November 13, 2012
スパドラ!最新USレポート Vol.57(2012/11/13)
◆「The OC」が米大学の授業になった テーマは自意識過剰な米ポップカルチャー
2000年代を代表する若者向けドラマ「The OC」が、 米の名門デューク大学の授業「California Here We Come(カリフォルニア流でいこう)」の題材として取り上げられることが分かった。自意識過剰気味の現代ポップカルチャーを学ぶため、そのカルチャー発祥の地カリフォルニア・オレンジ郡を舞台にした「The OC」を題材として分析するという。同ドラマのクリエーター、ジョシュ・シュワルツが自身のツイッターで報告している。
シュワルツがツイッターにアップロードした授業内容(シラバス)によれば、「ジョシュ・シュワルツは“誰もがハイパーなくらい自意識過剰だ。僕らは皆が同じで満足した次の世代に住んでいる”と述べています。これが本当なら、私たちはどう付き合っていけば良いのでしょう? オタクでコミックブック好き、プラスティックの馬のおもちゃを大切にしている半分ユダヤ人のセス・コーエンと一緒に学んでみましょう」とある。どうやら授業では「The OC」の主人公の一人、セスを中心に取り上げるようだ。
さらに「The OC」で、自意識過剰気味なオレンジ郡の人々のライフスタイルが、多くの視聴者の心をつかみ、若者向けドラマの流れを変えてしまったとして、「The OC」に引き続き同じオレンジ郡が舞台の「ラグナ・ビーチ」、その隣ロサンゼルスの「The Hills ~カリフォルニア・ガールのライフ・スタイル」、そして最後はニューヨークが舞台の若者向けドラマ「ゴシップガール」(シュワルツが製作)まで研究を広げると、シラバスは説明している。
「The OC」の文化的貢献が大学でも認められたとあって、シュワルツは「このクラスなら僕でも良い成績が取れそう」と上機嫌のつぶやきを残している。
<USサイト「www.huffingtonpost.com」 11月8日記事より>
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