現代のニューヨークを舞台に、シャーロック・ホームズがワトソン女史と難事件に挑む!
全米視聴率ナンバーワンを記録し話題の大ヒット犯罪捜査ミステリー
鋭い観察眼と抜群の記憶力を駆使した推理で、警察の手に負えない難事件を解決する名探偵。ロンドン警視庁の顧問を務めていたが、薬物依存症のリハビリのためにニューヨークに移住。ロンドンで働いていた際に知り合ったグレッグソン警部のツテでニューヨーク市警の顧問になる。天才レベルの知能を持つ一方、他人に対する配慮に欠けるところがあるゆえ、無神経な発言や無遠慮な行動が多く、ヒンシュクをかうこともしばしば。良好な人間関係を築くのが非常に苦手である。MI6のエージェントであるマイクロフトという兄がいる。薬物依存症だった頃に知り合ったヘロイン依存症の男と再会したことをきっかけに、再び薬物に手を出してしまうが、すぐに立ち直る。わだかまりを持つ複雑な親子関係にある父モーランドが突然、訪ねてきて大いに戸惑うが……。
1972年11月15日、英ロンドン生まれ。両親は共に舞台俳優で、母方の祖父は007シリーズで初代の“M”を演じたバーナード・リーという俳優一家の出身。1982年に人気TVシリーズ「ドクター・フー」でデビューし、子役/ティーン俳優としてイギリスのTVドラマを中心に活躍。最初の妻アンジェリーナ・ジョリーと共演した『サイバーネット』で映画初出演を果たし、『トレインスポッティング』のシック・ボーイ役で注目される。以来、イギリスとアメリカの両国で、TV、映画、舞台と多面的に活躍。主な出演作は「弁護士イーライのふしぎな日常」、『ダーク・シャドウ』など。モデル/女優である妻のミシェル・ヒックスとの間に2008年生まれの息子がいる。21年ぶりに製作された『トレインスポッティング』の続編『T2 トレインスポッティング』で再びシック・ボーイを演じて話題を呼んだ。
声/三木眞一郎
優秀な外科医だったが、手術に失敗して患者を死なせてしまったことに悩み医者を辞職。薬物依存症だったホームズのリハビリをサポートする付添人として、ホームズの父親に雇われる。最初はエキセントリックなホームズの突飛な行動に振り回されるが、次第にホームズを理解するにつれ彼のもとを去りがたくなり、リハビリ付添人としての契約が終了した後もホームズのもとに留まる。ワトソンの豊富な医学知識と知性を高く評価しているホームズから探偵見習いの仕事をオファーされ、一度は断ったものの考え直してホームズのもとで正式に探偵修業を始める。シャーロックの兄マイクロフトと親しくなるも、ある事件がきっかけで、マイクロフトは去ってしまう。ワトソンはホームズの家を出て、独立を決心するが、恋人アンドリューが殺された事件をきっかけに再びホームズの家に戻って来る。
11968年12月2日、米ニューヨーク州ニューヨークで台湾からの移民だった両親の間に生まれる。1991年にプロの女優デビューを果たした「ビバリーヒルズ高校白書」を皮切りに、TVドラマのゲスト出演や映画の端役出演をこなしていくが、1998年、「アリー・myラブ」のリン役でブレイク。その後は、『チャーリーズ・エンジェル』シリーズや『シカゴ』、『キル・ビル』など、映画でも印象的な役を演じ、ハリウッドで成功を収めた数少ないアジア系女優の1人となった。2011年に映画『Meena(原題)』を共同監督して監督デビュー。2014年には「エレメンタリー」シーズン2第22話「48時間」の監督を手がけ、以来、毎シーズン1話を監督している。アーティストとしても才能を発揮し、これまでアメリカやヨーロッパで展示会を開催。2015年8月、代理出産によって長男ロックウェル・ロイドが誕生したことを発表した。中国語に堪能。
声/田中敦子
ニューヨーク市警の警部。ロンドン警視庁のテロ対策部に出向した際にホームズと知り合い、彼の活躍に大いに感心した経験を持つ。それゆえ、ニューヨークに移住してきたホームズの助力を受け入れるが、ホームズの能力を高く評価する一方で、彼の反社会的な言動にハラハラさせられることも多い。ホームズとは捜査方法などの点で衝突することもあるが、お互いにプロとしての相手の能力に敬意を持ち合う関係を保っている。妻とは別居生活を経て離婚。ニューヨーク市警の警官として活躍中の娘ハナが同職のパートナーに虐待されていたことを知った際には、思わず相手を殴ってしまう熱い面も。
