May 2, 2012
スパドラ!最新USレポート Vol.14(2012/5/2)
◆「ゴシップガール」、衣装担当デザイナーが語る、衣装選びに一番苦労するのはチャック!
世界中のファッショントレンドに大きな影響力を持つTVドラマに成長した「ゴシップガール」。番組の衣装担当デザイナー、エリック・デイマン氏が米ピープル誌にキャラクターの衣装選びについての裏話を語っている。
「ゴシップガール」キャラクターの中でも、毎エピソードで一番衣装選びに苦労するのは“チャック”。「いつも、こっちがいい、あっちがいいとモメてばかりさ。ときどき衣装に真剣になりすぎる人がいるから困るよ」とデイマン氏は大笑い。誰が真剣で困る?のかは明かさなかったが、確かにネイトやダンと比べても、かなり個性のあるチャックのスタイル。“いじりがい”のあるキャラだけに、意見も多いのだろう。
5年以上、作品にかかわってきたデイマン氏にとっても、番組の人気は驚くやら、嬉しいやら。番組が始まった当初は、衣装に使える予算も少なく、やりくりに必死。しかし今や「ゴシップガール」スタイルが番組を支えているといっても過言ではない。ゴージャスなオートクチュールを発注することもしばしばだ。「大きな変化だよね。(ブレイク・ライブラリーらの)スターパワーのおかげだと思うよ。もう予算で困ることはなくなった」。
デイマン氏のような衣装担当デザイナーは、衣装を通して、キャラクターを表現するのが仕事でもある。たとえば、ブレア。高校時代の女の子らしいスタイルから、大学生になって芯の強さを表すようなかっちりとしたファッションに変貌させた。そして最新シーズンでは、ストーリーラインに合わせヴィンテージ・グラマラスなスタイルに身を包んでいる。
「ゴシップガール」は米で放送中のシーズン5で100話を超えたが、使った衣装(アクセ等小物含む)の総数はなんと10万着以上。質、量ともにTVドラマのレベルを超えた衣装へのこだわり。これからもデイマン氏らスタッフのモメる毎日は続きそうだ。
<USサイト「People」1月30日記事より>
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