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海外ドラマ最新レポート Vol.475  第28回放送映画批評家協会賞 最終シーズンの「ベター・コール・ソウル」が作品賞含む圧勝

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1月15日、LAにて第28回放送映画批評家協会賞の授賞式が開催された。 ファイナルシーズンを迎えた傑作シリーズがついに報われた。これまで毎シーズンのように、エミー賞やゴールデングローブ賞など主要な賞の作品賞にノミネートされながら一度も受賞したことのなかった「ベター・コール・ソウル」が最後に栄冠を勝ち取った。
 
「ベター・コール・ソウル」ー、TVカテゴリーのドラマ・シリーズ部門作品賞に名前が読み上げられると、主演のボブ・オデンカークやジャンカルロ・エスポジートらが喜びのガッツポーズ。スピーチに立った製作総指揮ピーター・グールドもまさかの受賞に「信じられないよ、一度も受賞できたこと無かったのに」と唖然した表情だ。
 
この日は作品賞以外にも「ベター・コール・ソウル」圧勝の一日となった。同主演男優賞でボブ・オデンカーク、同助演男優賞でもジャンカルロ・エスポジートが勝利し、TVカテゴリーでは最多の3賞を受賞した。歓喜に沸く「ベター・コール・ソウル」勢で、一人冴えない顔をしていたのは同助演女優賞にノミネートされていたレイ・シーホーン。
 
人気シリーズ「ホワイト・ロータス / 諸事情だらけのリゾートホテル」のジェニファー・クーリッジに敗れてしまったのだ。ファイナルシーズンの熱演が報われなかったレイに、主演男優賞のスピーチでボブは「君の存在無しには受賞できなかった。この賞は君のおかげだ」と最大限の感謝の言葉でねぎらった。
 
第28回放送映画批評家協会賞TVカテゴリーの受賞は以下の通り(★印)。
 
<ドラマ・シリーズ部門>
 
■作品賞
「キャシアン・アンドー」
「バッド・シスターズ」
「ザ・クラウン」
「ユーフォリア/EUPHORIA」
「グッド・ファイト」
「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」
「セヴェランス」
「イエローストーン」
 
■主演男優賞
★ボブ・オデンカーク 「ベター・コール・ソウル
ジェフ・ブリッジス 「ザ・オールドマン~元CIAの葛藤」
スターリング・K・ブラウン 「THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから」
ディエゴ・ルナ 「キャシアン・アンドー」
アダム・スコット 「セヴェランス」
アントニー・スター 「ザ・ボーイズ」
 
■主演女優賞
★ゼンデイヤ 「ユーフォリア/EUPHORIA」
クリスティーン・バランスキー 「グッド・ファイト」
シャロン・ホーガン 「バッド・シスターズ」
ローラ・リニー 「オザークへようこそ」
マンディ・ムーア 「THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから」
ケリー・ライリー 「イエローストーン」
 
■助演男優賞
★ジャンカルロ・エスポジート 「ベター・コール・ソウル
アンドレ・ブラウアー 「グッド・ファイト」
イスマエル・クルス・コルドバ 「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」
マイケル・エマーソン 「イーヴィル:超常現象捜査ファイル」
ジョン・リスゴー 「ザ・オールドマン~元CIAの葛藤」
マット・スミス 「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」
 
■助演女優賞
★ジェニファー・クーリッジ 「ホワイト・ロータス / 諸事情だらけのリゾートホテル」
ミリー・オールコック 「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」
キャロル・バーネット 「ベター・コール・ソウル
ジュリア・ガーナー 「オザークへようこそ」
オードラ・マクドナルド 「グッド・ファイト」
レイ・シーホーン 「ベター・コール・ソウル
 
 
<コメディ・シリーズ部門>
 
●作品賞
★「アボット エレメンタリー」
「バリー」
「一流シェフのファミリーレストラン」
「ベター・シングス」
「Ghosts(原題)」
「Hacks(原題)」
「リブート」
「レザベーション・ドッグス」
 
●主演男優賞
★ジェレミー・アレン・ホワイト 「一流シェフのファミリーレストラン」
マット・ベリー 「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」
ビル・ヘイダー 「バリー」
キーガン=マイケル・キー 「リブート」
スティーヴ・マーティン 「マーダーズ・イン・ビルディング」
ディファラオ・ウンアタイ 「レザベーション・ドッグス」
 
