発見！ファミリー・ルーツ（2017）

キャスト

コートニー・コックス／Courteney Cox

1964年6月15日米アラバマ州バーミンガム生まれ。
裕福な家庭に生まれ、高校時代はチアリーダーとして活躍。大学で建築・インテリアデザインを専攻するが、1年で中退し、名門「フォード・モデルズ」と契約を結ぶと、モデル活動のためにニューヨークに引っ越す。数々のティーン雑誌の表紙やメイベリンのCMなどに登場すると同時に、演技の勉強を続け、1984年にはブルース・スプリングスティーンの「ダンシン・イン・ザ・ダーク」のミュージックビデオに出演し注目される。1987年から1989年まで出演したシットコム「ファミリー・タイズ」ではマイケル・J・フォックスのガールフレンド役に抜擢され、1994年には大ヒットシットコム「フレンズ」でモニカ役を演じ一躍スター俳優の仲間入りを果たす。その後も映画『スクリーム』シリーズなどヒット作に出演し、ＴＶドラマシリーズでは「Dirt」や「クーガータウン」などで主演・製作総指揮を務めた。2021年には出演・製作総指揮を務めた「フレンズ：ザ・リユニオン」が、プライムタイム・エミー賞バラエティ・スペシャル部門にノミネートされた。

ジュリー・ボーウェン／Julie Bowen

1970年3月3日、米メリーランド州ボルチモア生まれ。地元ボルチモアの学校に通ったのち、ブラウン大学でルネサンス研究を専攻。卒業後、ニューヨークに移り、アメリカの名門俳優養成所であるアクターズ・スタジオで演技を学ぶ。いくつかのTVドラマに出演したのちに、1996年公開のコメディ映画『俺は飛ばし屋／プロゴルファー・ギル』で主人公が恋心を寄せる相手役を演じる。さらに「ER 緊急救命室」「エド～ボーリング弁護士」「ボストン・リーガル」など人気作への出演が続く。2009年からは人気ドラマ「モダン・ファミリー」にメインキャストとして出演しその演技力が高く評価され、プライムタイム・エミー賞の助演女優賞に6回ノミネート、2回の受賞を果たした。2023年には製作総指揮を務めた「プロムの約束」がディズニープラスで配信された。

ジェニファー・グレイ／Jennifer Grey

1960年3月26日、米ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。父に伝説的ブロードウェイ俳優ジョエル・グレイ、祖父に名高いミュージシャンでコメディアンのミッキー・カッツを持つ。ニューヨークの舞台を中心に活躍したのち、映画界に進出し『若き勇者たち』のヒロイン役などで高い評価を受ける。1986年にマシュー・ブロデリックと共演した『フェリスはある朝突然に』では、主人公の嫉妬深い妹役を演じ人気を博す。この好演に続き、翌年には一世を風靡した青春ダンス映画『ダーティ・ダンシング』の主人公フランシス・“ベイビー”・ハウスマン役を演じ、大ブレイクを果たす。パトリック・スウェイジと共演したこの作品で、ゴールデングローブ賞の主演女優賞にノミネートされた。その他の映画出演作に、『ウインズ』『ワンナイト・オブ・ブロードウェイ』『偶然の恋人』『レッドベルト傷だらけのファイター』などがある。TVでは人気シットコム「It's Like You Know(原題)」で本人役を演じ、「フレンズ」にもゲスト出演した。その他、シャーリー・マクレーン、ライザ・ミネリ、キャシー・ベイツと共演した「The West Side Waltz(原題)」など多くのTV映画にも出演。

