ストーリー
「こんばんは。真夜中の画廊<ナイト・ギャラリー>へようこそ」 夜、謎めいた画廊で一人の男がいくつかの絵画を案内する。どれも一般的な展示会では見られない、初めて人目に触れる珍品だが、それは芸術的価値からではない。キャンバスの上に凍りついた悪夢の一瞬を捉えているからだ。個々の絵画の題材は生や死であり、それらの絵画に描かれた背筋も凍るような物語を男は語り始める……。
「ミステリーゾーン」ファン、アンソロジー・ドラマファン必見!
「ミステリーゾーン」の生みの親ロッド・サーリングが手掛けたオムニバス形式のアンソロジー・ドラマ。
パイロット版に続き、スティーブン・スピルバーグの監督エピソードも!!
SFアンソロジー・ドラマの金字塔「ミステリーゾーン」の生みの親であるロッド・サーリングが、再び超常現象をテーマとするアンソロジー・ドラマに挑んだシリーズを字幕版日本初放送(ただしパイロット版のみチャンネル初放送)。サーリングは「ミステリーゾーン」同様、本作でも脚本とホスト役を務めており、「ミステリーゾーン」以外のロッド・サーリング脚本作が楽しめる非常に重要な作品となっている。本作は、60分(パイロット版は120分)の中で、2本あるいは3本の魅力的だが背筋の凍るような短編を放送するというオムニバス形式をとっている。
アンソロジー・ドラマである本作は毎回豪華な俳優陣が登場。『ロッキー』シリーズのバージェス・メレディス、TV「奥さまは魔女」エンドラ役アグネス・ムーアヘッドらに加え、1978年、映画『アニー・ホール』でアカデミー主演女優賞を受賞したダイアン・キートンが、彼女のキャリアの最初期に本作に出演しているのも見どころのひとつ。また、パイロット版に続き、スティーブン・スピルバーグが第4話「笑いを売る男」で再び演出を手掛けているのも見逃せない。
ロッド・サーリング/Rodman Edward Serling(1924~1975):脚本家。ニューヨーク州生まれ。子供の頃から週末は家族とブロードウェイに観劇に出かけ、兄のSF雑誌を読みふける。映画「キング・コング」(1933年)は12回も映画館に通ったという。高校を卒業後、空軍のパラシュート部隊に所属。第二次世界大戦中、フィリピン戦線に参加した際に、飛行機が着陸する寸前の地平線が見えなくなる時間を“Twilight Zone(トワイライト・ゾーン)”と呼ぶことを知る。復員後に大学に入学、文学と言語学を専攻、在学中からラジオ・ドラマを執筆し、1950年の卒業後は当時の新しいメディア、TVドラマの脚本を100本以上執筆、次々と社会的な問題作、話題作を発表し、1955~57年の3年連続でエミー賞脚本賞を受賞するなど代表的な社会派の脚本家の一人だった。しかし、時代はアクションやコメディなど軽めの娯楽作を求めるようになる。シリアスなドラマが敬遠される風潮が強まる中、1959年にサーリングがSFという手法を用いて、人種偏見や人間の暗部など心の叫びを結晶化させるべく挑んだ野心作が「ミステリーゾーン」である。「ミステリーゾーン」では企画、製作、脚本、ナレーション、ホストと一人5役で活躍。放送終了後の1968年には映画『猿の惑星』の脚本にも参加。「四次元への招待」では、脚本とホスト役を務めた。1975年、50歳の若さで他界。
「こんばんは。真夜中の画廊<ナイト・ギャラリー>へようこそ」 夜、謎めいた画廊で一人の男がいくつかの絵画を案内する。どれも一般的な展示会では見られない、初めて人目に触れる珍品だが、それは芸術的価値からではない。キャンバスの上に凍りついた悪夢の一瞬を捉えているからだ。個々の絵画の題材は生や死であり、それらの絵画に描かれた背筋も凍るような物語を男は語り始める……。
原題:ROD SERLING'S NIGHT GALLERY
データ:今回シーズン1・1970~1971年/アメリカ/字幕/60分/今回シーズン1全6話/SD作品
出演:ロッド・サーリング(案内役)ほか、毎回豪華出演者