Super! drama Tv

スタートレック/ディープ・スペース・ナインシーズン4

イントロダクション

エミー賞受賞! 傑作SFドラマ『スタートレック』シリーズ第3弾!!
宇宙ステーション「ディープ・スペース・ナイン」を舞台に、テレビドラマ史上空前のスケールで宇宙戦争が繰り広げられるSF大河ドラマの決定版、「新スタートレック」ウォーフがレギュラーとして加わるシーズン4を放送開始!

作品解説

スタートレックシリーズ第3作(「まんが宇宙大作戦」を除く)。宇宙ステーション“ディープ・スペース・ナイン(DS9)”を舞台に、星間戦争の危機を描く大河ドラマである本作は、『スタートレック』シリーズの中でも異色作で、シーズンを重ねるごとに熱心なファンを数多く獲得。全米で7年間にわたり放送され高視聴率を獲得した。TV界のアカデミー賞と言われる、エミー賞で、1993、1995年に特殊メイクアップ賞、1993年にメインテーマ曲賞、視覚効果賞を受賞。1996、1997年には2年連続でSF界で権威あるヒューゴー賞にノミネートされている。


「スタートレック/ディープ・スペース・ナイン」 受賞歴

★エミー賞/
●1993年(シーズン1)=7部門ノミネート & 3部門受賞(メインテーマ曲賞、視覚効果賞「聖なる神殿の謎」、メイクアップ賞「ワーム・ホールから来たエイリアン」)
●1994年(シーズン2)=2部門ノミネート
●1995年(シーズン3)=3部門ノミネート & 1部門受賞(メイクアップ賞「老化促進テレパシー」)

●1996年(シーズン4)=5部門ノミネート

●1997年(シーズン5)=5部門ノミネート
●1998年(シーズン6)=6部門ノミネート
●1999年(シーズン7)=4部門ノミネート

これだけ知っていれば楽しめる「スタートレック/ディープ・スペース・ナイン」の世界

惑星連邦…………西暦2161年設立。異星人同士の共存と平和、技術交換を目的に地球周辺領域の150の文明で結ばれた惑星間同盟。
宇宙艦隊…………惑星連邦の管理下、各分野のスペシャリストにより組織され、未知の宇宙の探査と『連邦』の防衛、パトロールを主な任務とする。
カーデシア連邦……惑星カーデシア・プライムを母星とする恒星間連邦国家。惑星連邦と敵対。母星の資源の枯渇後、他の星系で資源を得るため武力を使い、軍事国家に。宇宙ステーション“テロック・ノール”を拠点に惑星ベイジョーを侵略し、その資源を搾取し切った後、ベイジョーから撤退。しかしその後ワームホールの出現により、再びベイジョーとDS9(旧テロック・ノール)の奪還をもくろむ。
ベイジョー…………カーデシア連邦領土と惑星連邦の境界に位置する惑星。ベイジョー人は2万5千年以上の歴史を持ち、精神文化に優れる。かつては美しい自然と温和な民族で知られたが、カーデシアに占領され、資源を略奪される。激しいレジスタンス活動の後カーデシアを撃退するが、長い植民地支配と混乱の後に誕生した臨時政府は力が弱く、惑星連邦に援助を依頼する。
ワームホール……惑星ベイジョーの天空の小惑星帯に出現した宇宙の穴で、ベイジョーのある宇宙域と七万光年離れたガンマ宇宙域を瞬時につなぐトンネル状の近道。未踏の宇宙への入り口として注目され、その利権をめぐる争いが生じる。ベイジョーの宗教信仰と密接な関わりがある。
ディープ・スペース・ナイン…通称DS9。惑星ベイジョー衛星軌道上の宇宙ステーション。かつてカーデシア軍が惑星ベイジョー侵略の際に資源採掘用ステーションとして使用。カーデシア名は“テロック・ノール”。カーデシアの撤退により放棄される。惑星連邦はベイジョーの援助とともに連邦の9番目の中継ステーションとして管理を引き受ける。連邦下ではベイジョーの連邦加盟のための中継点であり、ワームホールの管理も行うと同時に、開放された宇宙ステーションとして、様々な宇宙人が行き交い、常時200~300人が居住している。司令官は宇宙艦隊ベンジャミン・シスコ。
ドミニオン……可変種(シェイプシフターとも言う流動体生物)のファウンダー(創設者)という種族が支配する一大帝国。ガンマ宇宙域のワーム・ホール近隣の領域を支配。彼等は、人間などの有機体や機械などの無機物などあらゆるものに変身可能。しかし一つの形態を長時間保つことが出来ず、液体となって休息を取る。固定体の迫害から生き延び、勢力を広げ数多くの種族や文明を支配。敵対する勢力には戦闘種族“ジェム・ハダー”を差し向ける。ワーム・ホール出現後は地球のあるアルファ宇宙域に侵攻を始め、ベータ宇宙域にも出現、他の種族に姿を変え、組織中枢に潜入。
ジェム・ハダー……単性生物のため生殖せず、ドミニオンにより人工的に生育されており、戦闘のためのみに存在する。遺伝子操作により、首にあるチューブより供給されるケトラセル・ホワイトという薬物以外一切の食物も口にせず、睡眠も休息も必要としない。平均寿命は15歳。
クリンゴン帝国……ベータ宇宙域の惑星クロノスを母星とし名誉を重んじる好戦的な種族。初代皇帝カーレスから続く皇帝制国家だが、現在は最高評議会により統治される。惑星連邦とは長年の敵対後に和解、加盟はしていないが、同盟国家として相互の行き来は自由に。しかし、ガンマ宇宙域からのドミニオンの進出により、惑星連邦との関係も微妙に。

