シーズン1で組織犯罪対策チームは、ウィートリー家を追い詰めることが思ったほど簡単ではないことが分かり、その対応に追われました。彼らを逮捕することはできましたがシーズン2に入っても、その余波と彼らの裁判への対処を行っています。シーズン1が終わって3か月たった今でも、全てが続いています。そして、新たな犯罪組織を逮捕しようとしています。
共同捜査をすることになった麻薬課のブルースターは組織犯罪対策チームに我が物顔でおり、ジェットのデスクを奪いとり、ジェットは隅に追いやられてしまいます。ブルースターは威張り散らして、対策チームを支配しようとしているのです。そのため、組織犯罪対策チームのリーダーであるベルとブルースター、そして他のメンバーたちがぶつかり合っています。そしてお互いが全く相いれない状況の中、どのように共存し、どのように仕事を進めていくかが見どころです。
シーズン2はシーズン1よりも、そして今までの「LAW & ORDER」の世界観と全く違い、より現実的でよりダークな世界感になっていると思います。
「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」のような番組が人々を惹きつけてやまないのは、登場人物たちの人生や希望、そして夢など時間をかけて紡がれているからだと思います。そして視聴者たちは、登場人物たちをとても身近に感じ、彼らの人生における危機の瞬間を見守り続けています。だからこそ、登場人物を応援したくなる。愛してやまない豊かなキャラクターたちがいるからこそ、人々を惹きつけ続けているのだと思います。
特に「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」のオリビア・ベンソン(マリスカ・ハージティ)は、多くの視聴者が彼女に親近感を持ち、励まされています。なぜなら、彼女は勇気ある行動を多く行い、世の中の代弁者でもあるからです。
そしてもう一つは、実際に起きた犯罪をストーリーに盛り込んでいることだと思います。最新ニュースや時事問題からストーリーを得てそれを作品のテーマにする方法は、非常に時事的で人々の興味を惹きつけると思います。