米の人気ドラマシリーズ「NCIS ネイビー犯罪捜査班」の新シーズン(2018~2019年)となる、シーズン16の放送更新が決定した。放送する米CBSが発表したもので、併せて主演で製作総指揮の一人、マーク・ハーモンの出演契約も更新されている。
2003年に放送がスタートした「NCIS ネイビー犯罪捜査班」は、シーズン7で全ドラマシリーズ中、もっとも視聴者数を稼ぐ番組に成長すると、以降もトップクラスの座をキープ。シーズン15を放送する現在、一話当たりの平均視聴者数は1700万人と、CBSのドラマシリーズの中ではナンバーワンの視聴者数を誇っている。
人気は米国内にとどまらない。昨年6月に開催されたテレビ番組の国際的なコンクール、モンテカルロ・テレビ祭では、国際テレビ視聴者賞ドラマ部門で栄冠。全世界のドラマ及びコメディ・シリーズの中で最も多くの視聴者を集めた番組として、ぶっちぎりの受賞となった。「NCIS ネイビー犯罪捜査班」は全世界の200以上の国と地域で視聴されているという。
ケリー・カールCBSエンターテイメント社長は、声明文の中で「(更新について)考えるまでもありませんでした。この番組は世界中のいたるところ、そしてあらゆる年齢層に愛されています。魅力的なキャラクターとわくわくするストーリーで、多くの熱心なファンを獲得しているのです」とコメント。
そしてマーク・ハーモンの契約更新についても、カール社長は「唯一無二かつパワフルなマーク・ハーモンを中心とした、才能あふれる出演者、優秀な制作チームの存在無くしては、番組の継続はありえません。番組の顔である彼が出演を継続してくれることに感謝しています。シーズン16に向け、胸躍る思いです」と述べている。
マークの出演は番組の継続に不可欠だった。マークは、「NCIS ネイビー犯罪捜査班」だけでなく、「NCIS: ニューオーリンズ」の製作総指揮者も兼ねており、多忙を極めている。今年67歳のマークには、ここ数年主役の座から退くという噂が絶えず、ゴシップニュースをにぎわすこともしばしば。「NCIS ネイビー犯罪捜査班」では、メインキャストの入れ替えを行い、番組をフレッシュに保っているものの、主役のマークだけは替えの効かない存在なのだ。
「NCIS ネイビー犯罪捜査班」と、CBSのワンツートップを形成する「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」は、すでに新シーズン(シーズン12)を更新済み。CBSでは、他にコメディシリーズ「Mom」、新シリーズ3本(「Young Sheldon」「S.W.A.T」「SEAL Team」)の更新も決定している。
<「deadline.com」 4月13日付け>