レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー

リーヴ・シュレイバー&ジョン・ヴォイト競演!
スキャンダラスなハリウッドの裏側をハードボイルドに描く、米エンターテイメント界大絶賛の野心作!

レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー

作品概要

トニー賞受賞のリーヴ・シュレイバー&アカデミー賞受賞のジョン・ヴォイト豪華競演!

ハリウッドの闇を知る男 レイ・ドノヴァン。光と影の狭間で生きる、“敏腕フィクサー”登場。
スキャンダラスなハリウッドの裏側をハードボイルドに描く、米エンターテイメント界大絶賛の野心作、独占日本初放送!

◆イントロダクション

2013年6月30日より、「デクスター」、「HOMELAND」など数々の人気番組を抱えるペイTVの米Showtime局で放送開始し、現在シーズン4まで制作されている人気TVシリーズ「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」。ハリウッドのセレブたちのトラブルを、あらゆる手段で手際よく淡々と解決していく凄腕のフィクサー、レイ・ドノヴァン。だが、20年ぶりに仮出所した父ミッキーの出現によって、レイの家族や周囲の人間たちはおおいに翻弄される——。父子の因縁の物語に、華やかなセレブの世界の裏側や濃密な家族のドラマが複雑に絡み合う本作は、スリリングかつ見応えのある注目の最新シリーズだ。

一流の“仕事人”レイをクールに演じるのは、映画『スポットライト 世紀のスクープ』、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』に出演するほか、舞台ではトニー賞を受賞したリーヴ・シュレイバー。対するミッキー役で圧倒的な存在感と凄みを発揮しているのは、『真夜中のカーボーイ』や『帰郷』、『ナショナル・トレジャー』シリーズなどで幅広く活躍するオスカー俳優ジョン・ヴォイト。本作でゴールデングローブ賞(テレビ部門)助演男優賞を受賞したヴォイトとシュレイバーの演技バトルに加えて、TV「Lの世界」のキャサリン・メーニッヒ、『おみおくりの作法』のエディ・マーサンなど個性的な実力派キャストが勢ぞろいしたアンサンブルも見どころだ。

クリエイターは、「サウスランド」や『パブリック・エネミーズ』の脚本を手がけた才媛アン・ビダーマン。渇いたタッチにフィルム・ノワールを思わせるハードボイルド調でありながら極めて知的な作風は、傑作TVシリーズ「ザ・ソプラノズ」などに通じるものがある。製作総指揮には「クリミナル・マインド」のマーク・ゴードン、監督には「ザ・ソプラノズ」「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」のアレン・コールターらヒットメイカーが名を連ねている。

◆作品解説

すでにシーズン3の放送も決定!過去最高視聴率を記録した米Showtime局の新たな可能性を示す野心作!

「ナース・ジャッキー」や「デクスター」など、過激さやエッジの効いた娯楽性の高さに批評家好みの芸術性を兼ね備えた作風で、HBOと並びプレミアム・ケーブル局として高いブランド力を誇るShowtime。視聴者と批評家の信頼度は絶大である同局が、新機軸を打ち出す野心作として誕生したのが「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」だ。下馬評も高かったが、ふたを開けてみれば初回放送は同局の看板番組「デクスター ファイナルシーズン」の初回放送の記録に次ぐ、135万人という高い視聴者数を記録。エミー賞受賞作「HOMELAND」をはるかに凌ぐ、同局で放送されたオリジナルTVシリーズとして過去最高の視聴率を獲得した。従来の同局の売りである、過激さや刺激を加速させるのではなく、より映画的なカタルシスを追求した作りはチャレンジングであると同時に、同局の新たな可能性を示すものである。すでにシーズン3の製作も決定しており、「HOMELAND」や「Masters of Sex(原題)」と並んで同局の看板番組のひとつとなっている。

スリリングかつ見応えのある濃密な人間ドラマ

親子の壮絶な確執を軸にしながら、過去に起きた出来事や現在の家族が抱える問題の数々がサスペンスフルかつ重厚に描かれる一方で、華やかなハリウッドのセレブたちの深刻なトラブルと、それらを解決する過程がスリリングに展開。腕利きのフィクサー、レイを取り巻く世界は何層にも重なり、それぞれが複雑に絡み合っている。骨太でハードボイルドな人間ドラマが主軸をなしているが、さまざまな要素を内包する本作のジャンルを限定することは難しく、それゆえ意外性に富んだ、見応えのある大人のドラマになり得ているのだ。この独創的なビジョンを作りあげたクリエーター(企画・製作総指揮・脚本)は、「サウスランド」や『パブリック・エネミーズ』(脚本)を手掛けた才媛アン・ビダーマン。彼女に妥協させることなくクリエイティブな面で自由を与えた放送局Showtime、及び 数多くの映画や「クリミナル・マインド」などを手掛けるヒットメイカーのマーク・ゴードン、映画『メッセンジャー』のブライアン・ズーリフらエグゼクティブ・プロデューサーたちの英断もまた賞賛に値するだろう。

