Dr. HOUSEシーズン1

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イントロダクション

2008年に全世界で8,180万人以上の視聴者を獲得し、世界で最も視聴されたテレビ番組となった大人気医療ミステリー、
エミー賞脚本賞を受賞したシーズン1を、二カ国語版と字幕版でチャンネル初放送!!


注)初回放送当時の情報となります

シーズン1 見どころ

ミステリー要素を取り込んだ全く新しいタイプの医療ドラマ!

2004年から2012年まで、8シーズンにわたって米FOXネットワークで放送された人気医療ミステリー・シリーズの「Dr. HOUSE」。主人公は、ヒュー・ローリー扮する人間嫌いの型破りな天才医師グレゴリー・ハウス。鎮痛剤に依存しながらも、ニュージャージー州にあるプリンストン・プレインズボロ教育病院で優秀な診断チームの責任者として原因不明の病状を突き止めるために日々闘っている。世界66ヵ国で放送された本ドラマは、シーズン2からシーズン4までの間、アメリカで最も試聴された番組のトップ10圏内をキープした。さらに、2008年に至っては、全世界で8,180万人以上の視聴者を獲得し、過去2年間の主要テレビドラマ(CSI、CSI: マイアミ)の視聴者数を大きく上回り、世界で最も視聴されたテレビ番組となった。本作はこれまでに、プライムタイム・エミー賞5回、ゴールデン・グローブ賞2回など、数々の賞に輝いている。主演のヒュー・ローリーは、2回のゴールデン・グローブ賞受賞と4回のノミネート、6回のエミー賞ノミネートを受けた。ローリーはさらに、映画俳優組合賞を2回、サテライト賞2回、テレビ批評家協会賞も2回受賞しているが、ノミネート数を挙げればキリがないほどの数を誇る。また、この番組は、扱うテーマ内容や深刻な問題への取り組みが評価され、プリズム賞においても数回のノミネートと1回の受賞を獲得している。また、ピープルズ・チョイス・アワードやティーン・チョイス・アワードなど無数の受賞・ノミネート歴がある。

2004年、当時はまだタイトルも付いていなかった「Dr. HOUSE」の企画を、現在は「グッド・ドクター 名医の条件」や「スニーキー・ピート」のクリエーターでもあるデイヴィッド・ショアと、「BULL/ブル」や「ホミサイド/殺人捜査課」のクリエーターのポール・アタナシオが、ビジネスパートナーのケイティ・ジェイコブスとともに米FOX局に売り込んだのがスタート。“謎の病気”を“犯人”に仕立て上げ、医師たちが犯人(病気)を突き止めようとする医療ミステリー番組として売り込んだ。アタナシオは、イェール・ニューヘブン病院(YNHH)の主治医である医師のリサ・サンダースが書いたニューヨークタイムズ誌のコラム「Diagnosis(診断)」に触発されてこの医療ドラマを思いついたそうだ。FOXはこの企画を購入したが、当時のプレジデントだったゲイル・バーマン氏は、「医療番組は欲しいが、白衣を着たキャラクターばかりが廊下を歩く姿は見たくない」とクリエイティブチームに伝えたそうだ。製作総指揮のケイティ・ジェイコブスは、この時に言われたことは、番組の最終形にたどり着くための影響の1つになっていると語っている。当初は、「診断不可能なものを診断することを試みる医師のチームを描く」という設定だったそうだが、デイヴィッド・ショアは、医師チームの中心に、患者の個人的な特徴に気づいたり、患者が抱える(病状の原因となるような)秘密に気づくことができる興味深い人物を据えることが重要だと考えていたそうだ。その後、制作チームがキャラクターの可能性を探るにつれて、番組のコンセプトが、一人の主人公に焦点を当てるスタイルになったそうだ。そして、今では「The Gifted ザ・ギフテッド」や「レギオン」の製作総指揮を務め、映画『ボヘミアン・ラプソディ』の監督も務めたブライアン・シンガーが監督を務めたパイロット版のタイトル、「Everybody Lies」は番組全体のテーマとなった。全22話のシーズン1のうち、5話分の脚本を担当したデイヴィッド・ショアは、これらエピソードの中心的な話は、1944年から1994年にかけて「ニューヨーカー」のスタッフライターで、珍しい医療ケースについての特集を専門としていた、ベルトン・ルエシェの記事に基づいていることを明かしている。デイヴィッド・ショアは、主人公「グレゴリー・ハウス」のキャラクターコンセプトとして、歯に衣着せることなく、患者に対して思ったことを率直に伝えてしまうようなキャラクターにしたら面白いだろうと思ったそう。さらにその主人公は何らかの障害を持っていることが重要だと感じて、杖を使わなければならなくなったという設定にし、痛み止めを常用するという最終形のグレゴリー・ハウス像ができたのだそう。そして本作品は「探偵シャーロック・ホームズ」へのオマージュが端々に表れており、主人公のハウスとウィルソンの組み合わせは、シャーロック・ホームズシリーズの「ホームズ」と「ワトソン」の関係にあたるものだそう。

