ニュース

海外ドラマ最新レポート Vol.318  「カジュアル」のタラ・リン・バー、ローラ役との共通点は?

Casual_yr2_#18(2-8)_CAS_208_GL_0331_0026.jpg
カジュアル」でミカエラ・ワトキンス演じるヴァレリーの、多感なティーンエイジャーの娘ローラ役を好演するタラ・リン・バーが米誌のインタビューに答えている。精神的に早熟、そして行動も衝動的なローラ。周囲を振り回してしまいそうなキャラクターだ。タラは自身の役についてどう考えているのだろう?
 
「ローラはとてもドライで自虐的な女の子よ。同年代の子たちよりも利口で、子供っぽさが抜けて大人びている。だけど私は彼女のことをごく普通の女の子だと思っているの。たまたますごく利口というだけのこと」
 
「とってもクールな子」と付け加えたタラ。お気に入りの役らしい。では、自分と似通ったところはあるのだろうか?「あると思う。私自身、利口ぶるところがあるの、直さなきゃいけないんだけどね。それと深く物事を考えているにもかかわらず、それを表に出そうとしないところも同じじゃないかしら。時々、自分の気持ちを隠し過ぎて、結局は我慢して終わってしまうの」皮肉屋めいたユーモアセンスも、ローラと似ている。共通点は、性格、ユーモアセンス、あともう一つあるという、“お母さん”だ。「ヴァレリーほどじゃない」と断りを入れながら、役同様、“お母さん”の振舞いに、娘としてしばしば戸惑いを感じることがあるという。いわゆる“お母さんあるある”。
 
「私の母も、“お母さんあるある”をやっちゃうの。母はいつもSNSで私のことを自慢していて、私がうけたインタビューや記事なんかを投稿している。ある時『ねえ、私が貼り付けたあなたのすごく可愛い写真見てくれた? 再投稿してもいいかしら?』なんて聞いてきたのよ! 仕方ないから、『わかった、お母さん』って答えておいた。投稿する時には、ちゃっかり私をタグ付けしてる」ドライなユーモアセンスを持つタラが、唯一、皮肉の効かない相手が“お母さん”。困惑も感じるけれど、それが愛情からくるものと知っているから、あえて口には出さないのだ。
 
「カジュアル」シーズン2でローラは新しい環境に身を置くという。つまり新しい出会いもあれば、新しい経験もあるだろう。「ローラはそこでたくさん悩むことになるわ。だけど脚本が素晴らしいから、ストーリーに無理がないし、皆も納得できるんじゃないかしら。すごく穏やかに、自然に、身近に感じられるように話が進んでいくの」シーズン1終盤からヴァレリーとローラの関係がどうなってしまうのか、シーズン2を心待ちにしている人も多いはず。タラの言葉のごとく、余計な飾りなく「カジュアル」にリアルにストーリーは進展してゆきそうだ。
 
 
<「instyle.com」  2016年6月7日>