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海外ドラマ最新レポート Vol.476  「Dr. HOUSE」のヒュー・ローリー、一番好きな出演作はもちろん...

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Dr. HOUSE」で人間嫌いの型破りな天才医師グレゴリー・ハウスを演じている英俳優のヒュー・ローリーが、米のトークショーに出演。過去の出演作の中から一番好きな作品を挙げた。司会者が訊ねた、「あなたの出演作で、一番好きな作品は何ですか?」。俳優にとって最も答えに困る質問の一つかもしれない。 「『Dr. HOUSE』だろうねえ」、首をひねりながら答えるヒュー。立て続けに「だけど酷い質問だ! 僕は全部好きなのさ。自分の出演作を好きになるもの仕事の一部じゃないのかい?」とまくし立てる。
 
ごもっとも。ヒューは「Dr. HOUSE」以前にもたくさんの作品に出演してきたのだ。映画『スチュアート・リトル』シリーズや『101』『仮面の男』…。 英国流のユーモアあふれる「天才執事ジーヴス」もはまり役だが、それでも最大の出世作「Dr. HOUSE」が、やっぱりナンバーワン。 「『Dr. HOUSE』は俳優として最高にスリリングな冒険をさせてくれた。思い返せば、とにかく素晴らしい経験だったよ」 「Dr. HOUSE」は2004年から12年まで、計8シーズン放送された。ヒューは2011年度版のギネス世界記録で「TVで最も視聴された俳優」に認定されている。当時、世界66か国で放送され、毎エピソード8000万人以上が視聴するお化けシリーズだったのである。
 
しかし「Dr. HOUSE」の評価が高まれば高まるほど、ヒューのプレッシャーも半端なかった。「Dr. HOUSE」が終了した後のインタビューでは、「(地元の英国で)のんびりと過ごしたい。またあんなふうに働くなんて想像できない。これからは脚本やプロデュース、監督業に興味を持っている」と演技から事実上の引退発言。
 
実際には、2016年のミニシリーズ「ナイト・マネージャー」で主演に復帰、2020年にスタートしたHBOのコメディシリーズ「Avenue 5」は継続中だ。もう二度と1シーズン22話あるような米大手TVネットワークの仕事は引き受けないかもしれないが、これだけの才能がすんなり裏側に廻るわけもない。 「Dr. HOUSE」に出演できたことを「本当にラッキー」と語るヒュー。次はどんなラッキーに出会えるか、これからの俳優人生の楽しみに違いない。
 
 
<「upi.com」  2020年5月14日>