ノア・ワイリー／Noah Wyle

1971年6月4日、米カリフォルニア州ハリウッド生まれ。整形外科の看護師の母と、起業家で電気技師の父を持ち、父方はユダヤ系ロシア人の血を引く。映画の復元作業に携わる継父の影響で役者を志し、高校時代にノースウェスタン大学の演劇プログラムに参加。17歳でTVドラマデビューするもなかなか役がつかず苦労するが、1994年にスタートとしたテレビドラマ「ER 緊急救命室」のジョン・カーター役に大抜擢され、一躍人気俳優の仲間入りを果たす。本作でゴールデングローブ賞に3回、プライムタイム・エミー賞に5回ノミネートされる。2004年-2008年にはTV映画「ライブラリアン」シリーズのフリン・カーソン役で人気を博した後、2011年-2015年にはスティーブン・スピルバーグ製作総指揮によるSFTVドラマシリーズ「フォーリングスカイズ」に主演。2019年には「ER 緊急救命室」と同じくシカゴを舞台にした社会派ドラマ「レッドライン～悲しみの向こうに」で主演を務め、クリティクス・チョイス・アワードにノミネートされる。その他の出演作に『ア・フュー・グッドメン』『ドニー・ダーコ』『ブッシュ』「バトル・オブ・シリコンバレー」などがある。

ジェシカ・ビール／Jessica Biel

1982年3月3日、米ミネソタ州イーリー生まれ。ハンガリー系ユダヤ人のルーツの他、デンマーク・イギリス・ドイツ系の祖先を持つ。9歳で舞台デビューすると「アニー」や「サウンド・オブ・ミュージック」「美女と野獣」などでミュージカル子役としてのキャリアを積む。すぐにモデルやコマーシャルで活躍するようになり、1996年にスタートした人気ドラマシリーズ「7th Heaven(原題)」の長女メアリー役でブレイク。1997年に映画『木洩れ日の中で』でピーター・フォンダと共演し映画デビュー。2003年には『悪魔のいけにえ』のリメイク『テキサス・チェーンソー』のエリン役で人気若手俳優の座を確立する。2006年公開の『幻影師アイゼンハイム』では、ニューポートビーチ映画祭女優賞を受賞し、2007年に出演した『チャックとラリーおかしな偽装結婚!?』がヒットを記録するなど順調にキャリアを築く。2012年には歌手で俳優のジャスティン・ティンバーレイクと結婚した。

スモーキー・ロビンソン／Smokey Robinson

1940年2月19日、米ミシガン州デトロイト生まれ。かのボブ・ディランに「現代最高の詩人」と評されたブラック・ミュージック界の大御所。高校時代に結成したミラクルズの前身となるコーラス・グループが、ベリー・ゴーディー・ジュニアの目に留まり、モータウン契約アーティスト第1号となる。1960年、「ショップ・アラウンド」がモータウン初のR&Bチャート1位に輝く。続く「ユーヴ・リアリー・ゴッタ・ホールド・オン・ミー」や、「ミッキーズ・モンキー」も大ヒットを記録し、前者は後にビートルズにもカバーされた。ミラクルズは60年代～70年代初頭のR&Bシーンを席巻。ロビンソンはモータウンの副社長に就任し、経営面でも会社を支えただけでなく、ミラクルズの活動以外にもテンプテーションズ、フォー・トップス、マーヴィン・ゲイなど多くの所属アーティストにヒット曲を提供する。1972年にはミラクルズを離れるが、ソロ活動を続け、「クワイエット・ストーム」、「クルージン」などの数多くのヒット曲を世に送り出している。グラミー賞特別功労賞伝説賞、国民芸術勲章、ケネディ・センター名誉賞など数多くの賞を受賞し、ロックの殿堂入りおよびソングライターの殿堂入りを果たしている。

ジョン・ステイモス／John Stamos

1963年8月19日、米カリフォルニア州サイプレス生まれ。モデルの母とレストラン経営者の父の元に生まれる。父方はギリシャ系の祖先を持つ。全米最長寿のソープオペラとしてギネス世界記録に認定されている「ジェネラル・ホスピタル」で1982年に俳優デビューを果たし、デイタイム・エミー賞の助演男優賞にノミネートされる。1987年から代表作となる伝説的シットコム「フルハウス」のジェシー役として8年間にわたり主演を務め、人気俳優の座を不動のものにする。同役の役名は、ステイモスの希望でギリシャ系のカツォポリスという名字になったという。俳優活動以外にも、音楽活動を行っており、ドラマーとしてザ・ビーチ・ボーイズの公演に参加したり、ブロードウェイミュージカル「努力しないで出世する方法」ではダンスを披露したり、多才ぶりを発揮している。「フルハウス」終了後も、TVドラマ出演作が続き、2005年には「ER 緊急救命室」にトニー・ゲイツ役として出演。2015年にはコメディドラマ「Grandfathered(原題)」に主演し、ピープルズ・チョイス・アワードを受賞する。2016年からは「フルハウス」の続編「フラーハウス」にも出演し順調なキャリアを築いている。

