August 3, 2016
米サンディエゴで7月下旬に開催されていた、エンタメイベント、コミコン・インターナショナルに、「クリミナル・マインド」のキャストの一員としてペネロープ・ガルシア役のカーステン・ヴァングスネスが登場。メディアのインタビューに答えた、カーステンが、相棒“モーガン”の降板について語っている。
「クリミナル・マインド」の凸凹コンビといえば、モーガンとガルシア。ムキムキでイケメン捜査官のモーガンと、ぽっちゃりギークな性格のガルシアは、時おり見せる掛け合いが楽しい名コンビだ。
しかし、シーズン11でモーガン役のシェマー・ムーアが降板。すでに撮影が始まっている、シーズン12には、ガルシアの相棒は登場しないのだ。
「大きな穴がぽっかりと空いているわ、それも永遠にね。アダム・ロドリゲスが新レギュラーになったけれど、彼は決してシェマーの後釜じゃない。アダムはもう私たちの仲間だし、とても素晴らしい人よ。だけど彼が誰かの代わりになることはできないの。彼、そして彼の演じるキャラクターが個性を持っていて、とても良かったと思っている」
やはりシェマーの存在感はハンパじゃなかった。同時に、新加入のアダムをシェマーと比べることはせず、ありのままで歓迎するのがカーステンの優しさだ。
そんな心の穴を埋められずにいるカーステンに一つ良いことがあったという。「ついさっきのことなんだけど、私が車から降りようとしていたら、近くにいた男性が私のことを“ベイビーガール”って、口を滑らせたの。すぐに彼はしまったと思って固まってたけどね。嬉しかったわ」
“ベイビーガール”はモーガンがガルシアに呼びかける言葉。二人が永遠の名コンビならば、一瞬にしてガルシアのハートを温かくする言葉も永遠だった。
シーズン12には、新レギュラーのアダムに加え、過去の仲間たちも帰ってくる。複数話の出演ながら、パジェット・ブリュースター(エミリー・プレンティス役)、そしてシーズン11から引き続いての出演となるアイシャ・タイラー(タラ・ルイス役)だ。
「これから(番組が)どうなっていくかなんて分からない」とはカーステンの本音。それでも、12シーズン続く番組の結束は健在だ。新しい仲間たちと共にこの心の穴を癒してゆく。
<「dualpixels.com」 7月30日付け>