ストーリー
インターナショナル・レスキュー(国際救助隊)――それは、人命救助のために災害や事故に勇敢に立ち向かう組織である。大富豪ジェフ・トレーシーにより創設されたインターナショナル・レスキューのメンバーは、ジェフの5人の息子であるスコット、バージル、アラン、ゴードン、ジョンの他、個性豊かなスペシャリストたち。トレーシー家の兄弟たちは、技術者のブレインズ、セキュリティ担当のケーヨ、ロンドン・エージェントのレディ・ペネロープらの力を借りながら、最新鋭のメカ「サンダーバード」を駆使し、世界中の災害から人々を助けるために陸海空、さらには宇宙まで出動するのだ。彼らは軍隊でも警察組織でもない。彼らの使命はあくまで困難な状況に陥った人々を救助することであり、救助の過程で悪党の行いを阻止することはあっても、悪党を追跡することは決してない。それはGDF(Global Defence Force=世界防衛軍)の役目なのだ。インターナショナル・レスキューは世界中に知られた存在でありながらも、トレーシー家のルールである「無私の英雄的行為」を守るため、そして、悪党どもから彼らのテクノロジーを守るため、その実態はベールに包まれている。そんなインターナショナル・レスキューの秘密を暴き、最先端のテクノロジーを盗むことによって世界を手に入れようと企てるのは、悪名高いフッド。トレーシー家の兄弟たちは、彼が父ジェフの失踪にも関わっているのではないかという疑惑を強めていた……。
トレーシーアイランドを占領しようとついに実力行使に及んだフッドは基地に潜入、そこで自分がケーヨのおじであることをトレーシー兄弟に明かす。ショックを受ける兄弟たちだったが、ケーヨの機転でトレーシーアイランドは難を逃れ、さらにフッドはGDFに捕えられて法の裁きを受けることとなった。フッドが刑務所に入ったことにより、これまで通りに人命救助に勤しむインターナショナル・レスキュー。だが、そんな彼らの日常は、自らを“ザ・メカニック”と名乗る新たなヴィランの登場により一変してしまう。恐ろしく巨大なマシンに乗って突如現れたザ・メカニックは、ブレインズも見たことがない未知のテクノロジーを自由自在に操り、顔はマスクで口まで覆われ素性が全くわからない。そんな謎めいた最強のヴィラン、ザ・メカニックとフッドの関係を疑うインターナショナル・レスキュー。ザ・メカニックとは一体何者なのか?!