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海外ドラマ最新レポート Vol.404  「ブラックリスト」シーズン9新加入の女優、ジェームズ・スペイダーとの初共演にド緊張

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ブラックリスト」シーズン9に新加入した女優のディアニー・ロドリゲスが、ジェームズ・スペイダーとの初共演について語っている。
 
ジェームズといえば、映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』や「ボストン・リーガル」「The Office(原題)」などで知られる大スター。さらに俳優歴40年以上の大ベテランでもある。そんなビッグなジェームズと初共演となれば緊張するのは当然。しかもジェームズは「ブラックリスト」の顔、主演俳優なのだ。
 
「ブラックリスト」でディアニーが、ジェームズと初めて一緒になったのは、車中でのシーン。 「私は車の運転席にいて、ジェームズが後部座席に乗り込んできたの」 密室のような空間にジェームズと二人きり。ディアニーは自分の心臓の音が聞こえるほど緊張していたに違いない。クルーがカメラの位置を変更するため、撮影は一時中断した。間が持たない。声をかけたのはジェームズだった。「彼から『やあ、ディアニー。僕はジェームズだ。よろしくね』と言ってきたの。私は『ご機嫌いかがですか、“ボスマン”』って答えたわ」 ディアニーにとって、ジェームズはまるで上司(ボスマン)のような存在に思えたのだろう。
 
ジェームズはその言葉をとらえた。「彼は『今、なんて僕を呼んだの? ジェームズと呼んでくれたらいいんだよ』と言われたの」 ありがたい言葉なれど、ディアニーはますます固まった。「ジェームズなんて呼べません。私はずっと後輩ですから。それに私はあなたの大ファンなんです。とにかくジェームズとは呼べません、ごめんなさい」と、なんとか声を絞りだした。ディアニーはこの間、ジェームズの顔を直視することもできなかったとか。全ては運転席のバックミラー越しに“ボスマン”と会話を続けていたのだ。
 
さすがのジェームズもあきれたらしい。「おもしろい考えだね。頭にいれておくよ」とだけ答えて口をつぐんでしまったという。ディアニーの体内時間によれば、そこから20秒の沈黙。耐えられなくなり、「私、変なこと言いましたか?」と問いかけた。ジェームズはそれには答えず、ただにっこり笑って、その場を収めたという。今では笑い話となってしまったが、ジェームズとディアニーの車中のシーンの前には、こんなぎくしゃくした初対面があったのだ。
 
 
<「express.co.uk」  2月15日>