June 10, 2014
米時間6月8日に開催された、演劇・ミュージカルの祭典、第68回トニー賞授賞式で、『オール・ザ・ウェイ』に主演したブライアン・クランストン(「ブレイキング・バッド」)が、演劇部門最優秀主演男優賞を受賞した。『オール・ザ・ウェイ』は同部門最優秀作品賞の栄誉にも輝いた。
『オール・ザ・ウェイ』は、米大統領ジョン・F・ケネディの暗殺後、副大統領から大統領へと昇格したリンドン・ジョンソンの政治的半生を描く骨太のドラマ。ブロードウェーの舞台初主演ながら、リンドン・ジョンソン大統領を熱演するブライアンは、批評家からも高く評価されている。
授賞式で、今秋の舞台『エレファントマン』主演が決定したブラッドレイ・クーパーから、受賞トロフィーを受け取ったブライアンは、「僕にとっての最初のブロードウェーは、1977年の『ヘアー』。二幕目にこっそり忍び込んで見た。今に至るまでまだ一幕目を見てないんだけどね」と笑顔で思い出話を披露した。
ブライアン人気は、批評家だけではない。『オール・ザ・ウェイ』はわずか4カ月の公演期間にもかかわらず、すでにプロデューサーが製作投資額390万ドル(約3億8000円弱)を回収できたと発表。収入は1500万ドル(約14億7000万円)突破が見込まれており、興行的にも大成功となっている。
<USサイト「hollywoodreporter .com」 6月9日記事より>