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スパドラ!最新USレポート Vol.527:サイラス・ウェイア・ミッチェル、「GRIMM/グリム」ともう一つのヒット作「プリズン・ブレイク」の違いとは?

June 16, 2017

grimm_yr4_us250_0616.jpgサイラス・ウェイア・ミッチェルといえば、米のTVドラマ界でもクセの強いキャラクターを演じる性格俳優の一人。今では、すっかり「GRIMM/グリム」のモンロー役でおなじみとなったサイラスだが、海外ドラマファンなら、「プリズン・ブレイク」のヘイワイヤー役が印象に残っている人も少なくないだろう。

ダークファンタジー「GRIMM/グリム」と、 クライムサスペンス「プリズン・ブレイク」。全く異なるテーマの二つのドラマに出演していたサイラス自身が、その違いについて語っている。

「全く別々の文化を持ったドラマだよ。一方(『プリズン・ブレイク』)は、刑務所やタフな男たちの文化。セットには筋肉隆々の男たちがあふれていて、出くわす奴は皆強そうに思えた。それに対して、この風変りドラマをなんとか成功させようと(キャスト、スタッフが)一致団結して作り上げていたのが、『GRIMM/グリム』だ。ある意味、家族のような雰囲気の中作られていたんだよ。僕にとって、二つのドラマに共通点を見出すとしたら、僕が主役のキャラクターの相棒的な役割だったこと。『プリズン・ブレイク』では、主役のキャラクターと同じ監房に入っていた仲間だったし、『GRIMM/グリム』でも、設定が何であれ、僕らは仲間だった。だけど、ひとくちに相棒といっても、二つのドラマでは全く異なる関係だったと思うよ」

モンローを演じ続けた6シーズン。サイラスにとって、「GRIMM/グリム」はどんな作品になったのだろう?

「素敵な作品だ。僕に合っていたんだと思う。実はパイロット版の撮影の時、良い予感はしてなかった。グリムと僕が出会う大切なシーンだったけど、ピンとこなかったんだ。だけど、僕の予感は間違ってた!間違ってて良かったよ、うまくいったんだからね。僕と彼(デヴィッド・ジュントーリ)はいいコンビだったね。それに僕が(製作総指揮の一人)ジム・カウフと以前一緒に働いていたこともプラスだったんだろう。彼は僕の気持ちを理解してくれていたし、僕も彼の気持ちを理解していたつもりだ」

TVドラマシリーズの脚本が出来上がってから、撮影、編集とオンエアまでに、そぎ落とされていく過程を見守るのが好きだというサイラス。これからも、TVでクセのある相棒を演じてくれることだろう。


<「blastr.com」 3月30日付け>