『レント』や『ウィキッド』など実力派ミュージカルスターとして知られるイディナ・メンゼルと、『レント』で共演、ミュージカル出身ながらTVドラマでも主演級の活躍をするテイとの結婚は、2003年当時、エンタメ界の話題となった。2009年には、二人の間に男児ウォーカー君が誕生している。2013年に離婚後、イディナは俳優アーロン・ローアと再婚するも、テイはいまだ独身。
約5年間交際したモデルのアマンサ・スミスとはゴールインを迎えることなく、2018年に破局している。そうなれば世の女性たちが放っておくわけがない。エンターテイナーとしての才能は保証付き、陽気なイケメン、テイのデート事情が気になるのは当然だ。「いろいろなことが起こると、息子以外の誰かと話がしたいって人恋しくなることはある」とちょっぴり弱気な本音を吐露するテイ。トンネルの先が見えないご時世、大人の話し相手が欲しいのだ。
人との接触を制限するコロナ禍の昨今、そのお相手を探すのも一苦労のはずだが、「とっても楽しいよ」と悲壮感はゼロ。どうやらコロナ禍の事情を逆手に取っているらしいのだ。「“マスクゲーム”だよね。だってマスクの下は見えないんだもの」マスクで顔半分が隠れているため、マスク美人、マスクイケメンが発生中。イチかバチかで声をかけるのも、ゲームのようで、また楽しいのだとか。もちろん、これはテイ一流のジョーク。「デートは(僕にとって)それほど重要じゃなくなったよ」。コロナ禍以降、恋愛関係は今の時期には荷が重すぎるとデートを控えめにしているというのだ。
だからウォーカー君との時間がテイにとって一番大切になっている。イディナと親権を共同で分け合っているため、子育ては半分半分。ウォーカー君とコロナ禍で一緒に過ごす時間がさらに増えた分、愛情も深まった。動物園、スポーツ観戦、さまざまな時間を父と子で過ごしたが、一番気に入っていたのが、夜のプール。「学校が休校だった時、ウォーカーも早起きする必要がなかったから、夜中に泳いでいたんだ。(静かな)プールで二人でいろいろな話ができた、あれは良かったね」その時々の遊びを見つけたら、それを思いっきり楽しむのがテイらしさ。今はウォーカー君との時間を思いっきり楽しんでいる。
それでも、大人たちはゴシップがやっぱり恋しい。「テイが美女とデート」、そんなゴシップの踊る平穏を待ち焦がれている。
<「extratv.com」 2020年10月19日>