March 7, 2017
「ヴァンパイア・ダイアリーズ」のニーナ・ドブレフは、ブルガリア生まれのカナダ・トロント育ち。女優としての活躍の場をアメリカに移した現在は、LAをベースに世界中を駆け回っている。
「LAでは、自分がまるで世捨て人のように思えるわ」とニーナ。美しい外見からは想像しがたいが、意外にも自分の家が大好き。「自分で(自宅に)小さな映画ルームを作ったのよ。暇な時間のほとんどはそこで過ごしているわ。それとキッチンも作り直したから、そこでたくさん料理もしてる。人を招いてディナーパーティーをよく開くの。皆で食事をして、映画を見て、自分のベッドでまったりするのが最高なのよ」
最新作『xXx<トリプルX>: 再起動』(ヴィン・ディーゼル主演)ではブラジル、待機作の『フラットライナーズ』(1990年製作映画のリメイク作)はカナダで、それぞれ撮影が行われた。ブラジルで、サンバを習う時間が取れなかったことが、今も心残り。「また戻るしかないわよね」と、再びブラジルを訪問する日を楽しみにしているという。ブルガリアにもほぼ毎年帰郷するなど、ニーナは根っからの旅好きなのだ。
そんなニーナには人生観を変えた場所があるという。
「(インドネシアの)バリ島ね。スピリチュアルなエネルギーに囲まれてると感じる場所よ。それにまだまだ未開で自然にあふれてる。まるでタイムスリップした気分になるわ。静寂な水と空気、そして文化。とにかくバリ島って素敵なのよ」
そして次に挙げたのが、東京だ。「東京のエネルギーは、バリとは180度違うわね。とにかく東京のエネルギーが魅力的。たくさん人がいるし、雑多でもある。だけど街のいたるところに刺激があるのが、たまらないの」
「死ぬまでにたくさんの旅をして、できる限りいろいろなことを学びたい」と、ニーナ。新しい街に出向き、その伝統を学ぶのが、ニーナ流だ。そして好奇心あふれる旅を楽しんだ後は、LAの自宅でまったりした時間を過ごす。このバランス感覚がニーナの魅力を生み出している。
<「prestigeonline.com」 2月1日>