米時間の13日、第79回ゴールデングローブ賞のノミネートが発表された。ハリウッドの授賞式シーズンのキックオフ行事として、毎年にぎやかなお祭りとなるゴールデングローブ賞が、今回は激変だ。ゴールデングローブ賞は映画・TVなどのエンタメ系ジャーナリストが所属するハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)の主催。HFPAには日本を含む世界各国のジャーナリストが所属しているが、2021年初め、黒人の協会員が皆無だったことが明らかになり厳しい批判を浴びた。以降、長年にわたり授賞式を放送してきた米NBCが2022年の授賞式放送を取りやめ。これまで友好的な関係にあった各映画会社からも協力が得られなくなるなど、HFPAは窮地に追い込まれた。このため、HFPAは内部改革を宣言。組織のダイバーシティや透明性が求められる時代において、協会内のルールを厳格化し、映画会社などから豪華な贈答品や旅行の授受を禁止した。また、黒人6名を含む、21人を新たな協会員として迎え入れている。かつては、アカデミー賞の前哨戦とも呼ばれていたゴールデングローブ賞。影響力の低下が懸念されるが、 その分、忖度なしの授賞に期待がかかる。
第79回ゴールデングローブ賞授賞式は、2022年1月9日に行われる。
その他、TVカテゴリーのノミネートは以下の通り。
※「グッド・ファイト」は3月よりスーパー!ドラマTVにて放送開始、4月にはシーズン4を独占日本初放送!!
〈ドラマシリーズ部門〉
◆作品賞
「Lupin/ルパン」
「ザ・モーニングショー」
「POSE/ポーズ」
「イカゲーム」
「キング・オブ・メディア」
◆男優賞
ブライアン・コックス 「キング・オブ・メディア」
イ・ジョンジェ 「イカゲーム」
ビリー・ポーター 「POSE/ポーズ」
ジェレミー・ストロング 「キング・オブ・メディア」
オマール・シー 「Lupin/ルパン」
◆女優賞
ウゾ・アドゥバ 「イン・トリートメント」
ジェニファー・アニストン 「ザ・モーニングショー」
クリスティーン・バランスキー 「グッド・ファイト」
エリザベス・モス 「The Handmaid's Tale/侍女の物語」
MJ・ロドリゲス 「POSE/ポーズ」
〈コメディ/ミュージカルシリーズ部門〉
◇作品賞
「THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~」
「Hacks(原題)」
「Only Murders in the Building(原題)」
「Reservation Dogs(原題)」
「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
◇男優賞
アンソニー・アンダーソン 「ブラッキッシュ」
ニコラス・ホルト 「THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~」
スティーヴ・マーティン 「Only Murders in the Building(原題)」
マーティン・ショート 「Only Murders in the Building(原題)」
ジェイソン・サダイキス 「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
◇女優賞
ハンナ・エインビンデル 「Hacks(原題)」
エル・ファニング 「THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~」
イッサ・レイ 「インセキュア」
トレーシー・エリス・ロス 「ブラッキッシュ」
ジーン・スマート 「Hacks(原題)」
〈リミテッド・シリーズ/TV映画部門〉
■作品賞
「DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機」
「Impeachment: American Crime Story(原題)」
「メイドの手帖」
「メア・オブ・イーストタウン / ある殺人事件の真実」
「地下鉄道 自由への旅路」
■男優賞
ポール・ベタニー 「ワンダヴィジョン」
オスカー・アイザック 「Scenes From a Marriage(原題)」
マイケル・キートン 「DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機」
ユアン・マクレガー 「HALSTON/ホルストン」
タハール・ラヒム 「ザ・サーペント」
■女優賞
ジェシカ・チャステイン 「Scenes From a Marriage(原題)」
シンシア・エリボ 「Genius: Aretha(原題)」
エリザベス・オルセン 「ワンダヴィジョン」
マーガレット・クアリー 「メイドの手帖」
ケイト・ウィンスレット 「メア・オブ・イーストタウン / ある殺人事件の真実」
〈全TVカテゴリー〉
□助演男優賞
ビリー・クラダップ 「ザ・モーニングショー」
キーラン・カルキン 「キング・オブ・メディア」
マーク・デュプラス 「ザ・モーニングショー」
ブレット・ゴールドスタイン 「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
オ・ヨンス 「イカゲーム」
□助演女優賞
ジェニファー・クーリッジ 「ホワイト・ロータス / 諸事情だらけのリゾートホテル」
ケイトリン・デヴァー 「DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機」
アンディ・マクダウェル 「メイドの手帖」
サラ・スヌーク 「キング・オブ・メディア」
ハンナ・ワディンガム 「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
<「goldenglobes.com」12月13日>
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