スタートレックシリーズについて

シリーズの原点「宇宙大作戦」が1969年に終了した後も、スタートレックの熱狂的な人気はとどまるところを知らず、1979年の第1作目から現在までに13作製作された劇場版をはじめ、TVシリーズでも次々と続編が作られた。アニメ作品である「まんが宇宙大作戦(1973年~1974年)」をはさんで、「宇宙大作戦」から実に18年の時を経て放送開始された「新スタートレック」が全世界で大ヒットを記録、スタートレック世界の人気を決定的なものとした。その後、本作「スタートレック/ディープ・スペース・ナイン(1993年~1999年)」や「スタートレック/ヴォイジャー(1995年~2001年)」「スタートレック エンタープライズ(2001年~2005年)」「スタートレック ディスカバリー(2017年~)」といったシリーズが現在も製作され続けている。

スタートレックシリーズの年代設定

2063年(21世紀) 人類初のワープ飛行。バルカン人とのファースト・コンタクト
2151年(22世紀) 「エンタープライズ」アーチャー船長 (米制作年:2001~2005年)
2250年代(23世紀)「ディスカバリー」 (米制作年:2017年~)
2266年(23世紀) 「宇宙大作戦」カーク船長 (米制作年:1966~1969年)
2364年(24世紀) 「新スタートレック」ピカード艦長 (米制作年:1987~1994年)

2369年(24世紀) 「ディープ・スペース・ナイン」(本作)シスコ司令官・艦長 (米制作年:1993~1999年)

2371年(24世紀) 「ヴォイジャー」ジェインウェイ艦長 (米制作年:1995~2001年)

ストーリー

24世紀初頭。辺境の惑星ベイジョーは、近くでワーム・ホール(銀河系を結ぶトンネル状の近道)が発見されたため、銀河の果ての、未踏の地への入り口として戦略的重要拠点となった。30年あまりの間、カーデシア人の侵略を受けた惑星ベイジョーの人々は、壮絶な戦闘の末、彼らを撃退した。しかし、その美しかった国土は焦土と化し、資源は全て搾取され、惑星内の情勢は不安定であった。

スタートレックシリーズ第3作(「まんが宇宙大作戦」を除く)。宇宙ステーション“ディープ・スペース・ナイン(DS9)”を舞台に、星間戦争の危機を描く大河ドラマである本作は、『スタートレック』シリーズの中でも異色作で、シーズンを重ねるごとに熱心なファンを数多く獲得。全米で7年間にわたり放送され高視聴率を獲得した。TV界のアカデミー賞と言われる、エミー賞で、1993、1995年に特殊メイクアップ賞、1993年にメインテーマ曲賞、視覚効果賞を受賞。1996、1997年には2年連続でSF界で権威あるヒューゴー賞にノミネートされている。

各話あらすじ

第1話「クリンゴンの暴挙 前篇」/THE WAY OF THE WARRIOR, PART I

マートク将軍率いるクリンゴンの大艦隊がDS9にやってくる。力を合わせてドミニオンと戦おうというのだ。さらに彼らは行き来する船を足止めして、流動体生物が化けて乗っていないか無差別に強制捜査を行っていた。クリンゴンの無謀な行動を不審に思ったシスコは、調査のため同じクリンゴン人であるウォーフを呼び寄せる。

