ニュース

海外ドラマ最新レポート Vol.85 第25回SAG賞授賞式開催

27日(現地時間)、第25回SAG賞(全米映画俳優組合賞)授賞式がロサンゼルスにて開催された。
 
SAG賞は全米映画俳優組合(Screen Actors Guild)に加入している、米のTVや映画などで活躍する俳優約16万人の投票によって決まる賞。“俳優による俳優のための賞”であり、エミー賞、アカデミー賞と並んで、俳優にとっては名誉ある賞だ。
 
TVカテゴリーでの今年最大の勝者は「マーベラス・ミセス・メイゼル」。コメディ部門のアンサンブル賞、男優賞、女優賞を総なめした。特に女優賞のレイチェル・ブロズナハンは、エミー賞、ゴールデングローブ賞など連続受賞しており、スピーチでも「共演者の皆には感謝してもしきれない」と、良作に主演できた幸運を素直に喜んだ。
 
また、TV映画・ミニシリーズ部門の男優賞は「アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺」のダレン・クリスが受賞。こちらも昨年のエミー賞以降、賞レースのトップランナーだ。今回もアントニオ・バンデラス(「ジーニアス:ピカソ」)やアンソニー・ホプキンス(「King Lear(原題)」)ら居並ぶベテランを脇に追いやり、若手の有望スターが栄冠を手にした。
 
TVカテゴリーの受賞は以下の通り。
 
 
■アンサンブル賞(ドラマ)
★「THIS IS US 36歳、これから」
「ジ・アメリカンズ」
「ベター・コール・ソウル」
「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」
「オザークへようこそ」
 
■アンサンブル賞(コメディ)
★「マーベラス・ミセス・メイゼル」
「アトランタ」 
「バリー」
「GLOW: ゴージャス・レディ・オブ・レスリング」
「コミンスキー・メソッド」
 
■男優賞(ドラマ)
★ジェイソン・ベイトマン 「オザークへようこそ」
スターリング・K・ブラウン 「THIS IS US 36歳、これから」
ジョセフ・ファインズ 「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」
ジョン・クラシンスキー 「ジャック・ライアン」
ボブ・オデンカーク 「ベター・コール・ソウル」
 
■女優賞(ドラマ)
★サンドラ・オー 「キリング・イヴ/Killing Eve」
ジュリア・ガーナー 「オザークへようこそ」
ローラ・リニー 「オザークへようこそ」
エリザベス・モス 「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」
ロビン・ライト 「ハウス・オブ・カード 野望の階段」
 
■男優賞(コメディ)
★トニー・シャルーブ  「マーベラス・ミセス・メイゼル」 
アラン・アーキン 「コミンスキー・メソッド」
マイケル・ダグラス 「コミンスキー・メソッド」
ビル・ヘイダー 「バリー」
ヘンリー・ウィンクラー 「バリー」
 
■女優賞(コメディ)
★レイチェル・ブロズナハン 「マーベラス・ミセス・メイゼル」
アレックス・ボースタイン 「マーベラス・ミセス・メイゼル」 
アリソン・ブリー 「GLOW: ゴージャス・レディ・オブ・レスリング」
ジェーン・フォンダ 「グレイス&フランキー」
リリー・トムリン 「グレイス&フランキー」
 
■男優賞(TV映画・ミニシリーズ)
★ダレン・クリス 「アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺」
アントニオ・バンデラス 「ジーニアス:ピカソ」
ヒュー・グラント 「英国スキャンダル~セックスと陰謀のソープ事件」
アンソニー・ホプキンス 「King Lear(原題)」
ビル・プルマン 「The Sinner -記憶を埋める女-」
 
■女優賞(TV映画・ミニシリーズ)
★パトリシア・アークエット 「Escape at Dannemora(原題)」
エイミー・アダムズ 「KIZU -傷-」
パトリシア・クラークソン 「KIZU -傷-」
ペネロペ・クルス 「アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺」
エマ・ストーン 「マニアック」 
 
■スタント・アンサンブル賞
★「GLOW: ゴージャス・レディ・オブ・レスリング」
「デアデビル」
「ジャック・ライアン」
「ウォーキング・デッド」
「ウエストワールド」
 
 
<「sagawards.org」 1月27日>