刑事カーディナル過去からの報せ

ニュース

イントロダクション

喪失感と闘うカーディナルの前に、新たな殺人事件が。様々な思いが交錯し、複雑化する事件の真相とは……!?
カナダで大ヒットしたミステリードラマのシーズン3を独占日本初放送!

過去からの報せ 見どころ

シーズン1、2に引き続き称賛の嵐!シーズン4も制作中の人気シリーズ

小説家ジャイルズ・ブラント著“Cardinal series”全6作のうち、4作目“By the Time You Read This”と5作目“Crime Machine”が原作となる本作。今シーズンの原題にもなっている原作の“By the Time You Read This”は、アメリカの書評雑誌であるカーカス・レビューにおいて、「読み始めると止まらない、素晴らしい小説」と絶賛されたほか、数々のメディアから好評を得ている。そんな原作をベースとした本作は、各所で称賛されている。シーズン1は、「常に好奇心を掻き立てられ続けるスリラーであり、その魅力は骨まで凍り付くような壮観な情景によってさらに確かなものとなった」とウォール・ストリート・ジャーナルで称賛され、カナダのアカデミー賞にあたるカナディアン・スクリーン・アワードでは、最優秀主演男優賞を含む12部門で受賞・ノミネートを果たした。シーズン2も、カナダ最大の全国紙グローブ・アンド・メールや日刊紙としてはカナダで最大部数を誇るトロント・スターで素晴らしい評価を得てその人気は継続。カナディアン・スクリーン・アワードではシーズン1を上回る13部門14ノミネートを獲得し、ビリー・キャンベルの最優秀主演男優賞、カリーヌ・ヴァナッスの最優秀主演女優賞を含め、7部門で受賞を果たしている。シーズン2の脚本を務めたサラ・ドットと今シーズンの脚本家、パトリック・ターは、互いの脚本を読みあい、それぞれのシーズンをどのように展開させるかを話し、協力し合ったという。また、パトリック・ターは、「シーズンごとに異なる脚本家が担当したことでそれぞれの良さが出た」と語っている。今シーズンは、グローブ・アンド・メールが「強く、強くお勧めしたい。素晴らしい、説得力のあるミステリーだ」と絶賛、複雑で魅力的なプロットラインが高評価を得ている。シーズン1の凍り付くような冬景色、シーズン2の緑が映える初夏の情景から、今シーズンの物寂しい秋の静けさを感じさせる風景など、季節の移り変わりを鮮やかに映すところも魅力の本作。情景もストーリーも俳優陣の演技力も、多方面から称賛を得ているシリーズの3作目も見逃せない!

監督ダニエル・グルーが描く繊細な心の描写が印象的なドラマ

シーズン3は、シーズン1の監督も務めたダニエル・グルーが手掛ける。当初グルーに監督のオファーが来た時、パイロット版のみのオファーだった。しかし、彼の強い要望によりシーズン1全話の監督を務めることになり、同じくシーズン3も全話監督も務めることとなった。もし可能であれば4シーズン全ての監督を務めたかったという。シーズン1の制作が決まった時、撮影中はまるで主人公カーディナルが住んでいるような湖畔の孤立した家に住みたいと制作陣に話したほど本作に思い入れのあるグルー。彼の細部へのこだわりが演出に反映され、シーズン1ではたくさんの高評価を得た。また、本作の成功の鍵の1つと言えるのがキャスティングである。監督は以前からカリーヌ・ヴァナッスを知っており、一緒に仕事をしたいと思っていたが、ビリー・キャンベルについては、当初構想外だった。しかしキャンベルと直接会ったとき、たった5分のうちに、彼の漂わせる哀愁と、何か内に秘めているような雰囲気からジョン・カーディナルに適役だと思ったという。グルーは、「ビリー・キャンベルとカリーヌ・ヴァナッスはドリームキャストだ。2人とも素晴らしく役にはまっていて、彼ら自身も素晴らしい、かつプロフェッショナル。それが彼らが100以上の国や地域で視聴者を獲得している理由だ」と語る。また、カーディナルとデロームが、お互いを相棒だからということを越えてとても尊敬し合っている、その関係性も本作の魅力の1つだという。グルーはシーズン3に何を期待しているかと問われると、「カーディナルの心にぽっかりと空いてしまった穴、また、今シーズンに登場するキャラクターに共通した憂鬱と悲しみ、闇から抜け出せるかもしれないという希望を暴力的でない形で描くこと」と語った。カーディナルとデロームの関係性や新たな事件の展開を、監督がシーズンを通して自信を持って演出したシーズン3も見ごたえ抜群だ。

