新型コロナウイルス対策により、昨年3月に米カリフォルニア州で外出禁止令が発令されてから一年半近くが経つ。同州では禁止と緩和を繰り返しながら、人々はコロナ前の生活に近づきつつある。長びく人類と新型コロナウィルスとの闘い中、自粛生活を厳守した日々を高らかに誇るハリウッド女優がいる、「
LOVE LIFE」のアナ・ケンドリックだ。
自分がまじめに自粛生活を守ったことで、周囲の人々の命を救ったかもしれないと考えているという。
「この一年半の間、コミュニティのために何を犠牲にするべきなのか、私たちは皆考えていたと思うわ。確かに大変な時間だった。だけど結局『ああ、何もしなかった、まるまる一年無駄にした』って思ってるのよね」米ポッドキャスト番組に出演した時の、アナの言葉。自粛期間中、たとえば資格を取ろう、ダイエットしよう、と何かを計画した人は多かったはず。しかし、実際にその時間を有効に使えたと考えている人は少ないかもしれない。だからと言って、丸々一年(2020年)を無駄にしたとは思わないでほしいという。「そんな考えは止めるべきよ。私は一つ重大なことを成し遂げたと思っているの。自粛生活を守り、家から出歩かなかったことで周囲の人たちの命を救ったかもしれないのよ」自粛生活を無視して出歩いていたら感染してしまったかもしれない。更に自分が媒体となって周囲を感染させることだってありえる。アナは自粛することで、自分と周囲を感染から守ったのだ。
とはいえ、自粛生活はストレスがたまるもの。ハリウッド女優だってストレス解消はアレしかない。「最初の頃はお菓子を食べることくらいしかやることがなかったわ。そのうち、インターネットでワークアウトを始めたの」時間潰しにお菓子を食べる量が増える、体重も増える。これじゃイケナイとYoutubeを見て運動を始めるのは誰しも同じ。「寂しそうだなんて思わないで! やってみたら、クラスに通うよりずっと良かったのよ。だって『そこのピンクシャツ! もっと足を動かして』なんて、インストラクターに怒鳴られたりしないもの。サボっても平気よ、私は家のコンピューターの前にいるんですからね。そこが気に入ったところ」
ごく普通の女性と同じような感性もアナの魅力。これからも等身大の女性を演じ続けてゆくに違いない。
<「celebretainment.com」 5月8日>