シーズン1は各話平均1,330万人の視聴者を獲得し、ニールセン発表の「2004年〜2005年高視聴率番組ランキング30」において、「ボストン・リーガル」や「LAW & ORDER 犯罪心理捜査班」を抑えて23位にランクイン。脚本のデイヴィッド・ショアが第21話「3つの寓話」でエミー賞最優秀脚本賞を受賞している。

ストーリー

ある日、幼稚園の教師レベッカが、生徒たちの前で突然言葉が話せなくなり、痙攣を起こして病院に運ばれる。腫瘍学専門のウィルソンは、レベッカが自分のいとこであると主張してハウスを説得し、彼女の診断を引き受けてもらうことになった。優秀な部下3人と共に、レベッカの原因不明の病状に立ち向かうことになったハウスだが、日に日に彼女の病状は悪化し、ハウスも正しい診断を下すための試行錯誤を繰り返す。そしていよいよ原因が特定できたと思った矢先、モルモットのように検査が続く状況に耐えられなくなったレベッカは、これ以上の検査を受けることを拒否し、自宅で静かな死を迎えたいと言い出すのだった……。果たして彼女の病状の原因とは?

各話あらすじ

放送時間

キャスト

グレゴリー・ハウス医師/Dr. Gregory House (声:木下浩之)

ニュージャージー州のプリンストン・プレインズボロ教育病院で診断医チームを率い、診断医学の責任者を務める診断医。「患者は皆ウソをつく」が信条で、思ったことをためらうことなく口に出すことが多い皮肉屋でもある。人嫌いのため患者と直接会いたがらないが、天才的な観察力で原因不明の病を診断する能力に長けている。数年前に大腿四頭筋の梗塞に起因する痛みを発症し、それ以来鎮痛剤を常用しながら杖を使って歩いている。よく病院の規律を破るため、上司のリサ・カディ院長とはしばしば対立する。唯一の親友は、腫瘍科部長のジェームス・ウィルソン医師。

ヒュー・ローリー Hugh Laurie

1959年6月11日、イギリスのオックスフォード生まれ。作家、コメディアン、ミュージシャンの顔も持っている。ケンブリッジ大学卒。大学1年の時にエマ・トンプソンと知り合い、コメディ・グループ「Cambridge Footlights」に参加。その時トンプソンにスティーヴン・フライを紹介され、1989年から1995年までBBCで放映された「A Bit of Fry and Laurie(原題)」に共演することになり一躍有名に。1980年代から映画やテレビに数多く出演し、ファミリー映画『スチュアート・リトル』シリーズや、ジョン・ムーア監督の『フライト・オブ・フェニックス』への出演のほか、『モンスターVSエイリアン』、『アーサー・クリスマスの大冒険』など、アニメーション映画でも声優として参加した。2007年に大英帝国勲章(OBE)を授与されている。本作(Dr. HOUSE)では2度のゴールデングローブ賞に輝いた。「Dr. HOUSE」終了後は俳優引退を語っていたが、活動停止期間を経た3年後に再び俳優業に復帰。2016年には、ハリウッドの殿堂入りを果たし、2017年にはアマゾン・プライムビデオシリーズ「ナイト・マネジャー」でゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞した。最新出演映画は、チャールズ・ディケンズの半自伝的小説を映画化した『どん底作家の人生に幸あれ!』など。

ジェームス・ウィルソン医師/Dr. James Wilson (声:蓮池龍三)

プリンストン・プレインズボロ教育病院の腫瘍学の専門医。型破りなハウスに呆れながらも、手を差しのべてくれる無二の親友で、ハウスの一番の理解者でもある。有能で繊細な医師ではあるが、女性好きで離婚歴もあり、問題を抱えている一面も?