ゲスト:アンドリュー・ロビンソン『ダーティハリー』、ペニー・ジョンソン「24」
脚本:アイラ・スティーヴン・ベール、ロバート・ヒューイット・ウルフ
監督:ジェームズ・L・コンウェイ

第2話「クリンゴンの暴挙 後篇」/THE WAY OF THE WARRIOR, PART II

ウォーフはガウロンの誘いを断り、クリンゴンに帰れぬ身となる。彼はこのままDS9にいてはクリンゴンとの争いに皆を巻き込んでしまうと思い辞任を申し出るが、シスコに止められる。シスコ達はディファイアントで出動し、カーデシア新政府の評議会メンバーを救出に向かう。

ゲスト:アンドリュー・ロビンソン『ダーティハリー』、ペニー・ジョンソン「24」
脚本:アイラ・スティーヴン・ベール、ロバート・ヒューイット・ウルフ
監督:ジェームズ・L・コンウェイ

第3話「父と子」/THE VISITOR

ある嵐の夜、年老いたジェイクの家に作家志望のメラニーという若い女性が訪れる。なぜ40歳という若さで断筆したのかを問われたジェイクは、長い物語を話し始める。それはジェイクが18歳の時だった。父シスコとガンマ宇宙域へ行ったとき、ディファイアントに事故が起き、ジェイクの目の前でシスコは消滅してしまうのだ。

ゲスト:トニー・トッド『キャンディマン』
脚本:マイケル・テイラー
監督:デヴィッド・リヴィングストン

第4話「苦悩するジェム・ハダー」/HIPPOCRATIC OATH

ベシアーとオブライエンは任務を終えてDS9へ帰還する途中、マグネトン・パルスを探知。マグネトン・パルスはワープ・コア破損時に放出されるため、宇宙船が遭難したのではと思い、救出に向かうが、プラズマ・フィールドにとらえられボパク星系のとある惑星に不時着。ジェム・ハダーにとらえられる。

脚本:リサ・クリンク(脚本&原案)、ニコラス・コレア(原案)
監督:レネ・オーバジョノアー(オドー役)

第5話「デュカットの娘」/INDISCRETION

キラのもとに金属のスクラップを扱う商人ラズカから、6年前に行方不明になった船ラビノクの残骸らしきものを手に入れたとの連絡が入る。ラビノクにはキラの友人ロリット・アクレムが乗っていた。キラはさっそくラズカのもとへ向かおうとするが、カーデシアから横やりが入り、デュカットが同行すると言う。

ゲスト:ペニー・ジョンソン「24」
脚本:ニコラス・コレア(脚本)、トニ・マーベリー(原案)、ジャック・トレビーノ(原案)
監督:レヴァー・バートン

第6話「禁じられた愛の絆」/REJOINED

DS9にダックスの母星トリルから化学プロジェクトチームが訪れる。今回のプロジェクトは人工的にワームホールを作り出そうというもので、チームのリーダーはリナーラ・カーン博士。リナーラは共生生物カーンと合体したトリル族で、以前ニラーニという本体のときに、当時のダックスの本体トライアスと結婚していた。

ゲスト:スザンナ・トンプソン「ARROW/アロー」
脚本:ロナルド・D・ムーア(脚本)、レネ・エシェヴァリア(脚本&原案)
監督:エイヴリー・ブルックス(シスコ役)

第7話「フェレンギ人囚わる」/LITTLE GREEN MEN

ノーグが艦隊アカデミーに入学することになった。クワークは彼を地球へ送ることを口実に、いとこのゲイラからもらった宇宙船でロムと共に旅立つ。彼の本当の目的はキマサイトの密輸だった。しかし、間もなく地球へ着くというところで宇宙船に故障が生じ、タイムワープしてしまう。気がつくと彼らは1947年のアメリカ軍事基地にいた。

脚本:アイラ・スティーヴン・ベール、ロバート・ヒューイット・ウルフ
監督:ジェームズ・L・コンウェイ

第8話「ディファイアントの危機」/STARSHIP DOWN

シスコはディファイアントを率いてガンマ宇宙域へ赴く。カレマ族の商務省長官のハノックとの話し合いの途中、ジェム・ハダーの戦闘機が現われ、カレマ船は逃げ出す。それを見たシスコはカレマ船を助けようとして、カレマ船が逃げ込んだ近くの巨大なガス惑星の大気圏へと突入する。ところが……。

ゲスト:ジェームズ・クロムウェル「MURDER IN THE FIRST/第1級殺人」
脚本:デービッド・マック、ジョン・J・オードーバー
監督:アレクサンダー・シンガー

