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スパドラ!最新USレポート Vol.200:ブライアン・クランストン、「ブレイキング・バッド」の役柄なりきりで高校生のプロムデートにひと役

April 16, 2014

BreakingBad_yr1_#1(1-1)_us250_0416.jpgアメリカの高校生にとって、春はプロムのシーズン。フォーマルなドレスやスーツに身を包んだ高校生の男女が、ぎこちなく手をとりダンスを踊るシーンは、海外ドラマでもおなじみだ。そんな高校生のプロムデートに、ある演技派俳優がちょっぴり変わったやり方法で、ひと役買ったという。

その演技派とは「ブレイキング・バッド」のブライアン・クランストン。NYでブロードウェー劇「All the way」に出演中のブライアンは、舞台終わりに出待ちをしていた、カリフォルニアの高校生ステファン君に声をかけられた。ステファン君は女友だちのマディさんをプロムに誘いたいのだという。

協力を仰ぐステファン君の申し出をブライアンは快く引き受け、マディさんに向けたメッセージの録画に応じた。
「なあ、マディ、もし君がステファンとプロムに行かないというのなら、君は今後、日陰に隠れて生きてゆくことになるぞ」

プロムデートのお誘いには怖すぎるメッセージだが、これは「ブレイキング・バッド」の有名な台詞の一つ。同ドラマで、ある事情からドラッグ製造に手を染める高校教師を演じたブライアンの、ドスの効いた映像メッセージは効果抜群だったらしい。お日様の下で暮らしたいマディさんは、映像メッセージを見た後、ステファン君に「Yes!」と即答したそうだ。

この台詞を使ったのは、「ブレイキング・バッド」の大ファンだという、ステファン君のアイデア。ステファン君は「この台詞は人を脅すためのものだけど、ジョークにも使えるんじゃないかと考えたんだ。実際、ブライアンのくれたメッセージは最高だった。すごくクールだと思ったよ」

ブライアンの役柄なりきりメッセージのおかげでプロムデートのお誘いに成功したステファン君、今度はマディさんと一緒に、高校生活の一大行事、プロムをどう演出するか頭を巡らせているという。


<USサイト「nydailynews.com」 4月12日号記事より>