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海外ドラマ最新レポート Vol.626  「ブラックリスト」ファイナル・シーズンで登場のアーニャ・バナジー、TV出演はこれが初めて!

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ブラックリスト」ファイナル・シーズンから新レギュラーに加わったアーニャ・バナジー。演じるMI6の諜報員シーヤ・マリクは、シーズン1でクーパーのチームメンバーとして活躍したミーラ・マリク(パーミンダ・ナーグラ)の娘であり、レディントン(ジェームズ・スペイダー)とは因縁の間柄だ。
 
米ウィスコンシン州で生まれ、ニュージーランドで育ったアーニャ。演技は舞台で経験を積んでいるが、米TV出演はこれが初めて。ファイナル・シーズンで注目を集める「ブラックリスト」大抜擢にあたり、どのような準備を心掛けたのだろう。米誌の取材に答えている。
「この役を演じるに当たり、初めてアクションと銃の取り扱いに挑戦しました。拳闘シーンにも初めてでしたが、私はダンサーとしての活動もしていたので飲み込みは早かったと思います」
アーニャは自身のシーヤ役について、彼女の強さが好きだという。シーヤは母親の死を糧に成長し、その志を継ぎ、MI6の諜報員となった。障害を乗り越える芯の強さを、アーニャも学びたいのだとか。
「シーヤは障害、そして周囲の偏見にも打ち勝ってきました。その芯の強さを、私は尊敬しているし、願わくば私もそのようでありたいのです」
 
「ブラックリスト」のような超人気シリーズのレギュラーとなれば、オーディションは熾烈を極めた競争だったはず。十分にその強さを感じるが、アーニャの自己分析は少し控えめ。
「私は内気なところがあり、ティーンエイジャーの頃から社交不安障害に悩まされてきました」
何台ものカメラを前に堂々と演技する現在の姿からは想像できないが、学生の頃は人間関係に苦しんだ。
「つらい時期もありましたが、人生をちょっぴり不真面目に考えるようにしたら、ずっと楽になれました。仲間たちは、そんな私を受け入れ成長させてくれます」
 
優等生になることも、人の期待に答える必要もないと思えば、気持ちは落ち着いた。欠点さえも受け入れる仲間たち、何より自分がそれを受け入れたことで、道は開けた。
「皆さんがもっと私のことを知ってくれたら、きっと愉快な奴だと思ってくれることでしょう」
 
「ブラックリスト」はファイナル・シーズンとなったが、アーニャのハリウッド人生は始まったばかり。これからいろいろな表情を見せてくれるに違いない。
 
 
<「browngirlmagazine.com」 2023年2月28日>