第9話「カーレスの剣」/THE SWORD OF KAHLESS

ウォーフはクリンゴンの勇者コールと出会い、彼が千年前に失われたクリンゴンの宝「カーレスの剣」を探す旅に出ることを聞き、ぜひ連れていってほしいと申し出る。シャトルに乗りガンマ宇宙域へ向かったコール、ウォーフ、ダックスの3人は、みごとカーレスの剣を探しあてるのだが……。

脚本:ハンス・バイムラー(脚本)、リチャード・デーナス(原案)
監督:レヴァー・バートン

第10話「ドクター・ノア」/OUR MAN BASHIR

ベシアーは最近、新しいホロスイートのプログラムに夢中。いったいどんなプログラムなのかと、ガラックが偵察に訪れる。そのプログラムでベシアーは1960年代の東西冷戦を生きるスパイという、まるでジェームズ・ボンドのような設定。もちろん、ボンド・ガールならぬベシアー・ガールの美女たちも大勢登場するのだが、なんとキラまで現われたではないか!

ゲスト:アンドリュー・ロビンソン『ダーティハリー』
脚本:ロナルド・D・ムーア(脚本)、ロバート・ギラン(原案)
監督:ウィンリック・コルベ

第11話「地球戒厳令 前篇」/HOMEFRONT

ある日、DS9へ衝撃的なニュースが届いた。地球で開かれた惑星連邦とロミュラン帝国との会議の最中に爆弾が爆発し、27名の命が奪われたのである。そのときのテープを再生してみると、はっきりと可変種の姿が映っていた。ついに可変種が地球に侵入したのである。シスコはオドーとジェイクを伴って、可変種対策のため地球に赴く。

脚本:アイラ・スティーヴン・ベール、ロバート・ヒューイット・ウルフ
監督:デヴィッド・リヴィングストン

第12話「地球戒厳令 後篇」/PARADISE LOST

地球全体を襲ったパワー・リレー・システムのダウン。原因を調べていくうちに、シスコとオドーはアカデミーの士官候補生のエリート集団「レッド・スクワッド」が妙な動きを見せていたことに気づき、疑問を持つ。シスコはノーグから「レッド・スクワッド」に属する候補生の名前を聞き出し、その1人シェパードからある情報を聞きだす。

脚本:アイラ・スティーヴン・ベール(脚本)、ロバート・ヒューイット・ウルフ(脚本)、ロナルド・D・ムーア(原案)
監督:レザ・バディ

第13話「ジェラシー」/CROSSFIRE

ベイショーの首相となったシャカールがDS9へやって来る。カーデシアの極右組織「真実の道」がシャカール暗殺を企んでいるという情報を得たオドーは、シャカールの警護に躍起になる。しかし、常にシャカールの身辺に付き添うことは、オドーにとって苦痛であった。なぜならオドーは……。

脚本:レネ・エシェヴァリア
監督:レス・ランドウ

第14話「新たなる戦線」/RETURN TO GRACE

キラはシャカールに頼まれ、ベイショーの代表として、クリンゴンについての情報を交換するため、カーデシアの前線基地コーマへ赴くことになる。出発を控えたキラを迎えに来たのは、なんどデュカットであった。デュカットは、ベイジョー女性との間にできた娘をカーデシアに連れて帰ったために左遷され、今は貨物輸送船グロウモールの船長となっていた。

脚本:ハンス・バイムラー(脚本)、トム・ベンコ(原案)
監督:ジョナサン・ウェスト

第15話「モーグの息子たち」/SONS OF MOGH

ウォーフのもとへ弟カーンが訪ねてきた。ウォーフがガウロンと対立したせいで家がとり潰しになり、クリンゴン帝国での未来を断たれた彼は、死を選び、兄であるウォーフの手で殺してもらうために来たのだ。クリンゴンでは自殺は不名誉な死、家族の手で死ぬのは「モクトヴァの儀式」といって名誉ある死とされている。ウォーフは弟の願いを聞き入れ……。

ゲスト:トニー・トッド『キャンディマン』、ロバート・ドクィ『ロボコップ』
脚本:ロナルド・D・ムーア
監督:デヴィッド・リヴィングストン

第16話「ロムの反乱」/BAR ASSOCIATION

ロムがクワークの店の従業員を率いて労働組合を作った。クワークの突然の減給通達に今まで抑圧されていた不満が爆発したのだ。フェレンギの法律に反するこの行為はすぐにFCA、フェレンギ会計監査局の耳に入り、監査官ブラントがストの鎮圧のためDS9に派遣される。しかし手段は選ばない過激なブラントは……。

