこいいだけのつまらない男の子よりは、今の女性にとってはセスの方が興味深い感じがするんじゃないのかな。

俳優のほかに音楽活動もやっていらっしゃいますね。

僕は仲のいい友達とバンドを組んでいるけど、本当に楽しみのためにやってるだけでプロのミュージシャンじゃないよ。バンドの名前の「ビッグ・ジャパン」っていうのは、音がいいかなと思っただけで深い意味はないんだ（笑）。

日本について・・・

ボクはまだ日本に行ったことはないんだ。すごく行ってみたいと思ってるよ。東京はすごく面白い街だって聞いてるし、これまで会った日本人はみんないいヒトたちが多かったからきっと良いところなんだろうね。チャンスがあったら行ってみたいよ。

サンディ･コーエン役
ピーター・ギャラガー

『The OC』のどこに惹かれて出演を決めたのですか？

脚本が面白く、真実味があった。また、9・11のすぐ後ということもあって、家族がどうやって一つになっていろんな問題を越えていくか、というテーマが脚本に含まれている点が視聴者にも共感できる題材だと思った。

理想の父親像とも言われるサンディとあなたに共通点はありますか？

やっと僕に近い役を演じることができたよ！　これまで悪い役ばっかりやってきたから、いい父親を演じることができて僕の妻もホっとしているんだ（笑）。僕らは23年間、結婚しているけど、サンディと同じように僕にとって本当に大切なものは家族だ。そして、サンディが仕事に情熱を持っているように、僕は僕の仕事に情熱を持っている。舞台ではジャック・レモンやジェームズ・キャグニーといった偉大な俳優と仕事をすることができたし、それは僕の人生においてかけがえのない経験だと思っているよ。

ブロードウェイのミュージカルの舞台にも多く出演していますね。

『グリース』や『ヘアー』、映画の中でも歌ってるよ！　ブロードウェイでずっと歌っていた。だから、プロデューサーのジョシュ・シュワルツにも、ぜひどこかのエピソードに歌って欲しいと言われて、シーズン2で実現したんだ。そうしたら、CDを出さないかというオファーがきて、今年CDデビューしたというわけ。ジャンルはソウルミュージックだね。ミュージック・ビデオにはキルスティン役のケリー・ローワンも出ているよ。

ミーシャや共演者の皆さんが、番組に出演した理由のひとつにあなたと共演できることを挙げていましたが･･･。

彼らはクレイジーだね（笑）。いや、すごく嬉しいよ。ミーシャやアダム、ベンといった若者と共演するのは、本当に楽しい。彼らが人気が出て、スレていってしまうような若者ではないことも、すばらしいことだと思っているんだ。