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海外ドラマ最新レポート Vol.467  「ケイティ・キーン」のルーシー・ヘイル、ドリームキャスト抜擢に感激

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ケイティ・キーン」で、主役のケイティ・キーンを演じるルーシー・ヘイル。大ヒットシリーズ「プリティ・リトル・ライアーズ」に主演、特に若い女性から圧倒的な支持を得ている人気女優だ。その好奇心あふれる大きな瞳と誰からも好感を持たれるような愛らしいルックス、どんなファッションも着こなすセンス、ルーシーはまさにケイティに適役だろう。
 
「電話がかかってきたときのことをよく覚えているわ」と、当時の記憶をたどるルーシー。 「ケイティ・キーン」の出演オファーの前段階とも言えるその電話の後、ルーシーは製作総指揮のロベルト・アギーレ=サカサ、マイケル・グラッシと面会した。 「彼らの家に呼ばれたの。そこにはキャスティングボードがあって、彼らの考える夢のキャストの写真が貼り付けてあった。主役のケイティのところに、私の写真が貼ってあったのよ」 もし、こんなキャストが集まれば最高だ。そんなプロデューサーたちの夢のキャスティングボードに、自分の写真が貼ってあるのだ。これほど女優冥利につきることはないだろう、しかも自分はセンター、主役なのだ。 「私はずっと彼らの第一候補だったと言われたの、大感激よ。あの時の喜びは一生忘れないわ」
 
あまたの女優の中から選んでもらえたとなれば、ルーシーの役への思いは格別。ファッションデザイナーを目指すケイティが、ミシンに向かうシーンも登場する。その情熱が付け焼刃に見えないよう、ルーシーもミシンを始め、裁縫仕事を学んでいる。 「ケイティは仕立屋の仕事をしているの。私はまだ裁縫はそこまで上手じゃないけれど、プロのテクニックも使い始めたわ」 ルーシーはケイティほどのファッション上級者ではないものの、お洒落は大好きだという。 「ファッションは大好きよ。子供の頃からね。母に言われたことがあるの、あなたは赤ちゃんの時もストローラーから、気に入った靴やなんかを指さしてたって」
 
そんなお洒落なルーシーも一目置くのが、番組の衣装デザイナー、ジェニファー・ロギーン。「ロシアン・ドール: 謎のタイムループ」でエミー賞現代衣装賞を受賞。「ガールズ」や「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」も手がけた売れっ子だ。「奇抜な服の中でも、彼女はケイティが選びそうなものを選んでくれる」とルーシー。つまりロギーンの描くケイティ観とルーシーのそれは一致しているということ。イマジネーションを分かち合える、心強い仲間である。
 
同名のアメコミが原作とあって、キャラクターたちの鮮やかなビジュアルに注目が集まりがちだが、ストーリーはNYで夢を追う20代の若者たちの物語。
ファッション好きな人はもちろん、青春群像劇を楽しみたい人にもおすすめしたい。
 
 
<「insider.com」  2020年2月6日>