犯罪解決ドラマシリーズは数あれど、TV史上最もダークでミステリアス、そして何より恐ろしいシリーズが「クリミナル・マインド」。
しかしそんな内容にもかかわらず、出演者の一人ガルシア役のカーステン・ヴァングスネスは、心地良い撮影現場だったと米エンタメ番組で語っている。
「ジョー・マンテーニャはメーキャップ用のトレイラーで歌を聞かせてくれるのよ、大好きだったわね」ロッシを演じていたジョーは、穏やかなルックスとたがわず現場を和ませるのに長けたベテラン。退屈なメイク時間を歌を歌ったり、DJ調な語りで過ごしていたとか。
そして「クリミナル・マインド」の実質的主役であるリードを演じたマシュー・グレイ・ギュブラー。「マシューは私の衣装を試着しようとするのよ」とカーステン。試着室にやってきて、ガルシア用の衣装を拝借するマシュー、いたずらっ子の一面があるらしい。
カーステンといえば、シェマー・ムーアとの名コンビがファンの間で大人気。シェマー演じるデレクはガルシアを「ベイビー・ガール」と呼ぶ。「シェマーは私を肩にかついで、セットを練り歩いていたの」さすが肉体自慢のシェマー。共演の関係を超えた深い信頼が築かれていた二人だからこそ許される、ダイナミックなおふざけだ。
「なんて素敵で楽しくて仲間愛に満ちた、クリエイティブな現場だったのかしら」
どんなに時間をかけても語り尽くすことはできない。「クリミナル・マインド」全てがカーステンにとって忘れられない最高の思い出なのだ。
<「eonline.com」 1月22日>