July 22, 2014
「ゴシップガール」のブレイク・ライブリーが手掛ける、話題のライフスタイル提案サイトがついにオープンした。サイト名は「Preserve」(プリザーブ)、サイトアドレスは preserve.us。
「プリザーブ」は、読み物、オンラインショップ(アパレル、小物、フードなど)、ビデオブログなどで構成される、月刊デジタル雑誌スタイルのオンラインサイト。ショップでは、アメリカのアーティスト、職人たちの手で作られたアイテムを厳選して販売。サイトのデザインは、ブレイクと夫ライアン・レイノルズの好きなアメリカ南部ニューオーリンズのイメージを参考にしているという。
編集長として、サイトに挨拶文を寄せたブレイクは、「プリザーブ」が生まれたコンセプトとして、次のように記している。
「人は何か好奇心に駆られて集まると、そこでは皆親切になるものです。あなたが何かを問えば、答えを返してくれる、オープンな気持ちになります。心の扉を開け、あなたを迎え入れてくれるのです。だからなんでしょうね、頭のいい人は(人を寄せ付けるため)常に語るべくストーリーを持っているのです。そして(頭のいい人だけでなく)誰だって、語りたいストーリーを持っています。この考えこそが『プリザーブ』の大前提となっているのです」
「プリザーブ」で誰かに伝えたいストーリーや、誰かに教えたいアイテムを紹介する。好奇心を高めた読者たちは、心の扉を開き、双方向のコミュニケーションさえも可能となる。そんなつながりを生み出すのが、「プリザーブ」という場所なのだろう。
Preserveとは「保存する、守る」の意味。ブレイクの手がけるサイト名にしては、少し意外なネーミングのようだが、これにはライアンとの印象的な思い出が大きく影響している。それは結婚式のパーティーでの出来事だ。
「私のウェディングドレスの思い出なんです。結婚式のパーティーで、フローレンス・ウェルチに歌ってもらった時、演出に花火を使いました。その火花が飛び散り、私のドレスを焦がしてしまったのです。私にとっては泣きそうな出来事でした。けれど、その後、ライアンが私の脱いだドレスを見て、『なんて美しいんだろうね』って言ったんです。『どこが?』って私が聞くと、彼は『君はこれからも決してフローレンスの歌と火花のことを忘れないだろう、永遠にね。ここ(ドレスの焦げ跡)に“保存された”から』って。今となっては、焦げ跡がこのドレスの一番のお気に入りに思えるくらいです」
ライアンと恋に落ちるまで、「思い通りに事が運ばないとイライラしていた」というブレイク。発想を転換させるのが得意なライアンのおかげで、物事のとらえ方が変わってきたというのだ。
ブレイクにとっては、ウェディングドレスの焦げ跡も語りたかったストーリー。「プリザーブ」には、ブレイクとスタッフたちの集めてきたさまざまなストーリーも掲載されている。ブレイクの成長を感じさせる「プリザーブ」、「ゴシップガール」ファンにもぜひ訪れてほしいサイトだ。
<「vogue .com」 7月18日記事より>