リブ・タイラー／Liv Tyler

1977年7月1日、米ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。父親はロックバンド、エアロスミスのボーカルのスティーヴン・タイラーで、母親は70年代のトップモデルのビビ・ビュエル。14歳からモデル活動を始め、父スティーヴンの楽曲「クレージー」のビデオクリップに出演し注目される。1994年『精神分析医Ｊ』で本格的に女優デビューを果たす。その後、18歳でベルナルド・ベルトルッチ監督の『魅せられて』に主演し注目を集めると、続いてトム・ハンクス監督の『すべてをあなたに』に出演し順調にキャリアを積む。そして1998年公開の超大作映画『アルマゲドン』でヒロイン役を演じ、世界的ブレイクをはたす。主題歌「ミス・ア・シング」を父がボーカルをつとめるエアロスミスが歌い、ミュージックビデオでは合成ながら親子共演が実現し話題となる。さらに2001年からは新たな超大作映画『ロード・オブ・ザ・リング』3部作でアルウェン役を演じ、名声を不動のものにする。その後も型にはまることなく低予算作品にも積極的に参加する一方、2008年公開の『インクレディブル・ハルク』ではハルクの恋人ベティ役を演じた。プライぺートでは2003年にミュージシャンのロイストン・ランドンと結婚するも2008年に破局。

ジョン・クライヤー／Jon Cryer

1965年4月16日、米ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。舞台俳優の両親のもとで育ち、ロンドンの王立演劇学校などで演技を学ぶ。早くからコメディ・センスを開花させ、19歳のときに『恋人ゲーム』の主演に抜擢されスクリーンデビューを果たし、続いて『プリティ・イン・ピンク／恋人たちの街角』のダッキー役で一世を風靡した経歴の持ち主。その風貌とユーモラスな個性から、『スーパーマン4／最強の敵』、『ホット・ショット』など、青春映画やコメディ映画を中心に活躍し、1987年の『ジョン・クライヤーのホーム・フロント』のように主演した映画もある。TVドラマでは、2003年から人気シットコム「チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ」でチャーリー・シーン演じる主人公の弟役を演じたことで、人気俳優として広く知られるように。同作で第58～64回プライムタイム・エミー賞において、7年連続でコメディ・シリーズ助演男優賞にノミネートされ、第61回と64回に2度の受賞を果たす。また出演のみならず、シーズン4で2エピソードを演出し、監督デビューを飾っている。2011年には、経済誌フォーブス誌による「テレビ界で最も稼いでいる俳優」ランキングで5位にラインクインした。2018年以降、TVドラマ「SUPERGIRL/スーパーガール」、「BATWOMAN／バットウーマン」、「THE FLASH/フラッシュ」などで、DCコミックスのスーパーヴィラン、レックス・ルーサーを演じた。

ラヴァーン・コックス／Laverne Cox

1972年5月29日、米アラバマ州モービル生まれ。2013年に放送を開始したネットフリックスの人気ドラマシリーズ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」のソフィア役で世界の注目を浴びる。この役でトランジェンダーの女性として初めてプライムタイム・エミー賞にノミネートされた。既存のジェンダーの概念を超えて自身に正直に生きることを訴える提唱者として力強いメッセージを発信し続け、「タイム」誌やファッション誌「コスモポリタン」や「Essence」の表紙を飾った初のトランスジェンダー女性となる。またファッション誌「Glamour (グラマー)」主催の「2014年ウーマン・オブ・ザ・イヤー」の１人に選ばれ、ビヨンセのブランドであるアイビーパークの顔の1人としても活躍。2015年には、トランスジェンダーの若者７人を追ったTVドキュメンタリー「Laverne Cox Presents: The T Word(原題)」の製作総指揮を務め、デイタイム・エミー賞を受賞する。その後も、TVや映画の歴史におけるトランスジェンダーのキャラクターの描かれ方を追ったドキュメンタリー「Disclosure(原題)」やヘイトクライムに抵抗した結果、過失致死罪で男子刑務所に入れられた黒人のトランスジェンダー女性を描いたドキュメンタリー「Free CeCe! (原題)」で製作総指揮を務めた。

