米現地時間の2月26日、第29回SAG賞授賞式が開催された。SAG賞は、米国の映画俳優組合（Screen Actors Guild）が主催するもので、俳優の優れた演技及びその演技を引き出した作品を称える賞。 映画とTVの2カテゴリーに分かれる同賞において、TVカテゴリーでは「ホワイト・ロータス / 諸事情だらけのリゾートホテル」がドラマ部門アンサンブル賞を受賞、女優賞受賞のジェニファー・クーリッジと合わせ、二冠を達成した。

 

期待されていた最終シーズンの「ベター・コール・ソウル」は受賞ならず。1月に開催された放送映画批評家協会賞では3賞の栄冠だったが、その他エミー賞、ゴールデングローブ賞、そしてSAG賞では全敗している。 批評家ウケは抜群でも、主要賞とは何故か無縁が続く。SNSでは「また負けた」「業界人は（番組を）見てないのかな」とファンからの自虐コメントも多く並んだ。

 

第29回SAG賞TVカテゴリーの受賞結果は以下の通り。

 

 

■アンサンブル賞（ドラマ）

★「ホワイト・ロータス / 諸事情だらけのリゾートホテル」

「ベター・コール・ソウル」

「ザ・クラウン」

「オザークへようこそ」

「セヴェランス」

 

 

■アンサンブル賞（コメディ）

★「アボット　エレメンタリー」

「バリー」

「一流シェフのファミリーレストラン」

「Hacks（原題）」

「マーダーズ・イン・ビルディング」

 

 

■男優賞（ドラマ）

★ジェイソン・ベイトマン　「オザークへようこそ」

ジョナサン・バンクス　「ベター・コール・ソウル」

ジェフ・ブリッジス　「ザ・オールドマン～元CIAの葛藤」

ボブ・オデンカーク　「ベター・コール・ソウル」

アダム・スコット　「セヴェランス」

 

 

■女優賞（ドラマ）

★ジェニファー・クーリッジ　「ホワイト・ロータス / 諸事情だらけのリゾートホテル」

エリザベス・デビッキ　「ザ・クラウン」

ジュリア・ガーナー　「オザークへようこそ」

ローラ・リニー　「オザークへようこそ」

ゼンデイヤ　「ユーフォリア/EUPHORIA」

 

 

■男優賞（コメディ）

★ジェレミー・アレン・ホワイト　「一流シェフのファミリーレストラン」

アンソニー・キャリガン　「バリー」

ビル・ヘイダー　「バリー」

スティーヴ・マーティン　「マーダーズ・イン・ビルディング」

マーティン・ショート　「マーダーズ・イン・ビルディング」

 

 

■女優賞（コメディ）

★ジーン･スマート　「Hacks（原題）」

クリスティナ・アップルゲイト　「デッド・トゥ・ミー ～さようならの裏に～」

レイチェル・ブロズナハン　「マーベラス・ミセス・メイゼル」

クインタ・ブランソン　「アボット　エレメンタリー」

ジェナ・オルテガ　「ウェンズデー」

 

 

■男優賞（TV映画・ミニシリーズ）

★サム・エリオット　「1883（原題）」

スティーヴ・カレル　「その患者、シリアルキラー」

タロン・エジャトン　「ブラック・バード」

ポール・ウォルター・ハウザー　「ブラック・バード」

エヴァン・ピーターズ　「ダーマー モンスター：ジェフリー・ダーマー」

 

 

■女優賞（TV映画・ミニシリーズ ）

★ジェシカ・チャステイン　「George and Tammy（原題）」

エミリー・ブラント　「The English（原題）」

ジュリア・ガーナー　「令嬢アンナの真実」

ニーシー・ナッシュ　「ダーマー モンスター：ジェフリー・ダーマー」

アマンダ・サイフリッド　「ドロップアウト～シリコンバレーを騙した女」

 

 

■スタント・アンサンブル賞

★「ストレンジャー・シングス 未知の世界」

「キャシアン・アンドー」

「ザ・ボーイズ」

「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」

「ロード・オブ・ザ・リング: 力の指輪」

 

 

＜「sagawards.org」　 2月26日＞