7月末に亡くなった「宇宙大作戦／スタートレック」のニシェル・ニコルズさんの遺灰の一部が宇宙へ旅立つことが分かった。

 

宇宙葬サービスで知られる米セレスティスが企画した「エンタープライズ・メモリアル・ミッション」として行われるもので、二シェルさんの家族の協力を得て、遺灰やDNAサンプルが宇宙に送られる。

 

二シェルさん以前には、同シリーズのクリエーター、ジーン・ロッデンベリーさんとその妻のメイジェル・バレット・ロッデンベリーさん、同シリーズにも貢献した特撮のスペシャリスト、ダグラス・トランブルさん、そして「宇宙大作戦／スタートレック」でスコッティを演じたジェームズ・ドゥーアンさんの遺灰などが宇宙に送られている。

 

2021年にはジェームズ・カーク船長役のウィリアム・シャトナーが11分間の宇宙飛行を成功させたことが話題になった。二シェルさんの息子、カイル・ジョンソンさんは「母はスペースシャトルに乗りたかったに違いありません。ですから、今回のことで夢が叶ったと言えるでしょう」と亡き母をしのんだ。

 

二シェルさんはNASAのイベントにたびたび出席するなど長年宇宙とは深い縁があった。エンタープライズ・メモリアル・ミッションは、米ユナイテッド・ローンチ・アライアンスが打ち上げを予定している大型ロケット、ヴァルカンの二次ペイロール（相乗り）で行われる予定。打ち上げは早ければ、今年12月中になるという。

 

 

＜「universetoday.com」　 8月25日＞