プロディガル・サン 殺人鬼の系譜シーズン1

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殺人鬼の心の中に潜入せよ!
「ウォーキング・デッド」のトム・ペイン×「グッド・オーメンズ」のマイケル・シーンが豪華共演!
シリアルキラーを父に持つプロファイラーがニューヨーク市警とともに事件を解決していく、「メンタリスト」×「羊たちの沈黙」ともいうべき一話完結ミステリーをアンコール放送!!

シーズン1 見どころ

父子関係をテーマにした心理学版「Dr.HOUSE ―ドクター・ハウス―」

「Dr.HOUSE ―ドクター・ハウス―」が最終回を迎えて以来、アメリカのドラマファンは、「Dr.HOUSE ―ドクター・ハウス―」のようにダークユーモア×一話完結型の謎解き×見応えあるメインキャラクターが完璧なまでにうまくブレンドされたシリーズが新たに登場するのを待ち望んできた。しかし、ヒュー・ローリーが設定したハードルは高く、なかなか「Dr.HOUSE ―ドクター・ハウス―」の後に続くシリーズは生まれてこなかった。そんな荒波の中、満を辞して誕生したシリーズ、それがこの「プロディガル・サン 殺人鬼の系譜」だ。企画・脚本・製作総指揮を務めるクリス・フェダクとサム・スクレイヴァーによると、トラウマに付き纏われながらも、同時にそのトラウマを大切にも感じているメインキャラクターを思い描いた時、インスピレーションを求めたのが「Dr.HOUSE ―ドクター・ハウス」だったと言う。本作は、なぜ人の心理はこのように働くのか? なぜ人はこのような行動をするのか? ということを解き明かすシリーズ。2人は病気を診断するのが「Dr.HOUSE ―ドクター・ハウス―」だったのに対し、心理を診断するのが「プロディガル・サン 殺人鬼の系譜」と表現している。企画の段階で、ドラマファンに面白いと思ってもらえるようなキャラクターを試行錯誤していたクリス・フェダクとサム・スクレイヴァー。親が子に与える影響とはどんなものか? それを考えていた時に出てきた問いかけ。それが、もし父親がシリアルキラーだったら? そして同時に、その父親が良い父親だったら? というものだった。クライムスリラーである「プロディガル・サン 殺人鬼の系譜」の根底にある不変のテーマ。それは父子関係だ。事件、犯罪、ミステリーが満載のシリーズだが、「プロディガル・サン 殺人鬼の系譜」は家族についての物語であると2人は語っている。その鍵となる父子を演じるのが、「グッド・オーメンズ」のマイケル・シーンと「ウォーキング・デッド」のトム・ペインという豪華なキャスティング。息子マルコムがドクター・ハウスだとしたら、父親マーティンはドクター・ハウスが各エピソードの最後10分で体験する“ひらめきの瞬間”と言えるかもしれない。

「グッド・オーメンズ」のマイケル・シーンと「ウォーキング・デッド」のトム・ペインが複雑な父子関係を演じる!

「ウォーキング・デッド」の出演が終了し、次にどんな作品に出演するべきか思い悩んでいたトム・ペイン。正直、地上波テレビシリーズに出演したいという思いはそこまでなかったと言う。しかし、そんな時に舞いこんできたのが、この「プロディガル・サン 殺人鬼の系譜」の話。主役であること、敏腕プロデューサーであるグレッグ・バーランティが製作総指揮、リー・トランド・クリーガーが監督、さらにはマイケル・シーンが父親役と、どれか1つだけでも大きなプラス要素であるのに、それらがすべて勢揃いしているなんて夢のように感じたそうだ。主役のリキャストが決まり、トム・ペインに回ってきたオファー。彼はこのチャレンジを受けることに決め、そこからは猛スピードで事が進んでいったそうだ。日曜の夜に現場へ向けて飛び、水曜には撮影が始まっていたと言う。父親は残忍なシリアルキラーだが、息子マルコムにとっては良い父親であり、良い父親としての記憶も忘れることができないマルコム。父親への愛、恐れ、憎悪にどう対処するべきか思い悩む複雑なキャラクターを短い準備期間で作り上げなければならなかったトム・ペインは、撮影開始後数日は製作陣や監督に多くを委ねたと語っている。そして、撮影が進むとともにマルコムというキャラクターを深く理解していったそうだ。
一方、「グッド・オーメンズ」では天使を演じていたマイケル・シーン。「プロディガル・サン 殺人鬼の系譜」では一転して悪魔のようなシリアルキラーを演じることになった。にも関わらず、なぜだか心地良い印象を与えるマイケル・シーン。彼は父親マーティンというキャラクターを、恐ろしいことを犯してきたし、これからも犯し続けるかもしれないモンスターでありながら、愛情深い父親でもあると分析する。温かく、好感が持て、面白く、興味深く、カリスマ的なキャラクターだと。モンスターという素質をカモフラージュするための好印象もあるだろう。マーティン・シーンは脚本を初めて読んだ時、そのギャップに興味をひかれ、魅力を感じたそうだ。父親マーティンが息子マルコムに対して常々言う印象的なセリフ。それは、「どんな時もお前を愛している。なぜなら、僕らは同類だから。」個々に複雑なキャラクターが交わり合い、より一層複雑な父子関係が築き上げられている「プロディガル・サン 殺人鬼の系譜」。トム・ペインとマーティン・シーンの掛け合いに注目したい。

