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海外ドラマ最新レポート Vol.385  第28回SAG賞授賞式が開催

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米時間の2月27日、第28回SAG賞の授賞式が開催された。全米映画俳優組合(Screen Actors Guild)主催のSAG賞は、俳優たちの優れた演技を称える年一度の祭典。出席者はSAGに加入する俳優のみとあって、例年、ディナーショー形式で和気あいあいと行われてきた。コロナ禍の昨年はスターの受賞スピーチを事前収録した簡易授賞式となったが、今年は会場を広々としたサンタモニカ空港内の会場に設置、にぎやかなムードの中、行われた。
 
TVカテゴリーでは、ドラマ部門のアンサンブル賞(作品賞)に「キング・オブ・メディア」、コメディ部門の同賞に「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」と賞レースの常連組が順当な受賞。会場を沸かせたのは、ドラマ部門の男優賞、女優賞だ。共に韓国のドラマシリーズ「イカゲーム」からイ・ジョンジェ、チョン・ホヨンがそれぞれ初受賞。下馬評の高かった「キング・オブ・メディア」勢を下しての名誉となった。韓国勢のSAG賞受賞は、2020年の映画『パラサイト 半地下の家族』が映画カテゴリーの作品賞にあたるキャスト賞を受賞して以来。
 
第28回SAG賞TVカテゴリーの授賞者は以下の通り。
 
■アンサンブル賞(ドラマ)
★「キング・オブ・メディア」
「The Handmaid's Tale/侍女の物語」
「ザ・モーニングショー」
「イカゲーム」
「yellowstone(原題)」
 
■アンサンブル賞(コメディ)
★「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
「Hacks(原題)」
「コミンスキー・メソッド」
「Only Murders in the Building(原題)」
 
■男優賞(ドラマ)
★イ・ジョンジェ 「イカゲーム」
ブライアン・コックス 「キング・オブ・メディア」
ビリー・クラダップ 「ザ・モーニングショー」
キーラン・カルキン 「キング・オブ・メディア」
ジェレミー・ストロング 「キング・オブ・メディア」
 
■女優賞(ドラマ)
★チョン・ホヨン 「イカゲーム」
ジェニファー・アニストン 「ザ・モーニングショー」
エリザベス・モス 「The Handmaid's Tale/侍女の物語」
サラ・スヌーク 「キング・オブ・メディア」
リース・ウィザースプーン 「ザ・モーニングショー」
 
■男優賞(コメディ)
★ジェイソン・サデイキス 「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
マイケル・ダグラス 「コミンスキー・メソッド」
ブレット・ゴールドスタイン 「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
スティーヴ・マーティン 「Only Murders in the Building(原題)」
マーティン・ショート 「Only Murders in the Building(原題)」
 
■女優賞(コメディ)
★ジーン・スマート 「Hacks(原題)」
サンドラ・オー 「ザ・チェア ~私は学科長~」
ジュノー・テンプル 「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
ハンナ・エインビンデル 「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
 
■男優賞(TV映画・ミニシリーズ)
★マイケル・キートン 「DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機」
マレー・バートレット 「ホワイト・ロータス / 諸事情だらけのリゾートホテル」
オスカー・アイザック 「Scenes From a Marriage(原題)」
ユアン・マクレガー 「HALSTON/ホルストン」
エヴァン・ピーターズ 「メア・オブ・イーストタウン / ある殺人事件の真実」
 
■女優賞(TV映画・ミニシリーズ )
★ケイト・ウィンスレット 「メア・オブ・イーストタウン / ある殺人事件の真実」
ジェニファー・クーリッジ 「ホワイト・ロータス / 諸事情だらけのリゾートホテル」
シンシア・エリヴォ 「Genius: Aretha(原題)」
マーガレット・クアリー 「メイドの手帖」
ジーン・スマート 「メア・オブ・イーストタウン / ある殺人事件の真実」
 
 
■スタント・アンサンブル賞
 ★「イカゲーム」
「コブラ会」
 「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」
「ロキ」
「メア・オブ・イーストタウン / ある殺人事件の真実」
 
 
<「sagawards.org」   2月27日>