ゲスト:ジェフリー・コムズ『死霊のしたたり』
脚本:ロバート・ヒューイット・ウルフ、アイラ・スティーヴン・ベール
監督:レヴァー・バートン

第17話「選ばれし者の困惑」/ACCESSION

シスコはDS9の司令官として、またベイジョーの人々にとっては「選ばれし者」として、多忙な毎日を送っていた。そんなある日、ワームホールから100年前のものと思われる宇宙船が出現。その船には1人のベイジョー人が乗っていた。彼はアコレムと名乗り、自分は「選ばれし者」であると告げる。

脚本:ジェーン・エスペンソン
監督:レス・ランドウ

第18話「裁かれるウォーフ」/RULES OF ENGAGEMENT

カーデシアの植民地ペンタス・スリーで疫病が発生、カーデシアは医療品を届けようとしたが、ペンタス星系はクリンゴンの領域に近く、クリンゴンの襲撃を恐れたカーデシア政府は宇宙艦隊に保護を要請していたのである。人道的な見地からカーデシアの要請を受け入れたシスコは、ウォーフにディファイアントの指揮を任せる。

脚本:ロナルド・D・ムーア(脚本)、ブラッドリー・トンプソン(原案)、デヴィッド・ウェドル(原案)
監督:レヴァー・バートン

第19話「つくられた記憶」/HARD TIME

チーフ・オブライエンは惑星アグラッサを訪問したおり、アグラッサのテクノロジーに興味を持ってあれこれと質問したため、スパイ活動ではないかと疑われ、逮捕されて矯正プログラムにかけられることに。その矯正プログラムとは、受刑者の思考内に人工的な現実を作り出し、わずか数時間のうちに数十年も服役していたようなイメージを与えるというものだった。

脚本:ロバート・ヒューイット・ウルフ(脚本)、ダニエル・キース・モラン(原案)、リン・バーカー(原案)
監督:アレクサンダー・シンガー

第20話「鏡あわせのジェニファー」/SHATTERED MIRROR

ある日、平行世界からジェニファーがシスコ父子を訪問する。亡き母そっくりのジェニファーにジェイクは大喜び。ところがジェニファーは、シスコがミーティングに出ている隙に、ジェイクを向こうの世界へ連れ去ってしまった。シスコはジェイクを取り戻すため、後を追う。

ゲスト:アンドリュー・ロビンソン『ダーティハリー』
脚本:アイラ・スティーヴン・ベール、ハンス・バイムラー
監督:ジェームズ・L・コンウェイ

第21話「二人の女神」/THE MUSE

ラクサナがDS9にやってきた。タブニア人の新しい夫、ジェヤールとの間に子供ができたためだ。タブニアのしきたりでは男の子は男が、女の子は女が育てることになっており、男の子を身ごもったラクサナは夫に子供を奪われるのを恐れ、オドーに助けを求めに来たのだった。

脚本:レネ・エシェヴァリア(脚本&原案)、メイジェル・バレット・ロッデンベリー(原案)
監督:デヴィッド・リヴィングストン

第22話「裏切り者は誰だ」/FOR THE CAUSE

ある日、エディングトンが艦隊司令部からDS9に派遣されてきた。クリンゴンの激しい侵攻に悩むカーデシアに、連邦がレプリケーター12機を提供することになったのだが、マキに奪略される可能性があるのでDS9の警備を強化してほしいというのだ。更にキャシディがマキの手先である疑いがあるとシスコに告げる。

ゲスト:アンドリュー・ロビンソン『ダーティハリー』、ペニー・ジョンソン「24」
脚本:ロナルド・D・ムーア(脚本)、マーク・ギャレッド=オコネル(原案)
監督:ジェームズ・L・コンウェイ

第23話「戦士の宿命」/TO THE DEATH

DS9がジェム・ハダーに襲われ、シスコ達はディファイアントで追跡する。そしてオメティクラン率いるジェム・ハダー軍に遭遇する。彼らの話によれば、DS9を襲ったジェム・ハダーは反乱軍で、古代アイコニア人の設備であるゲートウェイを盗んで逃亡したらしい。