ミーガン・ムラリー／Megan Mullally

1958年11月12日、米カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。モデルの母と俳優の父のもとに生まれ、6歳のときにオクラホマに引っ越す。オクラホマ・シティ・バレエでバレエダンサーとして活躍し、ニューヨーク・シティ・バレエ団付属の名門校でもバレエを学ぶ。ノースウェスタン大学では英文学を学ぶが、学生ミュージカルでの活躍がプロデューサーの目に留まり、退学してロサンゼルスに引っ越す。1994年にミュージカル「グリース」のブロードウェイ公演でロージー・オドネルと共演し、1995年のミュージカル公演「努力しないで出世する方法」ではマシュー・ブロデリックと共演を果たす。TVドラマでは、1998年から始まったコメディ・シリーズ「ふたりは友達? ウィル&グレイス」に主人公グレイスのアシスタント、カレン・ウォーカー役で出演し、人気女優として広く知られるようになる。同役でプライムタイム・エミー賞の助演女優賞に8回ノミネート、うち2回の受賞を果たし、その他SAGアワード(全米映画俳優組合)の助演女優賞を3年連続で受賞、ゴールデングローブ賞に4回ノミネートされるなど高い評価を受ける。2006年にはトークショー「The Megan Mullally Show(原題)」のホストを務める。その他、音楽活動も精力的に行っており、音楽バンド「Nancy and Beth」を結成し、俳優のステファニー・ハントともにメインヴォーカルを務めてツアー公演を行っている。

ヒラリー・ダフ／Hilary Duff

1987年9月28日、米テキサス州ヒューストン生まれ。幼い頃から姉ヘイリー・ダフとともにバレエ公演に出演していたが、演技学校に通うようになり、本格的に演技に取り組むため、ロサンゼルスに移る。1998年公開の『キャスパー／マジカル・ウェンディ』のウェンディ役で初主演を果たすと、2001年に放送を開始したディズニーのファミリー・コメディー番組「リジー&Lizzie」ではメイン・キャラクターの座を掴み、世界的ブレイクを果たす。その後映画界にも進出し、2003年公開の『エージェント・コーディ』でフランキー・ムニッズと共演し映画スターとしても知られるようになる。その他の映画出演作として、『12人のパパ』、『シンデレラ・ストーリー』、ジョン・キューザックと共演した『エージェント・オブ・ウォー』などがある。2015年には製作総指揮・脚本を「セックス・アンド・ザ・シティ」のダーレン・スターが務める「Younger／ライザのサバヨミ大作戦！」でTVドラマにも復帰し、話題を呼んだ。また歌手活動を2002年にスタートし、デビュー・アルバム「Metamorphosis」は、リリース翌週に全米アルバム・チャートで1位を獲得し、これまでにアメリカで400万枚を売り上げた。さらに2007年にリリースしたアルバム「Dignity」が、全米初登場3位を記録するなど歌手としても成功を収めている。2019年にシンガーソングライターのマシュー・コーマと結婚した。

モリー・シャノン／Molly Shannon

1964年9月16日、米オハイオ州シェーカーハイツ生まれ。母方はアイルランド系アメリカ人。名門ニューヨーク大学のティッシュ芸術学部で演劇を学び、1995年から6シーズンに渡って伝説的コメディバラエティー番組「サタデー・ナイト・ライブ」に出演しブレイクする。コートニー・ラブやライザ・ミネリなどのパロディでも人気を博し、2000年には同番組で、プライムタイム・エミー賞(バラエティ／音楽番組部門)の個人パフォーマンス賞にノミネートされた。2016年に公開されたドラマ映画『母が教えてくれたこと』では、末期がんの宣告を受けた母親ジョアン役を演じ、インディペンデント・スピリット賞の助演女優賞に輝く。その他の映画出演作に、『グリンチ』『セレンディピティ』『マリー・アントワネット』などがある。TVでは2019年にスタートしたコメディ・シリーズ「The Other Two／ジ・アザー・トゥー」でクリティクス・チョイス・アワードの助演女優賞に2回ノミネートされた。その他、TV出演作に「DIVORCE/ディボース」や「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」などがあり、「ふたりは友達? ウィル&グレイス」、「セックス・アンド・ザ・シティ」「30 ROCK/サーティー・ロック」「glee/グリー」など多くの人気作にもゲスト出演している。HBOの「エンライテンド」ではプライムタイム・エミー賞のゲスト女優賞にノミネートされた。

