シェマー・ムーアが主演する「S.W.A.T.」で、“元妻”と再共演した。とはいえ、独身生活をおう歌するシェマーだから、“元妻”はいない。

「S.W.A.T.」シーズン３第７話以降に登場する“元妻”とは、かつて「クリミナル・マインド」でシェマーが演じていたデレク・モーガンの妻サヴァンナのこと。

 

サヴァンナを演じていたのは、「サバイバー: 宿命の大統領」などで知られる美人女優のロシェル・エイツ。ロシェルは「クリミナル・マインド」シーズン９から11の間にゲスト出演していた。米エンタメサイトのインタビューに答えたロシェルは、今回の再共演を素直に喜んでいる。そして何より盛り上がっているのが、二人のファンだ。「すごく喜んでいるみたい。ツイッターでも、サヴァンナとデレクの写真と今回の『S.W.A.T.』での私たちを並べて投稿するファンがいるのよ。みんな私たちの関係がどう発展するか気になってるんじゃないかしら」

 

「S.W.A.T.」でロシェルが演じるのは、地域センターの所長二シェル。S.W.A.T.リーダー、ホンドー（シェマーの役）の事件解決に協力したことで、二人は懇意な間柄に。まるで「クリミナル・マインド」の続きを見ているかのよう。ファンが歓喜するのも当然だ。“夫婦”再共演はどのように実現したのだろう。

 

「夏頃、（プロデューサーから）電話がかかってきたの、『S.W.A.T.』のオーディションを受けないかって。私はまたシェマーと一緒に仕事ができるなんて最高！って思ったわ」“元夫”と再共演のチャンスに感激したロシェルだが、一度は断念しかけたという。当時、ロシェルはTVドラマシリーズ「パージ」にレギュラー出演しており、スケジュール的に無理があったのだ。しかし、“元妻”を恋焦がれる気持ちがシェマーを動かした。「その４日後くらいにシェマーからメールが届いたの。どうしても出てほしいって。スケジュールが難しいと言ったら、彼は頑張ってくれた。双方のプロデューサーたちが協力して時間調整してくれたの。私のためにそこまでしてくれて嬉しかったわ」

 

かくして実現したシェマーとの再共演。撮影は楽しくて仕方ないとか。「『クリミナル・マインド』でもシェマーとは気持ち良く仕事できた。今回も私とシェマーの間には、すっかりムードが出来上がっている。『S.W.A.T.』ではお互い違うキャラクターを演じているわけだけど、以前の二人に戻るのは簡単だったわ」

 

美男美女のシェマーとロシェル。見た目だけじゃない、なぜか二人のケミストリーは抜群だ。「なぜかしらね、理由は分からないわ。ケミストリーって目には見えないものだもの」お似合いすぎる二人が、今後の「S.W.A.T.」でどう進展してゆくのか。画面から漂うケミストリーは間違いなく、番組のさらなるスパイスとなるはずだ。

 

 

＜「tvinsider.com」  2019年11月20日＞