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海外ドラマおすすめコラム vol.28 全米大ヒットドラマの魅力に迫るメイキング 「ブラックリストの舞台裏 シーズン6」

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3月のスーパー!ドラマTVの目玉は、前月の「刑事カーディナル 悲しみの四十語」に続くシーズン2「刑事カーディナル 記憶に巣喰う虫」だが、4月にシーズン6の独占日本初放送が始まる人気ドラマの魅力を紹介する「ブラックリストの舞台裏 シーズン6」も楽しみだ。ハロルド・クーパー役のハリー・レニックスが司会を務め、キャストなどへの最新インタビューもご紹介。
そんな「ブラックリスト」、シーズン5でレッド(ジェームズ・スペイダー)に関する、とんでもない事実が明らかになり、それを受けてのシーズン6も大いに気になる。
 
そこで今回は「ブラックリスト」のトリビアをご紹介。このドラマ、全米放送で最も大勢の視聴者に見られたエピソードをご存じだろうか。
それはシーズン2第9話「ルーサー・ブラクストン: 前編」で、番組史上最多の2500万人以上が見た。面白いエピソードだったが、一番の理由は米国の国民的イベント「スーパーボウル」の生中継の直後に放送されたから。
 
スーパーボウルを見た視聴者がTVのチャンネルをそのままにする確率は高く、翌日未明まで高視聴率が続くというデータもある。
それを見込んで各チャンネルはその時点で勢いがある旬の番組(人気が高いだけではないことはぜひ注意したい)、またはミッドシーズン(全米TV界に秋に続いて2番目に大きい改編期である1月)の売りとなる新番組を投じてくる。
例えばCBSは2007年の第41回スーパーボウルの後に「クリミナル・マインド」シーズン2第14話「血塗られた黙示録」(スーパーボウルの夜に事件が起きる内容)、2013年の第47回スーパーボウルの後、「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」シーズン1第14話「殺人鬼のプロファイル」を放送。いずれも当時人気上昇中で、「ブラックリスト」も期待作だったと分かる。
 
そしてついにシーズン6に到達。全米の動画配信サービスでも人気ベスト20に入るなど、しばらく快進撃は続くだろう。
 
 
【アメリカTVライター 池田敏 2019/2/28】
 
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