ジーン・スマート／Jean Smart

1951年9月13日、米ワシントン州シアトル生まれ。教師の父親を持ち、3人の兄弟姉妹がいる。若いころから演技に興味を持ち、ワシントン大学では芸術の学位を取得する。地方劇場を中心に活躍した後、1981年にジェーン・ラポテア主演の「ピアフ」でマレーネ・ディートリヒを演じブロードウェイデビューを果たす。TVでは1986年にヒットコメディ「浮気なおしゃれミディ」に出演し人気を博し、この作品で将来の夫リチャード・ギリランドと出会うこととなる。1993年に放送を開始したシットコム「そりゃないぜ!? フレイジャー」ではプライムタイム・エミー賞(コメディ部門)のゲスト女優賞を受賞、2007年放送開始の「サマンサ Who?」の主人公の母親レジーナ役で同賞の助演女優賞に輝き、さらに2021年のエミー賞で10部門以上にノミネートされたHBO MAXのオリジナルドラマ「Hacks(原題)」では見事同賞の主演女優賞を獲得した。これによってエミー賞のコメディ部門、全3部門で受賞を果たした史上2人目の俳優となった。彼女にとって最高の役との声も高い「Hacks(原題)」では、2022年にも2年連続で同賞の主演女優賞に輝き、歳を重ねるごとに演技に磨きがかかっていると絶賛されている。その他、「FARGO／ファーゴ」、「ウォッチメン」、「メア・オブ・イーストタウン／ある殺人事件の真実」、「24 -TWENTY FOUR-」など多くの人気TVドラマに出演。主な映画出演作に『写真家の女たち』、『ザ・コンサルタント』、『シンプル・フェイバー』などがある。

マンディ・ムーア／Mandy Moore

1984年4月10日、米ニューハンプシャー州ナシュア生まれ。元記者の母とパイロットの父のもとに生まれ、幼少期にフロリダのオーランドに引っ越す。ミュージカル「オクラホマ！」を観劇し歌手を目指すようになると、14 歳でレコード契約を得て、バックストリート・ボーイズのツアー公演にも出演する。デビュー・アルバム「ソー・リアル」が全世界で300万枚を超え、一躍ポップ・アイコンとなり、ブリトニー・スピアーズ、クリスティーナ・アギレラ、ジェシカ・シンプソンなどと並ぶティーンアイドルとして人気を博す。続くセカンド・アルバム「マンディ・ムーア」(2001年)、サード・アルバム「カヴァレッジ」(2003年)でも多くのファンを獲得し、枚数を重ねるごとにより大人なアルバムを発表している。また俳優としては2001年公開の『プリティ・プリンセス』で映画デビューを果たし、2002年公開のニコラス・スパークスの同名小説を基にした『ウォーク・トゥ・リメンバー』に主演し高く評価される。さらに声優としても活躍しており、2010年公開のディズニー長編アニメーション『塔の上のラプンツェル』では主人公の声を担当。ザッカリー・リーヴァイとのデュエット曲「輝く未来」が、アカデミー賞歌曲賞にノミネートされた。TVでは2016年にスタートし高い評価を得たドラマシリーズ「THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから」に出演し、プライムタイム・エミー賞、ゴールデングローブ賞、クリティクス・チョイス・アワードなど多数の賞にノミネートされ実力派俳優としても知られるようになる。フォークロックバンド「ドーズ」のフロントマン、テイラー・ゴールドスミスと2018年に結婚した。

