「LAW & ORDER シーズン21」で主役となるNY市警の二人の刑事を演じるのは、ケヴィン・バーナード刑事役のアンソニー・アンダーソンとフランク・コスグローヴ刑事役のジェフリー・ドノヴァン。バーナード刑事はシーズン18(2008年)で初登場、以降出演を続けていたが、シーズン20(2010年)で「LAW & ORDER」は一旦放送終了。2022年にシーズン21が復活すると、バーナード刑事も再登場を果たした。一方のコスグローヴ刑事はシーズン21で登場する新キャラクターだ。

 

「LAW & ORDER」歴には違いのある二人だが、演じるアンソニーとジェフリーは共に海外ドラマファンにはおなじみのTVスター。キャリアも同等とあって、二人の相性は良いらしい。

「ちっとも楽しくなんかないね! 」とキツい一言で驚かせるのはジェフリー。アンソニーとの共演を楽しんでいるかと聞かれた時の返答だ。

「お笑いのレッスンでも受けたらどうかと思うんだけどね。彼はまたNY市警に雇われて助かったはずだよ、長い間無職だったらしいじゃないか」コメディアンとして売れっ子のアンソニーがお笑いレッスンを受けたり、無職のわけがないのだが、これはあくまでも“バーナード刑事”役としての話。二人の関係性が良くなければ、誤解されかねないコメントだ。ファンは、二人のじゃれ合い以外の何物でもないと承知済み。

 

アンソニーだって負けてはいない。

「ジェフリーは面倒なんだ。(撮影中も)とにかく質問が多い。僕はもう『先にこのシーンを撮影してしまおうよ』なんて愚痴ってしまうくらいさ」ジェフリーは大学そして大学院でも演技を学んだ本格派。ちょっとしたシーンでも監督に質問が多いのだとか。アンソニーに言わせれば「刑事が(アリバイとして)火曜日の3時半に何をしているか聞いているだけのシーン」に演技をアレコレ練ることが信じられないらしい。質問攻めのジェフリーをいさめるアンソニーの様子が想像できてしまう。

 

ブラックジョークを飛ばし合えるのも、お互いへの信頼あるからこそ。画面からにじみ出る彼らの相性の良さをぜひ「LAW & ORDER シーズン21」で確認してほしいものだ。

 

 

＜「looper.com」　1月7日＞