「LAW & ORDER」が放送に戻ってくるのか？という長年の疑問は認識していました。20シーズンも続いたので、継続はあり得ないだろうと。でもその一方で、誰かがディック・ウルフに賭けるのだろうとも思っていたので「LAW & ORDER」の復活に関して、嬉しいけれど驚いてはいません。

 

私が演じているのはノーラン・プライス。彼はジャック・マッコイ地方検事の元で働く検事補で、弁護の世界からやってきた人物です。彼は被告側の弁護士だったんです。彼はある理由から個人的な決断を下し、今までとは反対の検察側に移ることを決意しました。彼は多くの経験を積んでいます。

 

サム・ウォーターストンはとても愉快な人で有名ですが、その評判に違わぬ存在ですね。彼はこの作品の文化に深く浸透しており、ある意味この作品の顔ともなっている人物。そんな方と一緒に仕事ができるのは、とてもすごいことです。私にとって大きな幸運でした。そして、彼は本当に、本当に愉快な人なんです。

 

私はディック・ウルフになりたいです。彼は、明らかに何かを掴んだと思います。そして彼は、自分が見たもの・想像したものをサポートできるような、かなり大規模で長期間必要な作戦に、他の人たちを巻き込むことを知っていました。

 

今、「LAW & ORDER」を復活させることで興味深いことの一つに、「LAW & ORDER」の本来の構造である、捜査と起訴、法の執行や様々なこと、投獄に関することなど、今まさに世論で話題の一部になっていることについて語ることができるということです。ディックが行った素晴らしいことの一つは、どちらか一方に偏ることなく、異なる側面・異なる議論・異なる立場を提示する作品フォーマットを作成したこと。そして、そのような作品構成を私は一番楽しんでいます。

 

「LAW & ORDER」の全シリーズと同時にクロスオーバーできたら、いいですよね。これらの作品の世界が広がるだけでなく重なっていく。世界が広がれば広がるほど、楽しいと思うんです。もちろん、そのような人たちと一緒に仕事がしたいです。なぜこれらの作品がこれほどまでに成功し、愛されているのかよく分かりました。