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スパドラ!最新USレポート Vol.509:「GRIMM/グリム」のデヴィッド・ジュントーリ、「(番組が)こんなに長く続くと思ってなかった」と正直告白

April 5, 2017

TV_GRM05_us250_0405.JPG2011年秋から米NBCで放送がスタートした「GRIMM/グリム」。熱心なファンに支えられ、今年3月31日にNBCで最終回を迎えるまで、6シーズンを駆け抜けた。

主役のニック・ブルクハルト刑事を演じたデヴィッド・ジュントーリが、番組が始まった当時の思い出を語っている。

「不思議な番組だよね、本当にそう思う。(「GRIMM/グリム」の脚本を初めて手にした)その頃、僕は若くて、ちょっとした売れっ子だったんだ(笑)。だからたくさんパイロット版の脚本が手に入ったのだけれど、最初にこの脚本を読んだ時、『絶対に放送される』と思った。あの頃はとにかく医療ドラマの脚本が多かったし、米NBCは絶不調だった。この手のジャンルの番組は固定ファンをつかむものと知っていたから、きっとNBCはGOサインを出すだろうと思ったんだ。それくらい、これまで目にしたことのない脚本だったんだよ」

デヴィッドに強烈な印象を与えた「GRIMM/グリム」との出会いだが、それでも「こんなに長く続くとは思ってなかった」と本音がポロリ。“不思議な番組”がまさか全6シーズン123話も続くとは、期待していなかったのだ。

「僕らはただ芝居をするだけ、俳優が仕事の見通しを立てるべきじゃないと思うんだ。どれほど良い脚本があったとしても、ダメになる理由は山ほどある。そんな前例をたくさん見てきたからね。だから、シーズン1の放送が決まった時は嬉しかった。あの頃は、そんな吉報をどこで聞いたか場所さえも覚えていたものだけど、シーズン2以降はあまり記憶にないね。そんなことには振り回されず、最後まで突っ走った感じかな。今だに6シーズンも続けられたことが信じられないよ!」

シーズン1の頃の喜びは、言い換えれば不安の表れ。「GRIMM/グリム」が人気ドラマに成長したシーズン2以降は、主演俳優としての自信から余裕を持って吉報を聞いたということなのだろう。

デヴィッドは、現在、新しく主役を務める米CBSのパイロット版「Mission Control(原題)」の準備中。NASAを舞台にしたドラマで、共演は「WITHOUT A TRACE」のポピー・モンゴメリーが決定している。


<「rottentomatoes.com」 3月21日付け>