ゲスト:ジェフリー・コムズ『死霊のしたたり』
脚本:アイラ・スティーヴン・ベール、ロバート・ヒューイット・ウルフ
監督:レヴァー・バートン

第24話「星に死の満つる時」/THE QUICKENING

キラ、ダックス、ベシアーの3人がガンマ宇宙域をパトロール中、ある星からの救難信号をキャッチした。ダックスとベシアーは早速救援に向かうが、あまりの荒廃ぶりに愕然とする。その星は2世紀前、無謀にもジェム・ハダーに戦いを挑み、逆に破壊され、人々は生まれつきブライトという不時の病をを背負わされるようになってしまったのだ。

脚本:ナレン・シャンカル
監督:レネ・オーバジョノアー(オドー役)

第25話「クワーク、絶体絶命」/BODY PARTS

クワークが故郷への帰省から戻り、ロムに「オレの命はもう長くない」と告白する。定期健診を受けた結果、500万人のフェレンギ人に1人と言われる難病、ドレク症候群にかかっており、余命があと6、7日と診断されたのだ。多額の借金を抱えているクワークは困り果てる。

ゲスト:アンドリュー・ロビンソン『ダーティハリー』、ジェフリー・コムズ『死霊のしたたり』
脚本:ハンス・バイムラー(脚本)、ルイス・P・デサンティス(原案)、ロバート・J・ボバリー(原案)
監督:エイヴリー・ブルックス(シスコ役)

第26話「可変種の脅威 第二幕(前編)」/BROKEN LINK

ガラックの店に呼ばれたオドーは、突然の発作に襲われ、その場に倒れ込む。ドクター・ベシアーの検査でも原因が分からない。ともすれば液化してしまう不安定な状態だ。一方、クリンゴン帝国のガウロン総裁は、アーケイナス星域にある宇宙艦隊の基地と軍事施設を撤去するよう、連邦評議会に要請する。

ゲスト:アンドリュー・ロビンソン『ダーティハリー』
脚本:アイラ・スティーヴン・ベール、ロバート・ヒューイット・ウルフ
監督:レス・ランドウ

放送時間

    キャスト

    ベンジャミン・シスコ司令官/Cmdr./Capt. Benjamin Sisko (声:玄田哲章)

    地球人。DS9の司令官。惑星連邦宇宙艦隊大佐。常に沈着冷静で、融通が利かないという一面も。ジャン=リュック・ピカード艦長が誘拐されたボーグ第1次太陽系侵攻の際(「新スタートレック」シーズン3第26話、シーズン4第1話)、妻を失っている。

    エイヴリー・ブルックス Avery Brooks

    1948年10月2日、米インディアナ州生まれ。黒人として初めてラトガース大学の演技・演出科を卒業する。シェイクスピアの舞台「オセロ」、オペラ「X:The Life And Times of MalcomX(マルコムXの伝記をオペラ化したもの)」で主演をつとめ、TVでは「私立探偵スペンサー」のホーク役など出演多数。また、いくつかの大学で演劇の教授として教鞭を執っている。

    キラ・ネリス少佐/Major Kira Nerys (声:小宮和枝)

    ベイジョー防衛軍少佐。連邦との連絡員でDS9副司令官も兼ね、ベイジョーと連邦の板挟みとなることも。勝気な性格で過激な行動も多い。当初は惑星連邦とシスコに反抗的であったが、次第にシスコを信頼するようになる。かつては対カーデシア反乱時の英雄だった。

    ナナ・ヴィジター Nana Visitor

    1957年7月26日、米ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。母がダンススタジオを経営していたこともあり、7歳からバレエを始める。高校卒業後、舞台に立つようになり、昼のTVドラマにもレギュラーで出演、1977年には『センチネル』で映画デビュー。85年頃まではダンサーと両立していたが、この後は女優業に絞り込んでいく。その他のTV出演作には「ジェシカおばさんの事件簿」「L.A.ロー」など。1992年、DS9のオーディションによってベイジョー人士官キラ・ネリス役に決まり、これまでのレギュラー出演キャラクターの枠を打ち破るような強いものにしたいと考え、製作陣もそれに同意し、本作のキラのキャラクターが完成した。

    オド-保安主任/Constable Odo Ital (声:加藤精三)

    DS9保安主任。何にでも変身可能なシェイプシフター(流動体生物)で、過去の記憶がない。カーデシア管理下のころからDS9の保安主任を務めており、その公正中立な態度や知識から、連邦下でも保安業務を任されている。

