米TVに犯罪解決ドラマは数あれど、最もダークかつ残忍な事件を扱うミステリー物といえば「
クリミナル・マインド」だろう。
現実に起きた凶悪事件を題材として描かれたエピソードの数々に、身を震わせながらもハマってしまう熱烈なファンが多数発生。2005年から全15シーズンを駆け抜けた人気シリーズだ。その熱烈ファンの一人とも言えるのが、米メジャーリーガーのビリー・ハミルトン選手。屈強なタフガイの「クリミナル・マインド」カミングアウトはなんともユニークだった。
俊足を生かしたスイッチヒッターとして知られるハミルトン選手。シンシナティ・レッズからアトランタ・ブレーブスなどを経て、2020年8月にニューヨーク・メッツにトレードとなった。
メジャーらしく、契約が成立すると同時に新チームへと合流が決まった。当初ニューヨークから、試合の地であるワシントンD.C.には飛行機での移動が予定されていたが、搭乗するはずの便がキャンセルとなり、空での移動ができなくなってしまった。
幸いにもニューヨークとワシントンD.C.は距離が比較的近く、列車での移動が可能。メッツはハミルトン選手に3時間程度の列車での移動を提案した。
ところが、ハミルトン選手はこの列車移動を拒否、自動車で移動したいと訴えた。自動車だと、ハイウェイが混んでいなくても1時間は余分にかかる。ハミルトン選手とて、一秒でも早く新チームと合流したかったはずだが、なぜ列車移動を断ったのか。
ハミルトン選手がのちに取材に答えたところによれば、「『クリミナル・マインド』を見過ぎちゃったんだ。僕は(怖くて)列車を使えなくなってしまった」
なんと「クリミナル・マインド」の大ファンだというハミルトン選手、どうやらその中で描かれた列車を舞台にしたエピソードがトラウマとなり、列車が苦手になってしまったのだとか。
ハミルトン選手がどのエピソードに影響を受けているのか明らかではないが、たとえば長距離列車内での立てこもり事件を描いた「テキサス列車ジャック」(シーズン1第9話)で、恐ろしい列車移動のイメージが植え付けられてしまったのかもしれない。
肉体的には当然のこと、精神的にもタフなはずのメジャーリーガーさえ怯える「クリミナル・マインド」。一般の視聴者の皆さんも、くれぐれも見すぎにはご注意を?
<「sportingnews.com」 8月4日>