2019〜2020年シーズンの地上波新作ドラマシリーズNo.1!

2019年9月23日(月)夜9時に米FOXで放送が始まった「プロディガル・サン 殺人鬼の系譜」。第1話の初回放送+当日の18-49歳層視聴率1.0、初回放送+当日の総視聴者数405万人と絶好調のスタートを切り、早くも10月8日に第1シーズンのフルシーズンピックアップが決定。2019〜2020年シーズンの地上波新作ドラマシリーズとしては最速のフルシーズンピックアップとなった。その後も視聴率、視聴者数ともに落ちは少なく、最終回第20話は初回放送+当日の18-49歳層視聴率0.7、初回放送+当日の総視聴者数338万人でゴールイン。第1シーズンの平均視聴率は、初回放送+当日の18-49歳層視聴率0.75、初回放送+当日の総視聴者数337万人と、2019〜2020年シーズンの地上波新作ドラマシリーズNo.1の座に輝き、シーズン2更新が発表された。 (※視聴率情報は米ニールセン社調べ)

ストーリー

プロファイラーのマルコム・ブライトは、殺人者がどのように考え、その心理がどのように働くのか分かる。つまり、殺人犯の思考や心理を知り尽くしているのだ。というのも、彼の父親は外科医でありながらも、20人以上の命を奪った残忍で悪名高いシリアルキラー“外科医”なのだ。そんなマルコムが顧問として加わったのは、ギル・アローヨ警部補率いるニューヨーク市警の捜査チーム。男勝りで頑固なダニ・パウエル刑事、変わり者のイドリサ・タナカ検視官、疑り深いJT・ターメル刑事という個性豊かな面々に囲まれている。だがマルコムがここぞという時に助言を求めるのは、不器用ながらも息子を愛する父マーティン・ウィットリーだ。マルコムは、渋々ながら父の知識を求めなければならない。凶悪な殺人犯たちを追跡する一方で、マルコムは自身が抱える心の闇に翻弄される。そのうえ、かつては社交界の花形であった慈善家の母親ジェシカ・ウィットリーからは、私生活について口出しされる始末だ。幸いにも、至って普通の妹エインズリー・ウィットリーはマルコムの良き理解者である。言っておくが、マルコムは決してシリアルキラーではない。単に、シリアルキラーのもとで育ったというだけだ。

各話あらすじ

放送時間

キャスト

マルコム・ブライト/Malcolm Bright (声:武藤正史)

殺人犯の思考や心理を知り尽くしている優秀プロファイラー。犯罪心理学者として随一の才能を持つ理由、それは1990年代に20人以上の命を奪った残忍なシリアルキラー“外科医”を父親に持つため。マルコムはその普通でない能力を、殺人鬼を阻止し犯罪を解決するために使っている。しかし、父親との悪夢のような過去を完全に払拭できているわけではなく、毎日のようにPTSDに悩まされ続けている。FBIに所属していたが、FBIや地元警察の考えに同意できないことも多々あり、最終的には辞職を迫られることに。ちょうどその時、幼いころから付き合いがあり信頼できる指導者ギル・アローヨ警部補に誘われ、ニューヨーク市警に顧問として加わった。

トム・ペイン Tom Payne

1982年12月21日、イギリス、ロンドン北東のチェルムスフォード生まれ。ロンドン大学のカレッジの1つであり、著名な俳優を輩出している演劇学校セントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマを2005年に卒業。直近では、ヒットシリーズ「ウォーキング・デッド」でポール・“ジーザス”・ロビアを演じたことが記憶に新しい。コミックでも人気だったキャラクターを、シーズン6中盤からシーズン9まで演じた。マイケル・マン、デヴィッド・ミルチ製作のHBOシリーズ「Luck(原題)」でダスティン・ホフマンと共演したこともある。映画デビューは『ペティグルーさんの運命の1日』で、エイミー・アダムスやフランシス・マクドーマンドと共演。『千年医師物語 ~ペルシアの彼方へ~』では主役を務めた。