●主演女優賞
★ジーン・スマート 「Hacks(原題)」
クリスティナ・アップルゲイト 「デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~」
クインタ・ブランソン 「アボット エレメンタリー」
ケイリー・クオコ 「フライト・アテンダント」
レネイ・エリース・ゴールズベリイ 「Girls5eva(原題)」
デヴァリー・ジェイコブス 「レザベーション・ドッグス」
 
●助演男優賞
★ヘンリー・ウィンクラー 「バリー」
ブランドン・スコット・ジョーンズ 「Ghosts(原題)」
レスリー・ジョーダン 「Call Me Kat(原題)」
ジェームズ・マースデン 「デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~」
クリス・ペルフェティ 「アボット エレメンタリー」
タイラー・ジェームズ・ウィリアムズ 「アボット エレメンタリー」
 
●助演女優賞
★シェリル・リー・ラルフ 「アボット エレメンタリー」
ポーリーナ・アレクシス 「レザベーション・ドッグス」
アイオウ・エディバリー 「一流シェフのファミリーレストラン」
マーシャ・ゲイ・ハーデン 「シングル・アゲイン」
ジャネル・ジェームズ 「アボット エレメンタリー」
アニー・ポッツ 「ヤング・シェルドン」
 
 
<リミテッド・シリーズ/TV映画部門>
 
■リミテッド・シリーズ 作品賞
★「ドロップアウト~シリコンバレーを騙した女」
「ガスリット 陰謀と真実」
「The Girl from Plainville(原題)」
「ジ・オファー / ゴッドファーザーに賭けた男」
「パム&トミー」
「ステーション・イレブン」
「産婦人科医アダムの赤裸々日記」
「アンダー・ザ・ヘブン 信仰の真実」
 
■TV映画 作品賞
★「Weird: The Al Yankovic Story(原題)」
「フレッシュ」
「プレデター:ザ・プレイ」
「Ray Donovan: The Movie(原題)」
「The Survivor(原題)」
「Three Months(原題)」
 
■主演男優賞(リミテッド・シリーズ/TV映画)
★ダニエル・ラドクリフ 「Weird: The Al Yankovic Story(原題)」
ベン・フォスター 「The Survivor(原題)」
アンドリュー・ガーフィールド 「アンダー・ザ・ヘブン 信仰の真実」
サミュエル・L・ジャクソン 「トレミー・グレイ 最期の日々」
セバスチャン・スタン 「パム&トミー」
ベン・ウィショー 「産婦人科医アダムの赤裸々日記」
 
■主演女優賞(リミテッド・シリーズ/TV映画)
★アマンダ・サイフリッド 「ドロップアウト~シリコンバレーを騙した女」
ジュリア・ガーナー 「令嬢アンナの真実」
リリー・ジェームズ 「パム&トミー」
アンバー・ミッドサンダー 「プレデター:ザ・プレイ」
ジュリア・ロバーツ 「ガスリット 陰謀と真実」
ミシェル・ファイファー 「ファーストレディ」
 
■助演男優賞(リミテッド・シリーズ/TV映画)
★ポール・ウォルター・ハウザー 「ブラック・バード」
マレー・バートレット 「チッペンデールズへようこそ!」
ドーナル・グリーソン 「その患者、シリアルキラー」
マシュー・グード 「ジ・オファー / ゴッドファーザーに賭けた男」
レイ・リオッタ 「ブラック・バード」
シェー・ウィガム 「ガスリット 陰謀と真実」
 
■助演女優賞(リミテッド・シリーズ/TV映画)
★ニーシー・ナッシュ・ベッツ 「ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマー」
クレア・デインズ 「バツイチ男の大ピンチ!」
ドミニク・フィッシュバック 「トレミー・グレイ 最期の日々」
ベティ・ギルピン 「ガスリット 陰謀と真実」
メラニー・リンスキー 「キャンディ:隠された狂気」
ジュノー・テンプル 「ジ・オファー / ゴッドファーザーに賭けた男」
 
 
<「criticschoice.com」   1月15日>