受賞歴のある新キャストがキーパーソンを演じるシーズン3

『ホーム・アローン3』で犯人アリス役を演じ、「クリミナル・マインド」や「NCIS ネイビー犯罪捜査班」、「CSI: 科学捜査班」、「私はラブ・リーガル」、「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」など数多くのテレビドラマにゲスト出演するリア・キルステッドが“ママ”役で出演。事件現場に居合わせてしまう少女サム役を演じるデヴァリー・ジェイコブスは、『Rhymes for Young Ghouls(原題)』に主演として出演した際、カナディアン・スクリーン・アワードの最優秀主演女優賞に若干21歳にしてノミネートされ、その後『The Sun at Midnight(原題)』ではWhistler Film FestivalとAmerican Indian Film FestivalにてそれぞれBest Actor、Best Actress賞を獲得した若手実力派女優。また、数多くの賞レースで賞を獲得した『Blackbird(原題)』で長編映画デビューを果たし、その演技力が大絶賛され、2019年には『PYOTR495(原題)』でカナディアン・スクリーン・アワードのWeb Program or Series部門にてBest Lead Performanceを受賞した、注目の俳優アレックス・オーゼロフが”ママ”の右腕ジャック役を演じる。今シーズンも新キャストの魅力的な演技に注目。

ストーリー

事件を解決して帰宅したカーディナルを待っていたのは、妻キャサリンの外出を告げる置き手紙だった。町へとキャサリンを捜しに出かけたカーディナル。そこで見たのは、飛び降り自殺をしたキャサリンの遺体だった。目の前の光景が信じられず、茫然と立ち尽くすカーディナル。デロームをはじめ同僚たちも驚きを隠せない。その後キャサリンの遺書が見つかり、現場の状況からも自殺と断定され捜査は終了する。木々が紅色に染まり、日が短くなりはじめたアルゴンキン・ベイでは年に1度のスポーツマン・ショー開催が近づいていた。そんな中、ATM強盗が発生。復帰間もないカーディナルに代わって、デロームがチームを率いて捜査に当たる。そこへ、郊外の湖畔にあるサマーハウスで死体なき殺人事件の一報がもたらされた。

先住民の学生サムが不倫関係にあるランダルとのひとときを過ごした後、偶然その事件現場に居合わせていた。銃声を聞き、驚いて逃げるうちにスマートフォンを落としてしまうサム。そして彼女のスマートフォンは何者かの手に渡ってしまった。一方、妻キャサリンの死後、心に痛手を負ったカーディナルの元には、彼女の死についてカーディナルを中傷するカードが届いていた。自殺への疑念を深めていくカーディナルは個人的に危険な調査を進めていく。殺人事件を調査しながらも、妻の死に隠された真相を追うカーディナルと、その様子を気にかけるデローム。真相に迫るとともに、危険にも近付いていくのだった……。

各話あらすじ

放送時間

キャスト

ジョン・カーディナル/Det. John Cardinal

アルゴンキン・ベイ警察の刑事。頭が良く根気強い。信じたらそれを疑わず、決めた方向に突き進む。犯罪に巻き込まれた人の痛みに敏感で、腐敗や完全な悪に直面しようとも、慈愛と正義を信じ続ける。双極性障害を患っていた妻と、トロントで暮らす娘との3人家族だったが、最愛の妻が亡くなってしまう。

ビリー・キャンベル Billy Campbell

1959年7月7日、米ヴァージニア州生まれ。本作のシーズン1、シーズン2ではカナダのアカデミー賞にあたるカナディアン・スクリーン・アワードにおいて最優秀主演男優賞を受賞。また、2018年国際エミー賞においても男優部門にノミネートされた。

リズ・デローム/Det. Lise Delorme

アルゴンキン・ベイ警察の刑事。金融犯罪課から異動し、カーディナルの相棒となる。アルゴンキン・ベイのフランス系カナダ人コミュニティの出身。想像力に長け、勘が鋭いのに加えて、物事を白黒はっきりさせ、正確にとらえることに長けている。金融犯罪課では数々の汚職議員や不動産詐欺師などを検挙し、不正を暴いてきた。その優秀さから出世することは誰の目にも明らかで、強行犯(捜査)係に昇進。キャリアを広げるために挑戦した、安全情報局の選抜には一旦は不合格になるも、その後合格となり、オタワへ行くことになっていたが……。

カリーヌ・ヴァナッス Karine Vanasse

1983年11月24日、カナダ・ケベック州生まれ。「PAN AM/パンナム」のコレット・ヴァロワ役や、「リベンジ」のマルゴー・ルマルシャル役など人気作に出演。『静かなる叫び』のヴァレリー役で最も知られる。また、同作のプロデューサーを務めるなど活躍の幅は広い。1999年に主演した『Emporte-moi(原題)』はトロント国際映画祭で受賞を果たしており、その他数々の賞に選ばれている。本作のシーズン1では2018年にカナダのアカデミー賞にあたるカナディアン・スクリーン・アワードにおいて主演女優部門にノミネートされ、2019年にはシーズン2で最優秀主演女優賞を獲得した。2019年カナダ公開予定の『Malek(原題)』に主演予定。

シャーリーン・“ママ”・ウィンストン/Sharlene "Mama" Winston

ソマリアでの軍事経験によりトラウマと闘う中、銃の密輸入をしたせいで刑務所行きになり、それをきっかけとして世界の崩壊に対して常軌を逸した強い思いを抱き始める。自分自身を“ママ”と呼ぶようになり、若いストリートチルドレンを北にある安全な避難所(北の隠れ里、北の天国・ノースヘイブン)に連れて行き、恐怖と洗脳により不安定な疑似家族としてストリートチルドレンを支配するようになる。

