アンソニー・アンダーソンです。ケヴィン・バーナード刑事が「LAW & ORDER シーズン21」で戻ってくる...。そんな日が来ると思いませんでした。でもここにいるんだ、みんな。見て、そんな栄光の全てを受け止めてください。オリジナルシリーズが帰ってきました。オリジナルシリーズが帰ってきたんです!
私が「LAW & ORDER」シリーズに初めて参加したのは、「LAW & ORDER: 性犯罪捜査班 シーズン7」第20話「肥満の呪縛」です。15~16年前でしょうか。クリストファー・メローニ演じるステイブラー刑事と揉める役でした。
その後、本家「LAW & ORDER」でジェシー・L・マーティン演じるエド・グリーン刑事がシーズン18の第14話「守りたかったもの」で捜査中の容疑者を射殺する銃撃事件を起こした為に問題視され、当時内務調査部に所属していたケヴィン・バーナードが、この事件の調査官として登場します。内務調査部の所属というだけで、人の神経を逆なでするような人物でした。銃撃事件は捜査の結果、問題はなかったけれど、グリーン刑事は退職を決意したため、サイラス・ルーポ刑事とアニタ・ヴァン・ビューレン警部補のいる、ニューヨーク市警27分署に配属されることになります。それが、このキャラクターの誕生となりました。彼が、この12年間どこにいたのかはわかりません。うまくいけば、彼がこの間何をやっていたのかがわかるかもしれません。ただ、今のところ謎です。まだ1話目が始まったばかりだし、新しい相棒や警部補と一緒にすべてを解明しようとしています。みなさんに楽しんでもらえるように頑張っていますので覚悟してください!
「LAW & ORDER」に参加していた数年間は、サム・ウォーターストン(ジャック・マッコイ役)と一緒に仕事をしていました。それは、とても素晴らしいことです。ヒュー・ダンシー(ノーラン・プライス役)とはまだ一緒に仕事をする機会がないです。台本合わせ(キャストが集まって台本の読み合わせをすること)で一緒に食事をしたことはありますが、でもちょっと顔を合わせた程度です。だから、楽しみにしています。ジェフリー・ドノヴァン(フランク・コスグローヴ刑事役)はとても好奇心旺盛な俳優ですね。彼のことをまだあまり良く知らないので、時々親しみを込めてジョナサンと呼んでいます。
「LAW & ORDER」の中で、私の好きなキャラクターはジェリー・オーバックが演じたレニー・ブリスコーです。彼が出演していたエピソードのオープニングでは犯罪現場についてユーモアを含んだフレーズを言っていて、番組全体のお膳立てをしてくれていました。私のお気に入りです。
「LAW & ORDER」が成功したのは、一人のキャラクターに焦点を当てなかったことだと思います。主人公は犯罪そのもの。時事ニュースから得た事件と、解決し法廷で裁かれた事件を扱っています。だから、この番組はどこで見始めても、何年見ても、キャストがどんなに変わっても、追い続けることができるのです。
ディック・ウルフは木曜の夜にネットワーク局で「LAW & ORDER」シリーズの3作全部を放送するという方法を導き出しました。「LAW & ORDER」「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」「LAW & ORDER: 組織犯罪特捜班」「シカゴ」シリーズなど、ディック・ウルフが生み出した手法を、私たちは参考にして製作を行うべきですよね。
「LAW & ORDER」シリーズのクロスオーバーのエピソードはいつも話題になるし、前にもありましたよね。私たちは、復活したとは言え新参者で、今はまだシーズン21の第1話目です。クロスオーバーがあるのは確かでしょうが、それがどうなるかはこれからかな。今後の展開に注目です。