ストーリー
プロファイラーのマルコム・ブライトは、殺人者がどのように考え、その心理がどのように働くのか分かる。つまり、殺人犯の思考や心理を知り尽くしているのだ。というのも、彼の父親は外科医でありながらも、20人以上の命を奪った残忍で悪名高いシリアルキラー“外科医”なのだ。そんなマルコムが顧問として加わったのは、ギル・アローヨ警部補率いるニューヨーク市警の捜査チーム。男勝りで頑固なダニ・パウエル刑事、変わり者のイドリサ・タナカ検視官、疑り深いJT・ターメル刑事という個性豊かな面々に囲まれている。だがマルコムがここぞという時に助言を求めるのは、不器用ながらも息子を愛する父マーティン・ウィットリーだ。マルコムは、渋々ながら父の知識を求めなければならない。凶悪な殺人犯たちを追跡する一方で、マルコムは自身が抱える心の闇に翻弄される。そのうえ、かつては社交界の花形であった慈善家の母親ジェシカ・ウィットリーからは、私生活について口出しされる始末だ。幸いにも、至って普通の妹エインズリー・ウィットリーはマルコムの良き理解者である。言っておくが、マルコムは決してシリアルキラーではない。単に、シリアルキラーのもとで育ったというだけだ。