一流のスタッフが集結した独創的でスタイリッシュな映像世界

ハリウッドを舞台にした本作は、太陽の陽射しが輝くカリフォルニアの開放的な風景に、美しい海が広がるマリブやよく知られる観光地なども登場する。しかし、その華やかな明るさとは裏腹に、「レイ・ドノヴァン(原題)」には全編にわたって息詰まるようなテンションが張りつめ、渇いたタッチの映像には冷たい空気が流れている。スタッフにはハリウッド大作やTVで活躍する才人たちが集結。「ザ・ソプラノズ」をも彷佛とさせるハードボイルド調の重厚な映像世界を演出している。「ザ・ソプラノズ」(製作総指揮・演出)、「ボードウォーク・エンパイア」(演出)のアレン・コールターを筆頭に、『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』や『愛は霧のかなたに』ほか大作で知られるハリウッドの巨匠マイケル・アプテッド、映画『ラウンダーズ』や「デクスター」(演出)のジョン・ダールら、そうそうたる顔ぶれがエピソード監督を手掛けており、クリエイターのアン・ビダーマンの独創的なビジョンをスタイリッシュに映像化している。

リーヴ・シュレイバー×ジョン・ヴォイト、白熱の演技合戦!

トニー賞受賞のリーヴ・シュレイバーと、アカデミー賞に輝くジョン・ヴォイト。ハリウッドのビッグネーム同士、しかも実力は申し分のない2人の顔合わせが本作の最大の見どころの一つだ。リーヴ・シュレイバーが作り上げた頭の回転が早く行動力があり、寡黙でクールなレイのキャラクターは、まさにハードボイルド小説の主役のように渋く魅力的。外では際どいことに手を染め、犯罪やバイオレンスとも無縁ではないが、妻と2人の子供を愛する良き家庭人でありたいと願っている。一見ポーカーフェイスの”仕事人”としての非情さと、家族思いの優しい顔のギャップ。それがレイという人物が視聴者を惹き付けて止まない点だろう。そんなレイの人生を大きく狂わせる父親ミッキーを、背筋が寒くなるような狂気をにじませて体現するヴォイト。人たらしとしての魅力を発揮してレイの家族に近づきながら、本心は何を考えているかわからない不気味な存在感と凄味はさすがとしか言いようがない名演だ。レイミッキーの血を分けた父子の愛憎と確執は本作の核であり、190センチを越える長身のシュレイバーとヴォイトの抑えたトーンの中にも激しく火花が散る演技合戦は必見だ。

実力派が顔をそろえた俳優たちのアンサンブルも見もの

シュレイバーとヴォイトを取り巻く、個性的な共演陣も実力派が顔をそろえている。レイの仕事や父親との関係に頭を悩ませながら、2人のティーンエイジャーの良き母アビーを演じるのは「デッドウッド~銃とSEX とワイルドタウン」のポーラ・マルコムソン。パーキンソン病を患うレイの兄テリーを味わい深く演じるイギリス出身の演技派エディ・マーサンレイの部下で「Lの世界」と同じくレズビアンのリーナを演じるキャサリン・メーニッヒら、レギュラーキャストが奏でるアンサンブルの妙は特筆に値する。また、シーズン1では、映画『M★A★S★H マッシュ』、『オーシャンズ』シリーズの大ベテラン、エリオット・グールド、第7話から登場する映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』、「SHARK カリスマ敏腕検察官」のジェームズ・ウッズのほか、映画『キルトに綴る愛』、『グレイスランド』のジョナサン・シェック、映画『グランブルー』、『デブラ・ウィンガーを探して』のロザンナ・アークエットといった映画でおなじみのゲスト出演にも注目だ。

