米国で最も人気のあるプロスポーツといえば、NFLアメリカン・フットボール。レギュラーシーズンのTV中継は毎週高視聴率を稼ぎ、2月に開催される優勝決定戦、スーパーボウルは年間最高視聴率を叩き出すキラーコンテンツだ。

 

強豪チームのスター選手となれば、映画スター並みの知名度と人気を誇る。以前トム・ブレイディ(ニューイングランド・ペイトリオッツ時代が有名)はスーパーモデルのジゼル・ブンチェンと結婚していたし、今、米の最もホットなカップルといえば、トラビス・ケルシー(カンザスシティ・チーフス)と日本でも大人気のポップアーティスト、テイラー・スウィフトだ。

 

そんなアメフト界のスーパースターを、「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」のリーヴ・シュレイバーがしびれさせたという。

そのスーパースターとは、ニューヨーク・ジェッツのQBアーロン・ロジャース。かつて女優のシェイリーン・ウッドリーと婚約、のちに破局し、ゴシップとなったこともある。

リーヴは米HBOのアメフト番組「Hard Knocks(原題)」で長年ナレーターを務めている。同番組は毎シーズン2つのチームに焦点をあて、キャンプ中、またシーズン中の彼らの活躍と葛藤を描くリアリティショーだ。

今シーズン、取り上げられるチームの一つがニューヨーク・ジェッツ。その挨拶と取材をかねて、リーヴが同チームのキャンプ地を訪れたのだ。

 

そもそもアーロンは「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」をはじめ、リーヴの出演作の大ファン。リーヴの姿をみるやいなや大興奮し、誰よりも先に挨拶に向かったのだとか。

さらに舞い上がったアーロンは、「彼が『Hard Knocks(原題)』のナレーターだよ」と、頼まれもしないのにチームメイトにリーヴの存在をアピール。「彼は声の神」と一人のぼせていたらしい。

一方のリーヴもアメフトのスター選手たちとの対面に緊張していたものの、アーロンの大歓迎に「チームの皆と遊びに行きたい」と気分を良くしていたという。

 

ニューヨーク在住のリーヴ、地元びいきに加え、今回アーロンの推しを真正面から受け止めたことで、「Hard Knocks(原題)」では、ちょっぴりジェッツへ肩入れしてナレーションしてしまいそうだ。

 

 

＜「tmz.com」　2023年8月9日＞