マーティン・ウィットリー/Martin Whitly (声:高木渉)

マルコムの父親。知性があり、お金持ちで、カリスマ的な外科医だったが、1990年代に20人以上の人々を連続殺害し、最後は自宅に隠していた被害者を幼いマルコムが見つけて警察に通報し、逮捕に至った。世間ではシリアルキラー“外科医”と呼ばれており、今も精神科病院に収監されている。マルコムのことを心から愛しており、マルコムは父親逮捕後も大学卒業まで定期的に面会に訪れていた。FBI就職と同時にマルコムは面会に来なくなってしまったが、ニューヨーク市警で取り扱う初めての事件がシリアルキラー“外科医”の模倣犯であることから、マルコムが10年ぶりに面会に訪れて歓喜する。

マイケル・シーン Michael Sheen

1969年2月5日、イギリスのウェールズ生まれ。舞台と映画の両方で成功を収めている。舞台では、ロンドンのドンマー・ウエアハウスでの「カリギュラ」や「フロスト×ニクソン」、ヤング・ヴィク・シアターでの「ハムレット」などで数々の賞を受賞。ブロードウェイで上演された「アマデウス」のモーツァルト好演により、アメリカでも注目されるようになった。映画では、アカデミー賞ノミネート作品『クィーン』『フロスト×ニクソン』『ミッドナイト・イン・パリ』の3本に出演し、数々の賞を受賞。その他にも出演作は多数だが、『トワイライト・サーガ』フランチャイズの吸血鬼役や『アンダーワールド』フランチャイズの狼男役が印象的だろう。テレビでは、「マスターズ・オブ・セックス」でゴールデン・グローブ賞主演男優賞にノミネート、「グッド・オーメンズ」や「ステージド 俺たちの舞台、ステイホーム!」での主役も記憶に新しい。

ギル・アローヨ/Gil Arroyo (声:てらそままさき)

ニューヨーク市警の警部補。幼いマルコムが自宅に隠されていた被害者のことを通報して、駆けつけたのがギルだった。マーティンはギルを自宅に招き入れて毒入りのお茶で殺害しようとするが、幼いマルコムがそれをギルにこっそり教え、マルコムのおかげで命拾いした。マルコムとはそれ以来の仲で、マルコムの信頼できる指導者でもある。FBI辞職に追いこまれたマルコムを、ニューヨーク市警に顧問として迎え入れた。

ルー・ダイアモンド・フィリップス Lou Diamond Phillips

1962年2月17日、フィリピンの米海軍基地生まれ。米テキサス州で育ち、テキサス州立大学で演劇の学位を取得。テレビでは、「特捜刑事マイアミ・バイス」のゲスト出演で注目を浴び、これまでにAmazonシリーズ「弁護士ビリー・マクブライド」や「ブルーブラッド」「ブルックリン・ナイン-ナイン」など、実に多くの作品に出演している。また、「The Crossroads of History(原題)」でエミー賞短編シリーズ部門主演男優賞、Amazonシリーズ「Conversations in L.A.(原題)」でゲスト男優賞にノミネートされた。さらに、「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」や「エージェント・オブ・シールド」では監督を務めた。映画では、『落ちこぼれの天使たち』でゴールデン・グローブ賞助演男優賞にノミネートされ、『ラ★バンバ 』の主役で広く人気を得た。

ジェシカ・ウィットリー/Jessica Whitly (声:加藤有生子)

マルコムの母親。上品な慈善家だが、人を操るのが得意で皮肉も多く、マルコムの私生活すべてにおいて口出しをせずにはいられない。マルコムが父親への面会をやめたことを嬉しく思うが、FBIで殺人事件解決に関わっていることは良く思っていなかった。FBIを辞職したマルコムにしばらくは殺人事件に関わらないよう言うが、マルコムが今度はニューヨーク市警で殺人事件解決に携わり、さらには父親にも面会したことを知って憤る。

ベラミー・ヤング Bellamy Young

1970年2月19日、米ノースカロライナ州アシュビル生まれ。エール大学を英語と演劇研究の二重学位で卒業し、イギリスのオックスフォード大学の終了詔書も取得している。直近では、ションダ・ライムズ製作のピーボディ受賞シリーズ「スキャンダル 託された秘密」でメリー・グラント大統領夫人(後の大統領)を演じ、複数の賞を受賞。その他にも「クリミナル・マインド」「ダーティ・セクシー・マネー」「CSI:マイアミ」「scrubs ~恋のお騒がせ病棟」など、多くの作品に出演している。映画では、『リンクル・イン・タイム』『M:i:III』『ワンス・アンド・フォーエバー』などに出演し、テレビ映画『ザ・ナイトストーカー』でルー・ダイアモンド・フィリップスと共演したことがある。舞台経験も豊富で、歌手やアクティビストとしても活動している。