リア・キルステッド Rya Kihlstedt

1970年7月23日、米ペンシルベニア州生まれ。映画では『ホーム・アローン3』でアリス役を演じ、『恐怖の人体研究所』で主演。テレビドラマでは、「デクスター ~警察官は殺人鬼」などに出演のほか「HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン」ではレギュラー出演を果たしている。また「クリミナル・マインド」、「NCIS: ネイビー犯罪捜査班」、「CSI: 科学捜査班」、「私はラブ・リーガル」、「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」、「ワン・ミシシッピ ~ママの生きた道、ワタシの生きる道~」などの人気作に登場。最近では、「Law & Order True Crime(原題)」、「エージェント・オブ・シールド」や、人気ドラマ「チャームド~魔女3姉妹」のリブート作「Charmed(原題)」、2019年米公開の『The Untold Story(原題)』に出演。夫は『ショーシャンクの空に』や「アリー・myラブ」で知られる俳優ギル・ベローズで、2人の子供をもうけている。

サム・ドゥシェン/Sam Duchene

コミュニティ・カレッジで美術を専攻している学生で、授業料を支払うためにシェフとして働いている。母と共に暮らしており、才能あるアーティスト。絵を描いていない時は、妻帯者で不動産会社で働くランダルとこっそり空き家で会っている。彼はいつか妻と離婚すると言い続けており、そのことを純粋に信じているが、母親には交際を隠している。事件に関わる重要な情報を持つ。

デヴァリー・ジェイコブス Devery Jacobs

1993年8月8日、カナダ・ケベック州生まれ。インディアン居留地で生まれ育ったことから、先住民族の権利活動や映画における政治的な役割への関心を持つようになる。主演を務めた『Rhymes for Young Ghouls(原題)』では、カナダのアカデミー賞にあたるカナディアン・スクリーン・アワードにおいて最優秀主演女優賞にノミネートされる。『The Sun at Midnight(原題)』ではWhistler Film FestivalとAmerican Indian Film FestivalでそれぞれBest Actor、Best Actress賞を獲得、最近では、『The Road Behind(原題)』に主演として抜擢された。監督としても活躍中。

ロイド・クリーガー/Lloyd Kreeger

ヘッジファンドを運用して汚い金を稼いだが、妻に捨てられたうえ、愛娘まで連れて行かれてしまう。自分のペントハウスを売却し、ブラック湖の湖畔にずっと夢見ていたロッジを建て、余生を送っている。

トム・ジャクソン Tom Jackson

1948年10月27日、カナダ・サスカチュワン州生まれ。1990年代に放送されたドラマ「North of 60(原題)」で6シーズンにわたり主演をつとめ、カナダの優れたテレビ番組におくられるジェミニ賞において主演男優賞に3度ノミネートされたことで、母国で名の知れた俳優になった。他にも『グリズリー・フォールズ 親子熊物語』、『スキンウォーカーズ エクリプス』、『大きなお友達 ミーシー』などに出演している。最近では、『特捜部Q Pからのメッセージ』で知られるハンス・ペテル・モランドの最新作で、2019年6月に日本で公開されたばかりの『スノー・ロワイヤル』に出演している。

ジャック・ティル/Jackson"Jack" Till

覚醒剤を生成、乱用し、喧嘩ばかりしていた両親のもとで育った。8才の時、母親が父親を殺すのを目撃してしまう。母親は刑務所に入り、“ママ”ことシャリ―ンと同じ独房に入ることになる。ジャックは、とある事情により警察に捕まりそうになっていたところを、釈放された“ママ”に引き取られる。彼は“ママ”の優しさと無条件の愛に忠誠心を持って仕えている。しかし、サムに出会ったことにより、自分自身でもコントロールできない感情にとらわれていく……。

アレックス・オーゼロフ Alex Ozerov

1991年、ロシア生まれ。13歳の時にカナダのトロントに移住した。舞台芸術に興味を持ち、ドラマの授業を受けていた。数多くの賞レースで受賞した『Blackbird(原題)』で長編映画デビューを果たし、トロント国際映画祭で彼の演技は大絶賛された。テレビドラマ「Bitten -わたしを愛した狼-」、「オーファン・ブラック 暴走遺伝子」、「ジ・アメリカンズ」シリーズにゲスト出演している。2019年、『Pyotr495(原題)』ではカナディアン・スクリーン・アワードのWeb Program or Series部門にてBest Lead Performanceを獲得した。

作品基本情報

原題:CARDINAL: BY THE TIME YOU READ THIS
データ:シーズン3・2019年/カナダ/字幕/60分/シーズン3・全6話/HD作品
製作総指揮:ジェニファー・カワハ、ジュリア・セレニー、パトリック・ター、ダニエル・グルー、ジョスリン・ハミルトン、アーマンド・レオ
出演:ビリー・キャンベル、カリーヌ・ヴァナッス、リア・キルステッド、デヴァリー・ジェイコブス、グレン・グールド、クリステン・トムソン、アラナ・ベール、トム・ジャクソン、アレックス・オーゼロフ