ミステリーゾーン/TWILIGHT ZONEシーズン1

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エミー賞受賞! スティーブン・スピルバーグやJ・J・エイブラムスといった後のクリエーターたちに多大な影響を与えた
伝説のSFアンソロジー、シーズン1を全話二カ国語版にて放送!!

作品解説

TV史上に燦然と輝く傑作SFアンソロジー・シリーズ「ミステリーゾーン(原題:The Twilight Zone)」をHD版にて放送。貴重な予告編も可能な限りお届けする(一部エピソードは現存しないため予告編無し)。エミー賞受賞脚本家で才気溢れる異色作家であるロッド・サーリングが脚本・製作総指揮に加え、オープニングに自ら出演し示唆に富む印象的な番組解説も行っている。本作はエミー賞脚本賞を1960、1961年と2年連続で受賞、1963年のゴールデングローブ賞ではプロデューサー/監督賞を受賞。スティーブン・スピルバーグやJ・J・エイブラムスといった映画作家や多くのクリエーター達に絶大な影響を与え、ロッド・サーリングの死後、1983年に『トワイライトゾーン/超次元の体験』として映画化された際には、ジョン・ランディス、スティーブン・スピルバーグ、ジョー・ダンテ、ジョージ・ミラーという、当時非常に勢いのあった4監督によるオムニバス作品となった。本作はその後もTVシリーズにて1985年、2002年、2019年と、3回ものリメイクがなされている。

シーズン1 見どころ

今回お届けするシーズン1は、ロッド・サーリングが1960年のエミー賞脚本賞を受賞。現在でも様々な場面で耳にする印象的な番組テーマ(マリユス・コンスタン作曲)は、実はシーズン2から使われている曲であり、シーズン1はヒッチコック作品等映画音楽で有名なバーナード・ハーマン作曲によるシーズン1独自のテーマ曲が用いられている。また、ロッド・サーリング本人が番組冒頭に案内役として登場するという形式がシーズン1ではまだ確立されていないなど、シーズン2以降とは異なるシーズン1独自のスタイルが見どころである。

クリエーター、ロッド・サーリングについて

ロッド・サーリング/Rodman Edward Serling(1924~1975):

「ミステリーゾーン」の企画、製作、脚本、ナレーション、ホストと一人5役で活躍した脚本家。ニューヨーク州生まれ。子供の頃から週末は家族とブロードウェイに観劇に出かけ、兄のSF雑誌を読みふける。映画「キングコング」(1933年)は12回も映画館に通ったという。高校を卒業後、空軍のパラシュート部隊に所属。第二次世界大戦中、フィリピン戦線に参加した際に、飛行機が着陸する寸前の地平線が見えなくなる時間を“Twilight Zone(トワイライト・ゾーン)”と呼ぶことを知る。復員後に大学に入学、文学と言語学を専攻、在学中からラジオ・ドラマを執筆し、1950年の卒業後は当時の新しいメディア、TVドラマの脚本を100本以上執筆、次々と社会的な問題作、話題作を発表し、1955~57年の3年連続でエミー賞脚本賞を受賞するなど代表的な社会派の脚本家の一人だった。しかし、時代はアクションやコメディなど軽めの娯楽作を求めるようになる。シリアスなドラマが敬遠される風潮が強まる中、1959年にサーリングがSFという手法を用いて、人種偏見や人間の暗部など心の叫びを結晶化させるべく挑んだ野心作が「ミステリーゾーン」である。放送終了後の1968年には映画『猿の惑星』の脚本にも参加。その他の作品に、TV「四次元への招待」がある。1975年、50歳の若さで他界。

ストーリー

「人間の英知を遥かに超えたところに、5次元の世界が存在します。その大きさは宇宙よりも広大で、時は無限に流れています。5次元の世界は光と影のはざま、科学と迷信の中間にあり、そして知性の山と恐怖の谷の間に横たわっているのです。この空想の次元を我々はこう呼んでいます――「ミステリーゾーン」」―シーズン1日本版オープニング・ナレーションより

常識を超えた未知の次元で起こるショッキングな現象や事件、それら驚異の出来事に遭遇した人々の行動を、見事な構成と研ぎ澄まされた演出で描写したTV史上に残る傑作SFアンソロジー・シリーズ。1話読み切り形式の本作は、なによりも脚本に重きを置いた結果、考え抜かれたアイディアに満ち溢れており、ある時は戦慄し、あるときは心温まるエンディングが各話に控えている。

各話あらすじ

放送時間

作品基本情報

原題:THE TWILIGHT ZONE(1959)
データ:シーズン1・1959~1960年/アメリカ/B&W/二カ国語/30分/全154話(今回シーズン1・全36話)/HD作品
製作総指揮:ロッド・サーリング
脚本:ロッド・サーリング、リチャード・マシスンほか
テーマ曲:バーナード・ハーマン
出演:毎回豪華出演者
日本語吹き替え:堀井真吾ほか