1959年3月8日、米イリノイ州シカゴ生まれ。両親はアイルランドからの移民で、シカゴとアイルランドの間を行き来しながら育つ。兄は『リービング・ラスベガス』や『レイチェルの結婚』などを手がけた撮影監督のデクラン・クィン。1984年、青春映画『俺たちの明日』で主役の高校生を演じて俳優デビュー。翌年の『マドンナのスーザンを探して』でロザンナ・アーケット演じるヒロインの相手役を演じて注目される。1985年のTV映画「サイレント・ローズ/真実への序曲」と2007年のTV映画「Bury My Heart at Wounded Knee」ではエミー賞にノミネートされた。妻は女優のエリザベス・ブラッコ(ロレイン・ブラッコの妹)で、2女の父親である。
声/堀内賢雄
グレッグソン警部の部下でニューヨーク市警の刑事。警察のマニュアルに沿って真面目にキチンとした仕事をする性格ゆえ、初めはホームズの型破りな捜査方法を懐疑的な眼で見ていたこともあるが、すぐにホームズの推理力が本物であることがわかり、ホームズに敬意を払い、彼のアドバイスを受け入れるようになる。刑務所から出所して間もないアンドレという兄がいる。ホームズに恨みを持った容疑者をホームズが挑発して撃たれそうになったのをかばって重傷を負い、それが原因で異動になったことも。だが傲慢な態度とは裏腹にホームズが本心では後悔していることを知り、和解。グレッグソンの部下として、ジョーンと協力して事件捜査に奔走。女性刑事と交際していたが、相手が内務調査部と関わりがあることを知ると、「同輩を密告するような人間は信用できない」として別れてしまう。
1985年7月28日、米イリノイ州ウォキーガン生まれ。イリノイ大学在学中から、「リア王」や「六次の隔たり」などの舞台劇を演じる。2010年、「八月の家族たち」の脚本家トレイシー・レッツが戯曲を書いた舞台劇「Superior Donuts」でトニー賞助演男優賞にノミネートされた。同年、「デトロイト 1-8-7」の刑事役でTV俳優デビューを果たす。TVドラマ出演作には他に「パーソン・オブ・インタレスト」や「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」などがある。
声/あべそういち
シャーロック・ホームズの父親。国際的に活躍しているビジネス・コンサルタントで、その影響力は多岐に渡る。シャーロックが薬物依存症から立ち直る際にリハビリをサポートする付添人としてジョーン・ワトソンを雇い、ニューヨーク市内に所有する5つの不動産物件の1つにシャーロックを住まわせている。息子シャーロックのことは常に気にかけているが、シャーロックには8歳の時に寄宿舎学校に送られた記憶などから養育を放棄した父親だと思われており、父子関係はギクシャクしている。長年会っていなかったシャーロックを訪ね、そのままニューヨークに滞在することを決め、シャーロックに疎まれるが……。
1948年8月20日、オーストラリア生まれ。演劇界で俳優・演出家として長年活躍した後、1988年、オーストラリア映画『ザ・ドリーミング』で映画俳優デビュー。以来、オーストラリアの映画やテレビへの出演を続けるが、2003年、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』で国際的に知られるようになる。2008年から2013年にかけて出演した「FRINGE/フリンジ」でのDr. ウォルター・ビショップ役では、SF・ファンタジー・ホラー作品に授与されるサターン賞テレビ部門の助演男優賞を受賞した。テレビ出演作には他に「グッド・ワイフ」、「スリーピー・ホロウ」などがある。私生活では妻ペニーとの間に3人の子供がおり、長女のサマンサは女優になって「FRINGE/フリンジ」にもゲスト出演を果たしている。
声/菅生隆之
ホームズの弟子。MI6の仕事をするためにロンドンに戻ったホームズと出会い、再びニューヨークに渡ったホームズに同行する。最初はジョーンをライバル視するが、次第に彼女のサポートを受け入れるようになる。時として感情をむき出しにすることがあるが、その原因は語りたがらない。どうやら過去に由縁しているらしく……。
1986年2月19日、英ロンドン生まれ。刑務所勤務のカウンセラーでシングルマザーだった母親に育てられる。児童劇団に所属し、12歳のときにイギリスのシットコム番組「The Wilsons」で女優デビュー。2005年、ロマン・ポランスキー監督の『オリバー・ツイスト』で映画初出演を果たす。イギリスのTVシリーズで活躍するかたわら、欧米映画作品にも多数出演。主な出演作に『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』、『ロンドン・ブルバード-LAST BODYGUARD-』、『空飛ぶペンギン』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』などがある。サセックス大学卒。
声/坂本真綾