米エンタメ誌が、2022年米国で最も視聴者を集めた番組トップ100を発表した。 米国で最も視聴者を集めるTV番組は例年不変だ。オリンピックがあろうと、サッカーW杯があろうと、トップは例年2月に開催されるスーパーボウル(アメリカンフットボールのプロリーグNFLの優勝決定戦)に変わりはない。 2022年も第56回スーパーボウル:ロサンゼルス・ラムズ対シンシナティ・ベンガルズ戦がトップ。視聴者数も1億人にわずかに欠ける9965万人を集め、同5044万人の2位NFCチャンピオンシップ(NFLのNFC優勝決定戦)に2倍近い大差をつけての圧勝となった。
アメフト中継もしくは関連番組が上位を占める中、その他で最も上位の番組は、第10位の北京五輪。オリンピックへの関心が比較的低いと言われる米国でも、フィギュアスケートやスキージャンプなど人気スポーツの競技日には、2179万人がTV中継を視聴した。
スポーツ以外では、第94回アカデミー賞が視聴者数1756万人で第23位。第32位には、ドラマシリーズ「イエローストーン」シーズン4第10話が、視聴者数1305万人でランクインした。ケーブル局パラマウントで放送中の「イエローストーン」は、大手ネットワークのドラマシリーズを蹴散らし、最も視聴者を集めたドラマシリーズとなった。 他のドラマシリーズでは、「
NCIS: ハワイ」シーズン1 第12話が大健闘の41位(視聴者数1224万人)。第57位の先輩シリーズ「
NCIS ネイビー犯罪捜査班」シーズン19第12話(同1132万人)をしのぐ好成績だった。
以下、トップ100入りしたドラマシリーズは、第58位に「FBI: 特別捜査班」シーズン4第10話(同1131万人)、第92位に「シカゴ・ファイア」シーズン10第11話(同1038万人)。「イエローストーン」「NCIS ネイビー犯罪捜査班」「FBI: 特別捜査班」はそれぞれ複数話でトップ100にランクインしている。
<「variety.com」 2022年12月30日>