    レネ・オーバジョノアー Rene Auberjonois

    1940年6月1日、米ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。俳優のジョン・ハウスマンと家族ぐるみの交際があり、彼の指導を受けて16歳で舞台に立つ。70年に『M★A★S★H』で映画デビュー、その後「スパイダーマン」のサウンドトラック・アルバムやアニメ映画『リトル・マーメイド』(1989)へ声の出演をするなど、TVや映画で活躍。彼はオドー役についてこう語っている。「彼はつむじ曲がりなところがある。厳格で神経質なんだ。でもおもしろい面もある。だって彼は自分がどこから来たのか知らないうえ、自分の内面に踏み込もうと一生懸命なんだから」。

    ウォーフ/Worf (声:銀河万丈)

    クリンゴン人の少佐で、元U.S.S.エンタープライズD保安部長。エンタープライズDが破壊された後、退役も考えていたが、不穏な動きをするクリンゴンの調査のためシスコに呼び寄せられ、DS9に着任する。

    マイケル・ドーン Michael Dorn

    1952年12月9日、米テキサス州生まれ。「白バイ野郎ジョン&パンチ」「白バイ野郎パンチ&ボビー」にレギュラー出演。「新スタートレック」にてウォーフ役でレギュラー出演、本作ではシーズン4より同役でレギュラー出演、また映画『スター・トレック6/未知の世界』でもクリンゴン人役として出演している。

    ジャッジア・ダックス/Jadzia Dax (声:佐藤しのぶ)

    DS9科学士官で宇宙艦隊少佐。300歳を越す共生生命体ダックスを体に宿すトリル人女性。共生生命体とホスト(母体)は人格や記憶を共有し、ホストの寿命が尽きると記憶や人格と共に新しいホストに移る。ジャッジアは7人目のホスト。一代前のホスト・クルゾンは年配の男性でシスコの友人だった。

    テリー・ファレル Terry Farrell

    1963年11月19日、米アイオワ州生まれ。ニューヨークに移り、モデルとして活躍。1984年、TV「Paper Dolls(原題)」で役者としてデビューする。出演作にTV「ファミリータイズ」、「タイムマシーンにお願い」、映画『ヘルレイザー3』など。

    マイルズ・オブライエン技術主任/Chief Miles O'Brien (声:辻親八)

    地球のアイルランド出身。元U.S.S.エンタープライズD転送主任。2369年よりDS9へ転属、技術主任となる。DS9ではエンジニア不足のため常に忙しい。エンタープライズD号で知り合った植物学者ケイコ・イシカワと結婚、一人娘モリーがいる。

    コルム・ミーニイ Colm Meaney

    1953年5月30日、アイルランド・ダブリン生まれ。14歳で演技を始め、アイルランド国立劇場付属の演劇学校に入学後、ロサンゼルスに移り、TVドラマへの出演を開始。「新スタートレック」では当初、役名もないながらセミレギュラー的役割を果たし、次第に大きなポジションを占めるようになった。また、同時にブロードウェイでの舞台も経験、ゴールデン・グローブ賞へノミネートされたこともある。その他、主な出演作には映画『ダイ・ハード2』(1990)、『ラスト・オブ・モヒカン』(1992)、『コン・エアー』(1997)などがある。

    ジュリアン・ベシアー/Doctor Jules "Julian" Subatoi Bashir (声:藤原啓治)

    地球人。DS9医療主任。宇宙艦隊中尉。オープンで惚れっぽいが友人も多い。意外と努力家で、医者としての経験の若さを補う。

    アレクサンダー・シディグ Alexander Siddig

    1965年11月21日、スーダン生まれ。紳士洋服店に2年勤務後、演劇学校に入学、演出科を志すが俳優として舞台に立つことになる。いくつかの舞台に出演するうち、演技に退屈し、俳優をやめてマンチェスター・ライブラリー・シアターで舞台演出家として「ジュリアス・シーザー」の演出を担当する。その後、TVのミニシリーズ「The Big Battalions」のパレスチナ人役での依頼があり、俳優業に復帰。そのミニシリーズの演技が認められ、DS9のレギュラーとなった。ちなみに直接のきっかけは、イギリスで製作されたTVムービー「ロレンス1918」に出演しているのを、リック・バーマンが見ていたことであった。

    クワーク/Quark (声:稲葉実)

    フェレンギ人。DS9の唯一の飲食店「クワークのバー」の経営者でDS9に居住する民間人の代表的存在。カーデシア管理時代よりカジノとバーを営んでおり、ステーション内部には詳しい。フェレンギ社会では金儲けが美徳とされ、ラチナムという通貨を持つ。クワークもバーの経営にとどまらず、みやげものから兵器まであらゆるものを商売のタネとしている。