エインズリー・ウィットリー/Ainsley Whitly (声:森なな子)

マルコムの妹で、マルコムにとって一番の協力者。テレビ・ジャーナリスト。父親が連続殺害に手を染めていた当時はまだ物心ついていなかったため、事件や父親のことをあまりよく覚えていない。おかげで、マルコムがうっとうしいと思うほどに至って普通の人間に育った。母親と同じく、マルコムが殺人事件から離れて普通の人生を送ることを願っている。

ハルストン・セイジ Halston Sage

1993年5月10日、米カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。セス・マクファーレン製作のSFアドベンチャーシリーズ「宇宙探査艦オーヴィル」への出演が記憶に新しい。映画では、Netflix配信映画『ラスト・サマー ~この夏の先に~』や『X-MEN:ダーク・フェニックス』に出演。米業界誌Varietyの今後注目すべきスタートップ10に選ばれたことがある。騎手として8年の経験を持ち、受賞歴もある。

ダニ・パウエル/Dani Powell (声:品田美穂)

ギル率いるニューヨーク市警の捜査チームに所属する刑事。男勝りで強気で、何事にも真剣。マルコムのプロファイリングの様子を初めて目にした時、殺人鬼の視点から事件を見通すマルコムを見て感銘を受ける。

オーロラ・ペリノー Aurora Perrineau

1994年9月23日、米ニューヨーク州生まれ。テレビでは、エヴァ・デュヴァネイ製作のNetflixトゥルークライムシリーズ「ボクらを見る目」、Huluシリーズ「Into the Dark(原題)」や「プリティ・リトル・ライアーズ」などに出演したことがある。映画では、『ジェム&ホログラムス』でオーブリー・ピープルズ、ヘイリー・キヨコ、ステファニー・スコットらと共演。ドレイク・ドレマス監督のSFロマンスドラマ『ロスト・エモーション』にも出演している。

JT・ターメル/JT Tarmel (声:安齋龍太)

ギル率いるニューヨーク市警の捜査チームに所属する刑事。生粋のニューヨーカー。疑り深い性格で、最初からあまりマルコムのことを好いてなく、マルコム自身がサイコパスなのではないかと疑っている。

フランク・ハーツ Frank Harts

1979年5月30日、米イリノイ州生まれ。ジュリアード音楽院で演劇を学ぶためにニューヨークへ移り住み、在学中にラウル・ジュリア賞を受賞。2004年、ロレイン・ハンズベリー原作の「レーズン・イン・ザ・サン」でブロードウェイデビューを果たす。テレビの出演作は、「LEFTOVERS/残された世界」「ビリオンズ」「THE PATH/ザ・パス」「マスター・オブ・ゼロ」「BULL/ブル 法廷を操る男」など。映画では、ジム・ジャームッシュ監督の『パターソン』でアダム・ドライヴァーと、ジェイソン・ベイトマン監督の『ファング一家の奇想天外な秘密』でニコール・キッドマンと共演した。

イドリサ・タナカ/Edrisa Tanaka (声:榊原奈緒子)

ニューヨーク市警の検視官。変わり者だが、裏表がなくて優しい。マルコムに心ときめいており、そのことを同僚にからかわれたりするが、気にも止めていない。

ケイコ・アゲナ Keiko Agena

1973年米ハワイ州ホノルル生まれ。27歳にして「ギルモア・ガールズ」でティーンエイジャーのレーン役を演じ始め、複数の賞にノミネートされた。その他にも「13の理由」「ベター・コール・ソウル」「ダーティ・ジョン -秘密と嘘-」などに出演。ロサンゼルスで複数の即興チームと活動しており、共同プロデューサーを務めるヒットUCBスケッチコメディーショー「Asian AF(原題)」は、ロサンゼルスとニューヨークの両方で毎月ソールドアウトが続いている。

作品基本情報

原題:Prodigal Son
データ:今回シーズン1・2019~2020年/アメリカ/二カ国語&字幕/60分/全20話/HD作品
製作総指揮:グレッグ・バーランティ、サラ・シェクター、サム・スクレイヴァー、クリス・フェダク
出演:トム・ペイン、マイケル・シーン、ルー・ダイアモンド・フィリップス、ベラミー・ヤング、ハルストン・セイジ
日本語吹き替え:武藤正史、高木渉、てらそままさき、加藤有生子、森なな子、品田美穂、安齋龍太、榊原奈緒子