November 25, 2015
「GRIMM/グリム」が、米国で放送中のシーズン5で100話超えを達成する。撮影地のオレゴン州では、ケイト・ブラウン州知事が100話達成パーティーに参加、その成功を称えた。
パーティーの会場となったのは、ニック(デヴィッド・ジュントーリ)らが勤務するポートランド市警のセット。巨大ケーキを前に、キャストたちも勢ぞろいした。
ブラウン知事は、2011年の番組スタート当時を振り返り、「(米NBCが)『GRIMM/グリム』製作を決めたことに、オレゴン州は永遠の感謝を申し上げます」と最大限の謝辞。というのも、「GRIMM/グリム」がオレゴン州にもたらした経済効果は抜群なのだ。知事によれば、2011年以来、「GRIMM/グリム」によって、州が得た収入はなんと2億5000万ドル(約300億円)。これは、撮影に使われた費用に加え、キャスト、スタッフらによる個人的な支出も含まれているという。さらに州のエンターテイメント業界での雇用は、この5年間で70%以上も上昇した。
「GRIMM/グリム」の成功に驚くのは、知事だけではない。共同製作総指揮のジム・カウフも同じだ。「誰も100話まで続くと思っていませんでした。私たちは自分たちが楽しいと思うことをして、それに視聴者も同意してくれたのです。それでも100話は長い道のりでしたが、今となってはそう思いませんね。魔物が追いかけてきて、どうか食べられませんように…なんてやってると、時間は早く過ぎるものです。私たちは皆、仲が良い。いつもこのように(ドラマ製作が)できるとは限らない、私たちはラッキーなんです。皆が憎しみ合い、仕事に行くのが苦行のような現場であっても、100話は達成できるのかもしれない。だけど、私たちのドラマはそうじゃなかったんです」
オレゴン州ポートランド市のチャーリー・ヘイルズ市長は、番組の貢献をたたえ、パーティー当日の2015年11月10日を、「『GRIMM/グリム』の日」に制定している。
<「oregonlive.com」 11月11日付け記事より>