    アーミン・シャマーマン Armin Shimerman

    1949年11月5日、米ニュージャージー州生まれ。17歳でロサンゼルスに移住、弁護士を志すも母親の勧めにより地域劇団に通うことになる。UCLAを卒業後、ニューヨークの劇団に所属、主にシェイクスピア劇の舞台に立ち、やがてブロードウェイの舞台でも活躍。ロサンゼルスに戻ってからはTVドラマに多数出演、「新スタートレック」ではシーズン1「謎の宇宙生命体」においてフェレンギ人のレテック役として初登場、次いで「夢の人」で“顔(顔のついた箱のようなもの)”役を務めた。

    ジェイク・シスコ/Jacob "Jake" Sisko (声:石田彰)

    シスコ司令官の息子。DS9で父と暮らす。亡くなった母ジェニファーも艦隊士官であった。

    シロック・ロフトン Cirroc Lofton

    1978年8月7日、米カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。9歳の時に教育番組でTVデビューをした後、1992年、『ベートーベン』で映画デビューを果たす。

    作品基本情報

    原題:STAR TREK: DEEP SPACE NINE
    データ:1993~1999年(今回シーズン4・1995~1996年)/アメリカ/二カ国語/60分/全176話(今回シーズン4・全26話)/SD作品
    製作総指揮:リック・バーマン
    出演:エイヴリー・ブルックス、ナナ・ヴィジター、コルム・ミーニイ、レネ・オーバジョノアー、マイケル・ドーン
    日本語吹き替え:玄田哲章、小宮和枝、加藤精三、銀河万丈、佐藤しのぶ、辻親八、藤原啓治、稲葉実、石田彰

    © 2020 Lux Vide S.p.A. All Rights Reserved. ©2023 Youku information technology (Beijing) co., LTD, All Rights Reserved. © Twofour Broadcast Limited (2022) © CBS Interactive Inc. All Rights Reserved. © Warner Bros. Entertainment Inc. ©MBC  © Incorporated Television Company Ltd 1972 All Rights Reserved. Licensed by ITV Studios Ltd. © 2022, 2023 Sony Pictures Television, Inc. and Open 4 Business Productions LLC. All Rights Reserved. © 2023 Paramount+, Inc. © Warner Bros. Entertainment Inc. © 2008 Universal Network Television LLC. All Rights Reserved. ©2023 CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved. © Paramount+, Inc. All Rights Reserved. © 2019 Designated I Financing, LLC and Netflix Studios. All rights Reserved. ©Showtime Networks, Inc. All Rights Reserved. © CBS Broadcasting Inc. © 2023 The CW Network, LLC. All Rights Reserved. © CBS Interactive Inc. All Rights Reserved. © Wall to Wall Media Limited © 2021 CBS Broadcasting, Inc. All Rights Reserved. © 2009 Universal Network Television LLC. All Rights Reserved. ©CBS Interactive. All Rights Reserved. ©2014 CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved. © 2021 CBS Interactive Inc. All Rights Reserved. © Copyright ITV America Inc. 2019 © 2022 Universal Television LLC. All Rights Reserved. ©CBS Studios Inc. All Rights Reserved. © 2023 CBS Interactive. ©CBS Television Studios and Scott Free Productions. ©2022 CBS Broadcasting, Inc. All Rights Reserved. © MMXX CBS Broadcasting, Inc. All Rights Reserved. ©MMXIX CBS Broadcasting, Inc. All Rights Reserved. / ©MMXIX CBS Studios Inc. All Rights Reserved. © 2020 Universal Network Television LLC. All Rights Reserved. © 2021 Universal Television LLC. ALL RIGHTS RESERVED. ©2022 CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved. © 2010 Universal Network Television LLC. All Rights Reserved. © MMXXI Lions Gate Television Inc. All Rights Reserved. © Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved. © 2022 CBS Interactive Inc. All Rights Reserved. © 2023 CBS Broadcasting Inc. © 2011 Universal Network Television LLC. All Rights Reserved. ©2020 Fremantle. All Rights Reserved.Henrik Ohsten: ©Henrik Ohsten and Miso Film Per Arnesen: ©Per Arnesen and Miso Film ©MMXIX CBS Broadcasting, Inc. All Rights Reserved. ©2024 CBS Studios Inc. All Rights Reserved. © MCMLXX by UNIVERSAL CITY STUDIOS, INC. All Rights Reserved. © MCMLXX by UNIVERSAL CITY STUDIOS, INC. All Rights Reserved © 2021, 2022 Sony Pictures Television Inc. and CBS Studios Inc. All Rights Reserved.