◆シーズン2の見どころ

回が進むにつれて上がっていった視聴率

シーズン1からテレビ評も視聴者の間の評判も高かった「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」だが、シーズン2の最終エピソードの視聴者数は200万人。シーズン1の最終エピソードの視聴者数140万人と比べると40%以上もアップしたことになる。また、シーズン2では、前半の6エピソードよりも後半の6エピソードの方が視聴者数が21%増しになり、回が進むにつれ視聴率も上昇。シーズン2の最終エピソードは、最初のエピソードよりも60%以上多い視聴者数を獲得している。このようなデータだけを見ても、「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」が観れば観るほど、ハマってしまう上質のドラマであるということがわかるだろう。

シーズン2でも“親子で”ゴールデングローブ賞にノミネート

レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」シーズン1では、レイ役のリーヴ・シュレイバーが2014年のゴールデングローブ賞主演男優賞に、ミッキー役のジョン・ヴォイトが同賞助演男優賞にノミネートされ、シュレイバーは惜しくも同賞受賞を逃したものの、ヴォイトは見事、同賞を受賞した。シーズン2を対象とした2015年のゴールデングローブ賞でも再び、シュレイバーとヴォイトが“親子”で仲良くノミネートを果たしている。

「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」人気の鍵は「家族」にあり

回を重ねるごとにファンを増やしていっている「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」だが、その人気の秘密の1つは「家族」というものをダイナミックに描いているからではないかと、レイ役のシュレイバーはヴァラエティ紙とのインタビューで以下のように語っている。「頭の良い誰かがかつて『テレビというものは全て家族に関係している』と言ったそうだけれど、僕は、その言葉にはなにがしかの真実があると思っている。『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』は明らかに家族についてのドラマで、家族がそれぞれが持つモラルによって苦しめられるところを描いている。皆がセレブリティに夢中になって、どんな事でもまかり通ってしまうような現代社会の中で子供を育てていくのは容易な事ではない。視聴者はそういうところに共感を覚えるのではないかと思う。」

レイの周囲で増大するトラブルに絡む登場人物を演じるゲスト出演俳優たち

シーズン1でレイにとって最大の頭痛の種だったのはトラブル・メーカーの父ミッキーだったが、シーズン2では、どうしても堅気になれずに厄介な問題を持ち込み続けるミッキーに加え、娘のブリジットに重大問題が発生。妻のアビーや兄のテリー、弟のバンチーらの日常にも波風が立つような出来事が起きる。家族に対する忠誠心を捨てられない性分のレイは、彼らの抱えるトラブルに足を突っ込まざるを得なくなるが、持ち前の倫理観とのジレンマに苦しむことに……。

シーズン1では、ミッキーをめぐるトラブルの重要な鍵を握る人物サリーをジェームズ・ウッズが怪演していたが、シーズン2では、サリーに代わり、ミッキーを追うFBIエージェント、エド・コクラン役でハンク・アザリアがゲスト出演。「シンプソンズ」の声優として有名で俳優としてはコミカルな役が多いアザリアだが、アクが強く、出世欲の塊のようなコクランを好演している。また、コクランの妻役には「ツイン・ピークス」のシェリリン・フェンがキャストされている。ミッキーを追うのはコクランだけではなく、ミッキーの周囲にスクープを嗅ぎつけるケイト・マクファーソンという野心的な女性ジャーナリストも登場する。演じるのは、「VEGAS/べガス」でヴィンセント・サヴィーノの妻ローラを演じたヴィネッサ・ショウ。他にも、1960年代から70年代にかけて活躍した映画女優アン=マーグレットや、「THE WIRE/ザ・ワイヤー」「マイケル・J・フォックス・ショウ」のウェンデル・ピアース、『ドリヴン』のキップ・パルデュー、「新スタートレック」データ役ブレント・スパイナーらがゲスト出演している。

◆シーズン3の見どころ

米Showtime局の人気作!シーズンを追うごとに人気は尻上がり

ハリウッドで起きるトラブルをもみ消す凄腕のフィクサー、レイの活躍と共に20年ぶりに再会した父ミッキーとの確執を描いたシーズン1。続いて、ミッキーを追うFBIのコクランとの攻防と、レイの仕事が妻アビーたち家族に落とす色濃い影を描いたシーズン2。今回のシーズン3では、ハリウッドのスタジオを牛耳る権力者を前に、レイは自由を得て人生を変えようと奔走する……。
米Showtime局ではシーズン1から回を重ねるごとに視聴者数を増やし、人気上昇中の本作。今回のシーズン3でもその“尻上がり”な視聴者数推移のパターンは健在。同局で2015年7月12日に放送されたシーズン3第1話では視聴者数が約103万5,000人、その後の第2話では約20%増しの約126万3,000人にアップ。その後も視聴者数は順調に上昇し、2015年9月27日に放送されたシーズン3最終話では、シーズン3第1話放送時から約50%増しとなる約150万2,000人の視聴者数を記録。「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」は、相変わらず見れば見るほど面白くなるドラマであることがわかる。