ロバート・ショーン・レナード Robert Sean Leonard

1969年2月28日、米ニュージャージー州生まれ。15歳の時に舞台デビューを果たし、その後俳優としてのキャリアをスタートさせる。1989年のロビン・ウィリアムズ主演映画『いまを生きる』で、イーサン・ホークと共に圧倒的な存在感を放ち注目を浴びる。オフ・ブロードウェイを経て多くの舞台を経験しており、2001年のトム・ストッパードによる戯曲「愛の創造」ではトニー賞助演男優賞を受賞し、「カンディダ」と「夜への長い航路」ではノミネートを受けた。主な映画出演作に、2003年のライアン・フィリップ主演『Re:プレイ』のほか、リチャード・リンクレーター監督『テープ』、イーサン・ホークの初監督作『チェルシーホテル』などがある。私生活でも「Dr. HOUSE」の共演者ヒュー・ローリーと親交がある。映画『いまを生きる』『テープ』で共演したイーサン・ホークとは幼少期からの友人で共に劇団を設立している。

エリック・フォアマン医師/Dr. Eric Foreman (声:勝沼紀義)

プリンストン・プレインズボロ教育病院の神経内科専門医で、グレゴリー・ハウス医師が選抜した診断専門医チームの一人。アフリカ系アメリカ人の元不良少年で犯罪歴もあるが、ハウスは素行の悪い患者を見分けるのに有効だと思ってフォアマンを採用したと語っている。コロンビア大学を卒業後、ジョンズ・ホプキンス大学医学部に入学し優秀な成績で卒業した。

オマー・エップス Omar Epps

1973年、米ニューヨーク州生まれ。ニューヨークのラガーディア高校で演技を学ぶ。キャリアの初期はアスリート役や不良少年役が多かったが、1992年公開のアーネスト・ディッカーソン監督作『ジュース』で準主役に抜擢されるという転機が訪れ、この作品で一気に知名度が上がる。アフリカ人密航者を描いた実話を描いた1996年のテレビ映画『NO EXIT(ノーイグジット)海上の惨劇』では、主役のキングスレー・オフス役を演じ、モンテカルロ・テレビ祭で最優秀俳優賞を受賞。その他出演した映画作品に『メジャーリーグ2』があり、前作でウェズリー・スナイプスが演じた役柄を引き継いだ。北野武監督の『BROTHER』でも準主役を演じ、『ドラッキュリア』やジュード・ロウ主演の『アルフィー』などもあり、出演作は多岐に及んでいる。テレビ出演作には、ライアン・フィリップ主演の「ザ・シューター」、「よみがえり 〜レザレクション〜」などがある。NAACPイメージ賞、ティーン・チョイス・アワード、MTVムービー・アワード、ブラック・リール賞、映画俳優組合賞などで多数の受賞やノミネート歴がある。

ロバート・チェイス医師/Dr. Robert Chase (声:興津和幸)

プリンストン・プレインズボロ教育病院の集中治療専門医で、ハウス医師の診断専門医チームの一人。外科の集中治療の専門家として侵襲的な医療処置を行っている。しばしばハウス医師の意見を支持し、疑問を持たずに彼の命令を実行することも。カトリック教徒として育ち、医者になる前は神学校に通っていた。オーストラリア出身。

ジェシー・スペンサー Jesse Spencer

1979年2月12日、豪ビクトリア州メルボルン生まれ。父は開業医で2人の兄も医師であるが、ジェシー・スペンサーはヴァイオリン、ギター、ピアノも演奏できる芸術家気質。1994年から2000年まで演じたオーストラリアのドラマ「Neighbours(原題)」のビリー・ケネディー役で広く知られるようになる。その後、2000年の映画『ザ・タリスマン』で主演を務めた後、2003年の映画『アップタウン・ガールズ』でブリタニー・マーフィーやダコタ・ファニングと共演を果たす。「Dr. HOUSE」終了後は、NBCの「シカゴ・ファイア」でシーズン1から現在までメインのキャラクターであるマシュー・ケイシー役を演じている。「シカゴ」フランチャイズ作品の「シカゴ P.D.」や「シカゴ・メッド」にも同じ役柄として頻繁に登場している。「Dr. HOUSE」でアリソン・キャメロンを演じたジェニファー・モリソンと婚約をしていたことがあるが解消している。2021年にアメリカ国籍取得。