ジョシュ・デュアメル／Josh Duhamel

1972年11月14日、米ノースダコタ州マイノット生まれ。ドイツ、ノルウェー、フランス系カナダ、イギリス、アイルランド、オーストリア系の祖先を持つ。マイノット州立大学では生物学を専攻しアメフトに打ち込む。モデルとしてスカウトされ、その後俳優として映画『ドリアン・グレイの肖像』のオーディションを受け主役の座を勝ち取る。2002年にはソープオペラ「オール・マイ・チルドレン」でデイタイム・エミー賞の助演男優賞を獲得。2003年から2008年にはヒットドラマシリーズ「ラスベガス」で主人公、ダニー・マッコイ役を演じ、広く知られるようになる。2007年からは超大作映画『トランスフォーマー』シリーズのウィリアム・レノックス役を演じ、人気俳優の座を不動のものにした。2013年公開のニコラス・スパークスによる同名ベストセラーを基にした『セイフヘイヴン』では妻を亡くしたシングルファーザーを演じ、新たな一面をみせた。同年公開のコメディ・アンソロジー映画『ムービー43』には、エマ・ストーン、ヒュー・ジャックマン、ケイト・ウィンスレット、リチャード・ギアなどの大物俳優とともに出演。その他の出演作に、『ニューイヤーズ・イヴ』『かぞくはじめました』『ラモーナのおきて』『みんな私に恋をする』などがある。2009年にブラック・アイド・ピーズのファーギーと結婚するが、2017年に破局。

レジーナ・キング／Regina King

1971年1月15日、米カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。南カリフォルニア大学で学ぶ。1985年のTVシリーズ「227(原題)」でデビューし、全5シーズンに渡ってレギュラー出演する。1991年には『ボーイズ’ン・ザ・フッド』で映画デビューし、その後『ポエティック・ジャスティス/愛するということ』『デンジャラス・ビューティー2』『Ray/レイ』や『ザ・ハーダー・ゼイ・フォール: 報復の荒野』など多くの映画に出演している。2018年の『ビール・ストリートの恋人たち』ではその演技を高く評価され、アカデミー賞やゴールデングローブ賞の助演女優賞を始め、クリティクス・チョイス・アワード、全米映画批評家協会賞、ニューヨーク映画批評家協会賞など数多くの賞に輝き、その年の賞レースを席巻する。TVでは2015年にスタートした「アメリカン・クライム」でプライタイム・エミー賞の助演女優賞を2年連続受賞し、2018年の「運命の７秒」では見事エミー賞の主演女優賞に輝く。さらに2020年の「ウォッチメン」では再びエミー賞の主演女優賞を受賞し、実力派俳優の座を不動のものにした。2020年にはアマゾン・プライム映画「あの夜、マイアミで」で映画監督を務め、その他「スキャンダル託された秘密」「THIS IS US/ディス・イズ・アス　36歳、これから」「グッド・ドクター　名医の条件」などの人気ドラマシリーズのエピソード監督も務め多才ぶりを発揮している。

マシュー・モリソン／Matthew Morrison

1978年10月30日、米カリフォルニア州生まれ。ニューヨーク大学で演劇、歌唱、ダンスを学びミュージカル「フットルース」でブロードウェイデビュー。2002年の大ヒットミュージカル「ヘアスプレー」でメインキャストのリンク役を演じ知名度をあげる。続いて2005年にミュージカル「The Light in the Piazza／ライト・イン・ザ・ピアッツァ」にも主要キャストとして出演し、トニー賞やドラマ・デスク・アワードのミュージカル助演男優賞にノミネートされる。さらに2008年には「南太平洋」のブロードウェイ・リバイバル公演にも出演した。TVでは2009年にスタートした大ヒットドラマ「glee/グリー」のウィル・シュースター役で世界的ブレイクを果たし、プライムタイム・エミー賞やゴールデングローブ賞など数多くの賞にノミネートされる。その他のドラマ出演作に「セックス・アンド・ザ・シティ」「グッド・ワイフ」「グレイズ・アナトミー」「アメリカン・ホラー・ストーリー」などがある。2015年には舞台に復帰し、ミュージカル「ファインディング・ネバーランド」で主役であるジェームズ・バリ役を務め、高く評価された。日本でも人気が高く、2024年4月にはミュージカル「シカゴ」の来日公演でビリー・フリン役を演じた。