強烈な印象を残すフィニー家

トラブルを解決していくフィクサーという職業柄、レイはありとあらゆる類の人間に遭遇することになるが、シーズン3で最も強烈な印象を残すのは、億万長者でロサンゼルスの有力者の1人、アンドリュー・フィニーが家長となっているフィニー家である。金やコネ、権力にものを言わせて何でも自分の思い通りにコントロールしてきたフィニーは、有能なレイも配下に置きたいと考えるが、基本的に一匹狼のレイは他者に従属することを嫌うため、両者の関係は最初から緊張をはらんだものになる。そんな関係をさらに複雑にするのは、フィニーの娘ペイジである。スポーツ・エージェントとして成功をおさめながらも父親の支配から逃れられないペイジは、レイの強さに魅かれると同時にレイを味方にすれば父親に対抗できると企む。レイに接近するものの、それを鋭く見抜いた父親に牽制される。並の親子関係から遠くかけ離れた父と娘を演じるのは、TV「デッドウッド ~銃とSEXとワイルドタウン」のイアン・マクシェーンとTV「ドーソンズ・クリーク」のケイティ・ホームズ。小柄ながら鋭い眼光と深いしわがれ声に凄みと貫禄がにじみ出るマクシェーンは、地元の経済界だけでなく政界にも顔の利くフィニー役にぴったり。対するホームズも、有能なキャリア・ウーマンでありながら父親にはどうしても勝てないという、自信と劣等感の入り混じった複雑なキャラクターであるペイジを好演している。

ケイティ・ホームズが挑んだダークなキャラクター、ペイジ

ペイジを演じるケイティ・ホームズだが、役作りの1つとして歯列矯正具を付けており、本作の放送が始まるやいなや、ツイッターなどのソーシャルメディアで「あの歯列矯正具は何なんだ!?」と騒ぐファンが続出。美人で大金持ちのお嬢様なのに、30代でなぜ歯列矯正具を着用!?それに対しホームズは出演したトークショー番組で、「ペイジの歯列矯正具は、偏頭痛をやわらげるために付けているという設定なの。でも、全てを兼ね備えているかのように見える彼女にも欠けている部分があるということの象徴でもある。ペイジは、外見だけでは計り知れない複雑なキャラクターだということを表現しているの」と説明している。レイも一目置くことになる強烈な印象を残すペイジ役を、ケイティ・ホームズがどう作り上げているかにも注目だ!

波乱万丈なドノヴァン家の人々 それぞれの人生ドラマからも目が離せない

フィクサーとしてクライアントのトラブルを解決するのがレイの仕事だが、シーズン3では、ドノヴァン家もそれぞれトラブルを抱えることになる。最大のトラブルメーカーであるミッキーは、いまだに堅気になる気も隠居する気も全くなし。息子のダリルを道連れにして、またもや危ないビジネスに乗り出す。兄のテリーは強盗罪で服役中だが、刑務所でトラブルに巻き込まれていく。弟のバンチーは、テリーの代わりにボクシング・ジムのマネージャーを務めているが、ジムにやってきた男顔負けのメキシコ人女子プロレスラーが気になって仕方がない。一方、妻のアビーレイとの冷え切った仲にウンザリしてボストンの兄や姉を尋ねるが、ギクシャクした関係は昔のままで苛立つばかり。交際していたマーヴィンの死を吹っ切れない娘のブリジットは、禁じられた恋愛に走ってしまう……。レイ・ドノヴァンは、相変わらず公私でフィクサーの役割を果たさねばならないのである。

作品基本情報

原題 レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー
RAY DONOVAN
データ 2013年~現在米Showtimeにて放送中/アメリカ/二カ国語&字幕/60分/HD作品
製作総指揮 アン・ビダーマン、マーク・ゴードン、ブライアン・ズーリフ
出演 リーヴ・シュレイバー
ジョン・ヴォイト
ポーラ・マルコムソン
エディ・マーサン
ダッシュ・マイホック
スティーヴン・バウアー
キャサリン・メーニッヒ
プーチー・ホール
ケリス・ドーシー
デヴォン・バグビー
あらすじ
企画・原案 アン・ビダーマン

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