アリソン・キャメロン医師/Dr. Allison Cameron (声:藤本教子)

プリンストン・プレインズボロ教育病院の免疫学の専門医。ハウス医師の診断チームの最年少で唯一の女性メンバー。大学を卒業して間もなく、最初の夫が末期の甲状腺がんであることを知りながら、結婚した過去がある。正直で誠実、理想主義で倫理観が強い。

ジェニファー・モリソン Jennifer Morrison

1979年4月12日、米イリノイ州シカゴ生まれ。教師の両親のもとで育ち、高校時代はチアリーダーとしても活躍していた。高校卒業後はロヨラ大学シカゴ校に入学し、演劇と英語学を学んだ。シカゴの劇団ステッペンウルフ・シアター・カンパニーに所属していたこともある。幼小の頃からモデルとして活躍しており、15歳の時に映画『わかれ路』で、リチャード・ギアとシャロン・ストーンの娘役として銀幕デビューを果たす。その後、サスペンス・ホラー映画『ルール2』で主演の座を仕留め、『クール・ボーダーズ』や格闘技の世界を描いたドラマ『ウォーリアー』、J・J・エイブラムス監督『スター・トレック』、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』でのウィノナ・カーク役、アダム・ドライヴァー主演『ザ・レポート』や『スキャンダル』など、幅広い映画作に出演する。テレビ出演作は、「ママと恋に落ちるまで」のほか、主演エマ・スワン役に抜擢された「ワンス・アポン・ア・タイム」など。

リサ・カディ医師/Lisa Cuddy (声:仲村かおり)

プリンストン・プレインズボロ教育病院の院長でハウス医師の上司。怠けがちなハウス医師を巧みに扱いながら病院全体を取り仕切る。12歳で医者になる夢を持ち始め、25歳で医学部をクラス2位の成績で卒業した。29歳の時に、年齢を32歳と偽って女性初の2番目に若い院長として就任した。ハウス医師とはミシガン大学時代からの知り合い。

リサ・エデルスタイン Lisa Edelstein

1966年5月21日、米マサチューセッツ州ボストン生まれ。ニュージャージー州で育ち、18歳でニューヨークに移り、ニューヨーク大学のTisch School of the Artsで演技を学ぶ。卒業後はオフ・ブロードウェイやブロードウェイの舞台で演技の経験を積む。1990年はじめから多くの作品に出演しており、オリバー・ストーン監督『ドアーズ』やジャック・ニコルソン主演『恋愛小説家』に端役で出演した。その他出演した映画作には、ジョン・ランディス監督の『スーザンズ・プラン 殺せないダーリン』や、ミカ・カウリスマキ監督の『GO!GO!L.A.』、エドワード・ノートン監督、ベン・スティラー主演の『僕たちのアナ・バナナ』などがある。テレビ出演作も豊富で「となりのサインフェルド」「ザ・ホワイトハウス」「アリー・myラブ」「フェリシティの青春」「WITHOUT A TRACE/FBI 失踪者を追え!」「グッド・ワイフ」「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」「スキャンダル2 託された秘密」「キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き」「グッド・ドクター2 名医の条件」など、幅広くゲスト出演している。

作品基本情報

原題:HOUSE M.D. Season 1
データ:今回シーズン1・2004~2005年/アメリカ/二カ国語&字幕/60分/今シーズン1・全22話/HD作品
製作総指揮:ケイティ・ジェイコブス、ポール・アタナシオ、デイヴィッド・ショア、ブライアン・シンガー
出演:ヒュー・ローリー、リサ・エデルスタイン、ロバート・ショーン・レナード、 オマー・エップス、ジェシー・スペンサー、ジェニファー・モリソン
日本語吹き替え:木下浩之、蓮池龍三、勝沼紀義、興津和幸、藤本教子、仲村かおり