The OC #17 クリスがロンドンの舞台に出演!
November 12, 2006
The OC 第17話「ライバル」
11月11日(土) 23:00ほか
なんとオリヴァーがマリッサたちの高校に転校! 彼からある宣言をうけたライアンは…?! 一方、サンディとジミーはライトハウスの契約書にサインする予定が・・・。
【クリス・カーマック、本場イギリスの舞台にデビュー!】
最近ライアンと仲の良いルークですが、そのルークを演じているクリス・カーマックは現在ロンドンで"Summer and Smoke"というお芝居に出演中です!
「欲望と言う名の列車」「熱いトタン屋根の猫」「ガラスの動物園」「去年の夏突然に」など、名作を数多く残しているテネシー・ウィリアムズの戯曲で、医者の放蕩息子と牧師の貞淑な娘という、まったく異なる2人がどこか惹かれあいながらもすれ違い・・・という物語。ほかのT・ウィリアムズの作品と同様、家族、階級や社会制度、そして自分のプライドなどが邪魔をして身動きがとれずにもがき苦しむヒロインが描かれます。
RSC(ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー)で活躍していたエイドリアン・ノーブル(映画「真夏の夜の夢」)の演出で、主演をつとめるロザムンド・パイク(映画「007/ダイ・アナザー・デイ」でハル・ベリーとともにボンド・ガールをつとめてましたね)とクリス・カーマックの好演が評価され話題になっているプロダクションです。
ところで。
アバクロのモデルとして最初に注目を集めたこともあり、ルックスだけ?!と思われがちなクリス・カーマックですが、もともと舞台俳優を目指していたそうです。高校時代に演劇に目覚め、18歳で名門NYUに入学し演劇を専攻(が2年で中退)。モデルになったのは偶然でそれも、当時していたバイトよりも給料がよかったから、とのこと。モデルをきっかけに俳優としての仕事を積極的にこなすように。すぐに「The OC」のルーク役で注目を集めます。その頃からテレビや映画にも出演していますが、その間もずっと、どんなプロダクションでもよいので毎年必ず舞台には立っているのだそうです。
そんなクリスは最近では本格的に舞台俳優として活動中。今年始めにはニューヨークのオフ・ブロードウェイにも出演を果たし、そしてこの"Summer and Smoke"で本場イギリスの舞台にもデビュー! クリスはNYからわざわざオーディション・テープを送ったという念願の舞台だそうです。
しかも、クリス・カーマックは、いい役者さんです。(当たり前ですが)ルークの印象とは全く違うし、よい意味で「驚き」です。高い身長は舞台栄えするし、声も良く通るし、存在感もあり。・・・それに舞台に対する熱意もあり。数年後には必ず誰からも認められるいい俳優に成長しそう。楽しみです。
Summer and Smoke
戯曲:テネシー・ウィリアムズ
演出:エイドリアン・ノーブル
出演:ロザムンド・パイク、クリス・カーマックほか
Apollo Theatre (イギリス・ロンドン)
2007年2月3日まで公演予定(変更の可能性もあるので詳しくは公式サイトで確認してください)。イギリスに行く機会のある方はぜひ劇場にも足を運んでみてくださいね。